インバウンドテック(7031)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報
インバウンドテック(7031)IPOが新規上場承認されました。上場市場は東証マザーズで、主幹事は東海東京証券が務めます!今年1本目の主幹事で期待の銘柄が登場しています。公開株数は199,400株と少なく、オーバーアロッメント29,900株になります。当選するには難しい株数ですが当選した場合は大きな利益を生みそうです。
音声合成エンジン及び音声合成に関連するソリューションの提供を行っている企業ですが、自社コンタクトセンターに問い合わせがあった場合に24時間365日エンドユーザーに対してサービスを提供できるそうです。しかも日本語を含めた12ヶ国語に対応しているそうです。その他クライアントに代わって見込み顧客に対して営業を行うセールスアウトソーシングも手掛けています。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | マザーズ |
公開予定 | 上場承認取消(中止) |
BB期間 | 6月12日~6月18日 |
企業ホームページ | https://www.inboundtech.co.jp/ |
事業の内容 | 24時間365日・多言語対応コンタクトセンター運営事業、セールスアウトソーシング事業 |
【手取金の使途】
手取概算額465,202千円については、「1 新規発行株式」の(注)5.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限104,805千円と合わせた手取概算額合計上限570,007千円を、設備資金及び運転資金に充当する予定であります。具体的な内訳及び充当予定時期は、以下のとおりであります。
①社内基幹システムの改修及び老朽化したPC等機器の入替35,000千円(平成31年3月期15,000千円、平成32年3月期20,000千円)
②従業員の増加に伴う本社増床費用15,824千円及び移転費用137,000千円並びに保証金に37,176千円(平成31年3月期20,000千円、平成32年3月期170,000千円)
③事業拡大に伴うコンタクトセンター拠点の新規開設24,000千円並びに保証金に1,000千円(平成31年3月期25,000千円)
④AI(人工知能)通訳を中心としたマルチリンガルCRMシステムの機能拡充などの開発費用に85,000千円(平成31年3月期25,000千円、平成32年3月期60,000千円)
⑤提案営業やコンタクトセンター運営に優れた人材の採用費及び人件費として、140,000千円(平成31年3月期50,000千円、平成32年3月期90,000千円)
⑥「マルチリンガルCRM事業」におけるクライアント獲得のための広告宣伝費として、70,000千円(平成31年3月期20,000千円、平成32年3月期50,000千円)
目次まとめ
インバウンドテック(7031)IPOの業績と事業内容
業績を判断するには材料不足ですが、2期分と今期の第三四半期データを見る限りでは事業が好調に推移しているように思います。また、資金使途には人工知能(AI)通訳にも今後力を入れていくそうなので東京オリンピックまでにサービスがしっかり提供できるといいですね。
マルチリンガルCRM事業とセールスアウトソーシング事業を行っており、クライアントの多様なニーズや課題に対応するビジネスモデルをプログラムし柔軟なビジネスソリューションを展開できることが強みとなっています。
マルチリンガルCRM事業は、主にクライアントの顧客向けに展開するサポート業務を受託し、自社コンタクトセンターにて、エンドユーザーからの問い合わせをクライアントに代わって対応するサービスを提供しています。特徴としては24時間365日体制で稼動しているため、夜間や休日などでもエンドユーザーからの問い合わせを逃すことなく対応が可能。そして多言語に対応している特徴があります。
顧客に対し電話による音声形式に加え、タブレット型デバイスを使った映像通信、ウェブサイト、電子メール、SNSなど様々な通信手段に対応しており、国内における日本語を対象としたサポートだけでなく、外国語でのサポートや海外マーケティング等が必要な業種など、時間帯・通信手段・言語を問わず幅広い活用が可能だそうです。また、マルチリンガルCRM事業を専門に行っている国内の企業は少なく、競合他社は非上場企業が中心ということです。
セールスアウトソーシング事業では、クライアントに代わって見込み顧客に対して営業(インサイドセールス)を行うサービスを提供しています。特徴としてはオペレーターの契約獲得量ではなく、オペレーターの稼動人数が売上となる契約方針の下で活動しています。通常だと、成果報酬型と呼ばれる契約形態が多く、見込み顧客との契約が成立した段階でクライアントへの売上が発生しますが、同社の場合は違う提携方法を採用しています。
このため、より安定した収益構造が形成されている。そして、クレームになるような過剰な販売勧誘を抑止するコンプライアンスにつながる体制である点が特徴になります。
少し気になる点としては、社員数よりも臨時雇用(派遣)などが多いため今後の事業拡大では人材が一つのポイントとなりそうな気がします。2020年のオリンピック(パラリンピック)まであまり時間がないため、上場による資金を上手く生かしてほしいところです。人材の採用費及び人件費は1.4億円を使用するそうです。
インバウンドテック(7031)IPO仮条件から公開価格の日程
想定価格 | 3,810円 |
仮条件 | 3,810円~3,980円 |
公開価格 | 6月19日 |
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約7.6億円です。
オーバーアロットメントを含めると約8.7億円になります。上場規模は小さいですが、1枚あたりの単価設定が高いため初値利益が大きくなると思います。是非欲しいIPOですが、株数も20万株程度なので抽選も激戦でしょうね。
