後期型IPO申込のメリットは何なのか?証券会社別の資金活用
後期型IPOの申込を活用するとIPO当選確率がアップする事があります。
これは通常行われているIPO抽選と日程のずれがあり、上手く活用する事でメリットが生まれてきます。特に投資資金が少ない方にはチャレンジすると良い結果が生まれるかもしれません!
通常のIPO申込方法は、銘柄選択をしブックビルディング期間に申込みます。
また申込みをする段階で仮条件上限の資金が必要になります。基本的に前受金を採用していいる証券会社が多く資金を拘束されますので同一資金で他の証券会社のIPO申込をする事はできません。
※マネックス証券を参考
これが通常のスタンスになる訳です。しかし、知らないだけで実は後期型申込を採用している企業がいくつか存在しています。今回はその日程に注目してみたいと思います!
目次まとめ
後期型IPO抽選が行われる企業が存在する
後期型申込を採用している企業の中で幹事をよく引き受けるのは岩井コスモ証券です。申込日程を確認してみると、資金拘束のタイミングに違いがある事が解ります。
このようなことを考える方は少ないかもしれませんが、この差で数十万円の利益が出る可能性があるため事前行動は大事だと思います。投資資金が少ない時期に私も資金移動をして24万円くらい利益が出たことがあります。その後は入金しっぱなしですが、少しの努力による差は大きいと感じました。
※岩井コスモ証券BB日程表
エディアはSBI証券主幹事案件の銘柄でした、通常の申込期間は3月30日~4月05日です。上記のブックビルディング期間と同じです。そして抽選日は4月06日でした。
しかし、岩井コスモ証券のように後期型申込を採用している企業の日程を見て頂くと解りますが、4月08日~4月12日となっています。
ここで気が付く方がいると思います。通常の抽選は4月06日なのでそれから後期型申込の企業にIPOの抽選申込をしても間に合うのです。次に資金拘束のタイミングが後期型の場合は購入申込期間に申込んだ時になります。
IPOに参加する場合にはインターネットバンクや郵便局を使うと思うので、入出金手数料は殆どかかりません。なのでどれだけIPOに当選したいかと言う気持ち次第で当選確率を上げる事が出来ます。
また後期型申込はブックビルディング申込をした後に、購入申込が必要になるためかなりの人が申込を忘れる傾向にあります。ブックビルディングが幾つもの銘柄で重なると日程が解らなくなることも逆手に取ればメリットなのです。
IPO申込が後期型の証券会社はどこなのか?
IPO申込をする場合に押さえておきたい後期型の証券会社は意外にあります。岩井コスモ証券やauカブコム証券は取扱数も多いため有名です。
全てインターネット証券なので気軽に申込が出来ます。
この中でも岩井コスモ証券はIPOの取扱い数が多いので必ず押さえておきたい企業なのでお勧めします。楽天証券は委託経由のIPO取扱いがあるので気が付かないうちにブックビルディングが終了している事があります。
岩井コスモ証券は2015年のIPO総数が92銘柄あり、その内41銘柄も取り扱いが行われていたのでそれなりにチャンスがあった事になります。郵政グループ企業上場では当選者も多かったですね。
※2017年は90社中39銘柄の取扱い実績となります!
auカブコム証券も取扱いが多く、グループ会社である三菱UFJ・モルガンスタンレー証券からの委託配分が行われます。郵政グループ上場では相当の当選者を排出した企業です。引受株数の100%を平等抽選なので期待できる確率も大きいです。
後期型IPO申込み採用でも委託幹事の場合がある
後期型IPO申し込みのメリットについて書きましたが、委託取扱いの場合もあります。委託の場合には幹事引き受けに名前が掲載されないためIPOの取扱いに気が付かないことが多いです。
委託幹事の場合には取扱い株数が基本的に少ないと考えられるため申込みを控える方もいます。しかし、口座があるのならば申し込みをしておくことで当選できる確率が上がります。気が付いた時だけでもよいので申し込みをお勧めします。
最近は前受金が不要でIPO抽選に参加できる企業が増えたので、楽にIPOの申込ができるようになっています。事前に資金が不要になるので前受け金不要の企業が口座を持っておくべきです。世の中には運が良い方が結構いますからね。
自己資金と投資のスタイルを考えて上手にIPOの申込みをしておきましょう。申込まないと配分は無いので出来る限り口座も増やしておくと良いとおもいます。
IPOに当選したいならどうすれば良いのか?
IPOに当選したいのであれば、まず資金の確保優先です。
次にIPO口座を出来るだけたくさん開設することが重要です。
IPO投資をするのに口座が3個しかない人と10個ある人では、考えただけで差が生まれる事が解ります。毎回落選しても申込続けることでいずれ当選すると私は考えています。落選するのが当たり前ですが、やり続けることで当選できるはずです。私の場合は年間に200万円くらいの利益がでているため頑張った以上にリターンがあります。
【証券会社別にIPO抽選ルール詳細を調べました】
SMBC日興証券のIPO抽選
SBI証券のIPO抽選
マネックス証券のIPO抽選
SBIネオトレード証券のIPO抽選岡三オンライン証券のIPO抽選
岩井コスモ証券のIPO抽選(後期型の申込み)
auカブコム証券のIPO抽選(後期型の申込み)
楽天証券のIPO抽選(後期型の申込み)
証券会社別にIPO抽選ルールを調べていますので良かったら参考にしてください。この他にも大手証券口座もあるので忘れないように作っておきましょう。
IPO投資は資金を有効活用しながら手堅く当選を狙いつつ再投資をしましょう。ある程度お金が貯まると入出金もせずにIPOの申込が出来るのでそこまで頑張れば楽しみ倍増です!
IPO初心者の方は知らない情報だと思いますが、上場日が決まっていても「証券会社毎にルールが異る」事があります。全てを覚えるのは難しいかもしれませんが、まとまった資金があるという方は証券口座を開設しておくとそのうちわかってくると思います。
慣れれば同じことを繰り返すだけの投資なので簡単です。