三菱地所物流リート投資法人IPO初値予想は1.1倍を目指す展開か？

三菱地所物流リート投資法人（3481）が東証REIT市場へ上場します。
三菱地所が手掛けるため失敗は無いと思いますが、仮条件がどのあたりで決まるかで参加意欲が決まりそうですね。

想定価格は25万円なのである程度の層が参加するメリットもある気がします。
 

【目論見より】

本投資法人は、物流施設を主な投資対象とする上場不動産投資法人として、日本最大級の総合デベロッパーである三菱地所株式会社（以下「三菱地所」又は「スポンサー」ということがあります。）及び2001年の設立以来豊富な不動産ファンドの運用実績を有する不動産アセットマネージャーである三菱地所投資顧問株式会社（以下「本資産運用会社」「三菱地所投資顧問」 、 又は「MJIA」ということがあります。）の両社の強みをハイブリッド活用（注2）し、質の高いポートフォリオの構築と着実かつ安定的な資産運用を図り、投資主価値の最大化を目指します。

スポンサーは三菱地所になり、資産運用が三菱地所投資顧問のグループ企業です。日本の主要都市に大規模物流施設を持つ企業がIPOをします。他の方も言われていますが、私もこの銘柄が公開価格割れを起こすとは考えにくいと思うので、参加スタンスです。
 

物流施設比較では三井不動産ロジスティクスパーク（3471）や日本ロジスティクスファンド（8967）、ラサールロジポート（3466）などが参考になりそうです。分配利回りはどれも3.3％～4.4％内になりますが、一番参考になりそうなのは三井不動産ロジスティクスパークでしょう。
 

三菱地所リート案件では既にジャパンリアルエステイト投資法人（8952）が存在していますが、株主上位には三井物産が株主上位でいるんですよね～
 

日本格付研究所（JCR）からはAA-の長期発行格付けを取得していますし、「Moody’s⇒　A2」「S&P⇒　A+」「R&I⇒　AA-」を取得しています。
NOI鑑定平均利回りは4.9％、LTVもかなり低く32.4％となっています。
ポートフェリオは8物件を取得し、取得予定価格合計708億円、平均不動産鑑定評価737億円になります。
 

リート（REIT)がIPOをする場合には抽選による配分も多くなるため、IPO抽選率はかなり高くなります。主幹事からの申込だと通常の10倍以上の確率で当選出来ると思います。
今回の主幹事はSMBC日興証券ですが、インターネット配分も相当数がばらまかれるため三井不動産ロジスティクスパークのような展開になれば利益が出そうです。
 

資金に余裕があるのであればしばらく保有するのもリートならではの投資方法かもしれません。日本再生エネルギー（インフラリート）や さくら総合リート、大江戸温泉リートなどとは質が全く違いますからね。
 

想定価格による吸収金額は約495億円でオーバーアロットメントを含めると約515億円です。
この規模であれば消化できると思うので、前向きな参加を考えています！初値利益5％～10％を目指してほしいがどうなるのか楽しみです！
 

三菱地所物流リート（3481）IPO主幹事引受け企業⇒　SMBC日興証券

※SMBC日興証券でIPOの当選をするにはどうしたらよい？