【評価】D&Mカンパニー(189A)IPOの上場と初値予想
D&Mカンパニー(189A)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事は大和証券が引受けます。
上場規模は約7.8億円で公開株数680,000株、オーバーアロットメント102,000株です。想定発行価格は1,000円になっています。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 6月11日~6月17日 |
BB期間 | 5月27日~6月07日 |
企業ホームページ | https://www.dmcompany.co.jp/ |
事業内容 | 医療機関等に対する経営サポート事業 |
目次まとめ
D&Mカンパニー(189A)IPOの業績と事業内容
事業を構成する主要なサービスはF&I(ファイナンス&インベストメント)、C&Br(コンサルティング&ビジネスリノベーション)、HR&OS(人材&アウトソーシング)の3つのサービスです。
複合的に医療機関等に提供することにより事業を展開しています。
同社グループの特徴は、コンサルティングを行うことで顧客の課題と問題点をあぶり出し、その解決策を実行するためにこれら3つのサービスを融合して提供することです。
D&Mカンパニー(189A)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,000円 |
仮条件 | 950円~1,000円 |
公開価格 | 6月03日~6月07日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約6.8億円です。オーバーアロットメントを含めると約7.8億円になります。
上場規模が小さいためロックアップ解除倍率となる公開価格1.5倍は期待できそうです。賑わえば初値持越しもあり得るかもしれません。
D&Mカンパニー(189A)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 580,000株 |
売出株数 | 100,000株 |
公開株式数 | 680,000株 |
OA売出 | 102,000株 |
引受幹事 | 大和証券(主幹事) みずほ証券 SBI証券 松井証券 ひろぎん証券 岡三証券 |
委託見込 | 大和コネクト証券 岡三オンライン SBIネオトレード証券 |
大和証券狙いのIPOみたいですね。平幹事からの当選は難しそうです。それでも申込んでおきたいと思います。
会社設立は2015年11月02日、本社住所は大阪府大阪市中央区平野町三丁目1番2号、社長は松下明義氏(57歳)です。※2024年5月09日時点
従業員数は19人、平均年齢51.8歳、平均勤続年数2.2年、平均年間給与約558万円です。連結従業員数は33人です。
D&Mカンパニー(189A)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
株式会社YSY | 800,000株 | 48.78% |
松井 信博 | 160,000株 | 9.76% |
松下 明義 | 102,000株 | 6.22% |
イノベーション・エンジンPOC第2投資事業有限責任組合 | 84,000株 | 5.12% |
松井 太 | 80,000株 | 4.88% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間と180日間にわかれ90日間分には公開価格1.5倍以上でロックアップ解除設定があります。ベンチャーキャピタル3社保有分が早期売却の可能性があります。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
大和証券(主幹事) | 557,600株 | 82.00% |
みずほ証券 | 68,000株 | 10.00% |
SBI証券 | 34,000株 | 5.00% |
松井証券 | 13,600株 | 2.00% |
ひろぎん証券 | 3,400株 | 0.50% |
岡三証券 | 3,400株 | 0.50% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,500円~2,300円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,450円~1,650円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
D&Mカンパニーの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,200円~1,500円
修正値1,300円~1,500円
人気業態だが思ったほど初値が伸びないらしい。ファンド保有分のロックアップが公開価格1.5倍以上で外れるため警戒されているようだ。
業績も頭打ち感があるためしばらくは横ばいの株価かもしれない。
診療・介護報酬債権などを買い取るファクタリングは底堅い人気が見込める。だが同社は費用が先行し現時点での評価は低そう。
成長こそしているが人件費も重いらしい。債権買取り以外にも取り組むビジネスがある事は良いと思う。
上場規模は7.8億円なのでもう少し初値が飛ぶ期待があると思うが地合い的に厳しいのかもしれない。公募組は積極的に参加しておきたいIPOだ。
D&Mカンパニー(189A)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2021年5月18日~2029年5月17日 | 52,000株 発行価格160円 |
2022年5月19日~2030年5月18日 | 6,000株 発行価格160円 |
2025年8月09日~2033年8月08日 | 48,000株 発行価格750円 |
ロックアップは90日間と180日間にわかれ90日間分が1.5倍以上で解除されます。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。58,000株が行使期限入りしています。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の2,114,000株から算出すると想定価格ベースで約21.1億円になります。
IPOに資金が向かう地合い回復が望まれます。この時期のIPOはここ数年盛り上がっているため期待しています。VC保有株は少ないので初値2倍くらい行けばいいですね。
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