ABホテル(6565)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報
ABホテル(6565)が新規上場承認されました。
ホテル事業を行う企業で業績も好調に推移しています。
親会社が東祥(8920)となっているためベンチャーキャピタルもありません!上場規模も通常サイズのため初値利益を期待できそうなIPOです。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | JASDAQスタンダード |
公開予定 | 12月25日 |
BB期間 | 12月08日~12月14日 |
企業ホームページ | http://www.ab-hotel.jp/ |
【事業の内容】
当社は、『健康』をキーワードにホテルで快適に過ごして頂くように宿泊サービスの提供を行っており、「ABホテル」という名称で愛知県を中心に各地でホテル事業を運営しております。
【手取金の使途】
手取金は全額を新規出店に係る設備投資資金に充当する予定
目次まとめ
ABホテル(6565)IPOの業績と事業内容
愛知県に10店舗、埼玉県に1店舗、石川県に1店舗、奈良県に1店舗、群馬県に1店舗、岐阜県に2店舗、静岡県に1店舗の合計17店舗を運営し、通常のビジネスホテルよりも快適に、シティーホテルよりもリーズナブルにを目指した空間の提供をしている企業です。
インバウンド銘柄になりますが、海外旅行者の増加に伴いホテル事業や環境事業は伸びつつけています。
政府としても2030年に6,000万人になると予想しています。日本は観光事業に頼るしかないとも言われているため、ABホテルも期待ができそうです。
出店戦略は、駅前や主要インターチェンジ付近などビジネスでの利用が見込める地域を中心に、安定的な宿泊需要が見込める立地を厳選し、多店舗展開をしています。観光地などは季節の特需が無ければ収益的に安定しないため、交通機関が備わった環境は安定していると思います。
施設は、客室内のユニットバスのみではなく、全店舗に大浴場を設置することにより、お子様連れのご家族や足を伸ばしてお風呂を楽しみたい方などにも対応しています。さらに、全店舗に宴会場や会議室を設けない宿泊特化型のビジネスホテルとして展開することで収益の安定化を目指しています。
前身の株式会社東祥のホテル事業部だったことから、そのノウハウを生かしていることで収益安定に成功しているようです。
利用していただく顧客に対して、特典(割引、一定ポイント残高に応じたQUOカードへの交換、チェックアウト時間の延長、チェックインの簡略化)を付したABホテル会員制度を設けリピート率の増加・維持にも取り組んでいます。
インターネットによる集客にも取り組んでいて、楽天トラベル・じゃらん等の他社サイト、そして自社ホームページの活用により事業の安定化を図ります。
ABホテル(6565)IPO仮条件から公開価格の日程
想定価格 | 1,400円 |
仮条件 | 1,400円~1,500円 |
公開価格 | 12月15日 |
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約10.1億円です。
オーバーアロットメントを含めると約11.6億円になります。
客室単価は6,000円程度となっているため人気となっていますが、稼働率は80%で経常利益が35%程度確保できるそうです。人件費は委託方式を採用しており、ホテルの稼働率に応じてインセンティブを支払う仕組みのようです。
ABホテル(6565)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 260,000株 |
売出株数 | 460,000株 |
公開株式数 | 720,000株 |
OA売出 | 108,000株 |
引受幹事 | 大和証券(主幹事) 東海東京証券 SMBC日興証券 SBI証券 |
主幹事大和証券ねらいだと思いますが、平幹事でも期待ができそうです。
そこそこ相性の良い東海東京証券にも期待したいと思います。前回は補欠でしたが、今度はストレート当選を狙いたいと考えています。
会社設立は2014年10月01日、愛知県安城市三河安城町1-9-2に本社があります。
愛知県なので調べると、名古屋証券取引所2部に同時上場となっていました。
従業員数は18人で平均年齢30.6歳、平均勤続年数1.6年、平均年間給与約454万円です。先ほども書きましたが、人件費は委託方式となっており研修期間以外は自社雇用から外れるそうです。
ABホテル(6565)IPOの初値予想
※株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、貸株人かつ売出人である株式会社東祥及び当社の株主であるAB開発合同会社は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後180日目(平成30年6月22日)までの期間(以下、「ロックアップ期間」という。)、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し及びグリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得することを除く。)を行わない旨を合意しております。
ABホテルIPO幹事引受け株数決まる
幹事団 | 引受け株数 |
大和証券(主幹事) | 640,800株 |
東海東京証券 | 36,000株 |
SMBC日興証券 | 36,000株 |
SBI証券 | 7,200株 |
※目論見の訂正事項発表後に株数を記載、委託幹事は記載なし
ABホテルIPOの直感的初値予想
第一弾⇒ 2,400円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 2,400円
※仮条件発表後
ABホテルIPOの大手初値予想
初値予想上限2,100円
ABホテル(6565)IPOを個人的に分析してみました
ストックオプション期間 | 株数残 |
平成30年1月1日~ 平成31年12月31日 | 30,000株 発行価格500円 |
ロックアップは180日間、ロックアップ解除倍率は目論見に記載がありません。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の6,980,000株から算出すると想定価格ベースで約97.7億円になります。
売出し人は親会社の東祥となっていますが、東祥の株価は常に上昇傾向のようです。
私の保有株も長期に渡り上昇してくれればよいのですが、中々長期運用は難しいと感じます。
ところで上場日が12月25日となっているため受け渡し日を考えると残り数日の承認期間です。オーラスIPOにはならないと思いますが、当選してハッピークリスマスになれば嬉しいですよね~
ABホテル(6565)IPO幹事引受け企業⇒ SMBC日興証券
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