オプティマスグループ(9268)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報
オプティマスグループ(9268)IPOが新規上場承認されました。
承認場所は東証2部になり、中古自動車輸出業を主な事業にしています。
事業収益の柱は貿易ですが、物流やサービス、検査などもセグメントに含まれています。取引先はニュージーランドの事業者向けとなっており、業績は安定しています。初値期待は出ると思いますが、IPOでは人気が乏しい東証2部上場、吸収金額は約31.7億となり微妙なところです。
業 種 | 卸売業 |
上場市場 | 東証2部 |
公開予定 | 12月26日 |
BB期間 | 12月08日~12月14日 |
企業ホームページ | https://www.optimusgroup.co.jp/ |
【事業の内容】
海外自動車ディーラー向け中古車自動車輸出に係る自動車総合サービス
【手取金の使途】
手取概算額419百万円については、319百万円を子会社への投融資資金に、100百万円を子会社の設備投資資金に充当する予定であります。
具体的には、子会社への投融資資金319百万円については、ニュージーランドにおける自動車ローン事業を拡大すべくAuto Finance Direct Limitedの顧客向け自動車ローンの貸付資金に全額充当する予定です。充当時期は2019年3月期を予定しております。
目次まとめ
オプティマスグループ(9268)IPOの業績と事業内容
1988年4月に水産食品の輸出入事業を目的として事業が始まり、現在に至るようです。
現在のグループ企業は子会社26社、関連会社が1社となっており、ニュージーランドやオーストラリア、イギリスなどにも子会社があります。
主にニュージーランドへの輸出が多くなっています。
内容は、日本で中古車を仕入れ海外で販売をする流れとなっており、オートオークション事業者より中古自動車を仕入れています。基本的に現地ディーラーへ販売をしているそうです。
セグメント別の売上や営業利益などは上記のようになります。
意外と検査による収益が大きいようですが、売上が大きな貿易はコストが掛かるようです。
検査では人手の問題で就業人数が281人と多いようですね。
今後は新市場を目指すため、オーストラリアやインドネシアへのアプローチをしていくそうです。
事業はシステム化されていると思うため、新市場の獲得が今後の事業を左右すること間違いなし!と言ったところです。
オプティマスグループ(9268)IPO仮条件から公開価格の日程
想定価格 | 1,710円 |
仮条件 | 1,710円~1,800円 |
公開価格 | 12月15日 |
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約27.5億円です。
オーバーアロットメントを含めると約31.7億円になります。
日本車は海外市場で人気です。
車種によっては日本の数倍にもなる中古車が存在するため、仲介業者も利ザヤを得ることが可能でしょう。
ニュージーランドでは日本よりも車を使うことが多いそうです。日本では1000人当たり479台とデータがありますが、ニュージーランドでは同比較で657台だそうです。
それを考えるとまだまだニュージーランドへの輸出は拡大できるのかもしれません。
物流では価格交渉により費用削減が成功しているようです。検査では燻蒸処理施設や大型トラック対応施設等による設備度投資で検査品質の強化をしているそうです。
オプティマスグループ(9268)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 270,600株 |
売出株数 | 1,340,600株 |
公開株式数 | 1,611,200株 |
OA売出 | 241,600株 |
引受幹事 | 野村證券(主幹事) みずほ証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 auカブコム証券 SMBC日興証券 SBI証券 いちよし証券 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの委託でauカブコム証券でも当選期待ができそうです。株数が多いため平幹事でも当選は高めでしょう。
いちよし証券から申込む方は少ないでしょうから、口座があれば申し込んで良いかもしれません。
東京都港区芝三丁目本社になり、会社設立が2015年1月です。
目論見にはグループの始まりは1988年の(株)日貿・ジャパントレーディング(現在の日貿)を設立とあります。
従業員は22人(連結437人 臨時雇用78人)、平均年齢41.9歳、平均勤続年数1.2年、平均年間給与約879万円と高額のようです。
オプティマスグループ(9268)IPOの初値予想
※株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、貸株人及び売出人である山中信哉、売出人であるデイモン・スコット・ジャクソン、ロバート・アンドリュー・ヤング及びマーティン・フレイザー・マッカラック並びに当社株主であるピーター・ケネス・ジョンストン、山中玲子及びジャクソン美千代は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の2018年3月25日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと及びグリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること等は除く。)は行わない旨合意しております。
オプティマスグループIPO幹事引受け株数決まる
幹事団 | 引受け株数 |
野村證券(主幹事) | 1,369,600株 |
みずほ証券 | 64,400株 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 64,400株 |
SMBC日興証券 | 64,400株 |
SBI証券 | 32,300株 |
いちよし証券 | 16,100株 |
※目論見の訂正事項発表後に株数を記載、委託幹事は記載なし
オプティマスグループIPOの直感的初値予想
第一弾⇒ 1,800円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,850円
※仮条件発表後
オプティマスグループIPOの大手初値予想
初値予想上限1,900円
オプティマスグループ(9268)IPOを個人的に分析してみました
ストックオプション期間 | 株数残 |
2018年4月15日~ 2026年4月14日 | 389,480株 発行価格1,602円 |
ロックアップ期間は90日間、ロックアップ解除倍率は目論見に記載がありません。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の5,293,125株から算出すると想定価格ベースで約90.5億円になります。
東証2部上場を考えると市場からの吸収金額が少し大きいと思いますが、妥当と言えば妥当路線です。
事業に新規性は感じられませんし、業績が急拡大しなければ東証1部へのさや替えも時間がかかるでしょう。上場日も12月26日となり受け渡し日ベースでギリギリです。思惑で初値利益が少し取れると考えています。
多分、全力申込をすると思いますが、よほど他のIPOで大きな利益が出たり損失が出てメンタル不安定にならなければ「GO!」ですね。
オプティマスグループ(9268)IPO幹事引受け企業⇒ SMBC日興証券
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