上場日が6月27日で資金分散されるのが勿体ないほどです。単独上場であれば50万円位は利益が見込めそうなのにですね。逆に上場日が重なるということはIPOに申込む方の資金が関係あるため若干当選しやすくもなります。大きな利益を出せなくてもどれかに当選したいものです。
インバウンドテック(7031)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 135,000株 |
売出株数 | 64,400株 |
公開株式数 | 199,400株 |
OA売出 | 29,900株 |
引受幹事 | 東海東京証券(主幹事) SBI証券 香川証券 エイチ・エス証券 むさし証券 エース証券 マネックス証券 |
当選を狙うなら主幹事である東海東京証券でしょう。他の証券会社に資金がれば申し込むスタンスでよいと思います。SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込んでおきましょう。
東海東京証券主幹事の場合は株価がぶっ飛ぶことがあるため今回も期待したいと思います。企業名にインバウンドとそのまま入っているため訪日としてわかりやすいところがいいですね。またオリンピック銘柄でもあります。
会社設立は2015年4月となっていてわずか3年での上場となります。本社は東京都新宿区新宿にあり、東海東京証券の地場ではないみたいですね。社長は東間大氏51歳となります。
従業員数は27人(臨時雇用者70人)、平均年齢37.7歳、平均勤続年数2.6年、平均年間給与約469万円となります。
インバウンドテック(7031)IPOの初値予想
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
株式会社a2media | 154,200株 | 21.64% |
下大 薗豊 | 95,400株 | 13.39% |
株式会社グローバルキャスト | 76,500株 | 10.74% |
アイビスAM投資事業組合 | 55,800株 | 7.83% |
株式会社光通信 | 52,500株 | 7.37% |
株式会社アクセル | 52,500株 | 7.37% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である下大薗豊及び売出人である株式会社グローバルキャスト、金子将之、佐野功一及びソケット株式会社並びに当社株主である株式会社a2media、株式会社ベクトル及び東間大は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成30年12月23日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)等を行わない旨合意しております。
当社株主である株式会社光通信、株式会社アクセル及び株式会社ハローコミュニケーションズは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成30年12月23日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却(ただし、その売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所における売却等は除く。)等を行わない旨合意しております。
当社株主であるアイビスAM投資事業組合は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成30年9月24日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式25,800株についての売却(ただし、その売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所における売却等は除く。)等を行わない旨合意しております。
インバウンドテックIPO幹事引受け株数決まる
幹事団 | 引受け株数 |
東海東京証券(主幹事) | 178,400株 |
SBI証券 | 6,000株 |
香川証券 | 5,000株 |
エイチ・エス証券 | 4,000株 |
むさし証券 | 2,000株 |
エース証券 | 2,000株 |
マネックス証券 | 2,000株 |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
インバウンドテックIPOの直感的初値予想
第一弾⇒ 8,000円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 8,200円
※仮条件発表後
インバウンドテックIPOの大手初値予想
6,000円~7,500円
その後、6,500円~8,000円
インバウンドテック(7031)IPOを個人的に分析してみました
ストックオプション期間 | 株数残 |
平成28年12月09日~平成38年12月08日 | 49,500株 発行価格1,076円 |
ロックアップは90日間(平成30年9月24日)と180日間(平成30年12月23日)の設定があり、一部の株主やVCに対しロックアップ解除倍率1.5倍の設定が別途あります。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の798,000株から算出すると想定価格ベースで約30.4億円になります。株数が少ないためVC保有も少なくなり少し魅力的な銘柄だと思います。
初値2倍でも大きな利益ですが、インバウンド特需で面白い展開があるといいですね。株価が乱高下すると見ているだけ面白いです。同社はビックデータや人工知能(AI)を使ったビジネスも行っているためこの辺りも多少意識されると思います。
短期間での上場なので上場後の展開は株価次第だと思いますが色々期待したいと思います。まだ、今から口座開設をしても間に合うと思うので主幹事だけでも押さえておきましょう。
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⇒ 東海東京証券公式
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