神戸天然物化学(6568)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報
神戸天然物化学(6568)IPOがマザーズに新規上場承認されました。IPOに当選出来そうな上場規模なので積極的に申込みをすれば複数株の当選も期待ができそうです。事業内容も安定的に利益を出せそうな構造です。
上場規模がオーバーアロットメントを含めて約61億円なのは大きなデメリットのように思いますが、昨年の勢いが継続していれば難なく吸収できるでしょう。地合いが問題ですね。
株主にベンチャーキャピタルやストックオプションも無く、上場による買い需要が旺盛だと面白そうなセカンダリーが見れるような気がしています。取引先も大手企業が多く関連企業からの買いもあるように思います。
提携を円滑にするため株式交換なども今後期待ができそうです。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | マザーズ |
公開予定 | 3月15日 |
BB期間 | 2月28日~3月06日 |
企業ホームページ | http://www.kncweb.co.jp/ |
事業の内容 | 有機化合物の受託研究、受託製造・分離精製及び技術開発 |
【手取金の使途】
手取概算額2,947,864千円及び本第三者割当増資の手取概算額上限729,819千円を合わせた、手取概算額合計上限3,677,683千円については、うち3,390,000千円を設備投資資金に充当する予定であり、残額を借入金の返済に充当する予定であります。
目次まとめ
神戸天然物化学(6568)IPOの業績と事業内容
業績面の心配はいらないような経営指標となっています。売上が47.7億円で当期利益が4.8億円程度でています。今期は第3四半期にも関わらず既に前年を大きく超えているため四半期累計利益の期待は大きいと思います。
どこまで株価に織り込まれるのか面白そうです!
3月決算になり、5月あたりに決算短信発表になると思うためホルダーは期待していいのかも?マザーズ上場になるため値動きは荒いかもしれませんが、期待したいですね。
取引先の状況を目論見で確認をすると、10年以上の付き合いがある企業の売上が73.9%を占めいています。3年以下の取引先も7.2%となっているため新規顧客も少しづつ増えている状況でしょう。
上場に際し33億円を設備投資に回すとしていることから、売り上げ拡大も狙えそうです。
設備にお金が大きくかかりそうですが、クライアントが増えれば問題ないでしょう。東レや東和薬品への売上割合が大きいようで2社合わせて20%以上となっています。
前期の借入金が減っているし、上場による資金集めにより返済も行うため財務状態もよさそうです。マザーズ上場にどれだけのコストが掛かるのか解りませんが、自己資本比率も高いため安泰か?
神戸天然物化学の事業は研究機関から「製品研究や製品開発」を請負をしています。
バイオテクノロジーや分析の技術を保有し専門家がかなりいるようです。また、製品ステージに合わせ研究や開発、量産などのデータを具体化させクライアントに提示するシステムがあります。
クライアントも研究や開発の手間が掛からずよい関係が気づけそうです。ただし、ミスがあると大ごとになる可能性はあります。創業33年の信頼は厚いでしょう。
神戸天然物化学(6568)IPO仮条件から公開価格の日程
想定価格 | 2,340円 |
仮条件 | 2,140円~2,340円 |
公開価格 | 3月07日 |
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約53億円です。
オーバーアロットメントを含めると約61億円になります。上場規模を除けば全力参加で問題がない案件と言い切れますが、上場規模が大きいため買いが入らないと公開価格割れも起こり得るかもしれません。
あまり悲観的になるようなことはありませんが、万が一もあるかもしれないと思いながら申し込みを済ませましょう。ニューヨーク市場が安定すれば買い需要は多いと思っています。上場日の3月15日まで時間があるため良い方向に向かえば買いだと思います。
神戸天然物化学(6568)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 1,380,000株 |
売出株数 | 888,000株 |
公開株式数 | 2,268,000株 |
OA売出 | 340,200株 |
引受幹事 | SMBC日興証券(主幹事) 野村證券 SBI証券 エース証券 |
当選狙いならばSMBC日興証券で間違いありません。証券口座がないと当選期待はかなり低くなると思います。主幹事取り扱いも多いためIPOをするならば口座は作っておくべきでしょう。株数も多いため、店頭口座の方は複数配分が狙えそうです!
会社設立は1985年1月で本社は兵庫県神戸市西区高塚台3丁目2-34、社長は広瀬克利氏76歳です。
従業員数は244人となり、平均年齢は40.6歳、平均勤続年数11年、平均年間給与約624万円です。
神戸天然物化学(6568)IPOの初値予想
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
広瀬 克利 | 1,842,000株 | 30.70% |
KNC興産(株) | 1,512,000株 | 25.20% |
宮内 仁志 | 1,062,000株 | 17.70% |
岩本 定義 | 240,000株 | 4.00% |
広瀬 正幸 | 240,000株 | 4.00% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、貸株人かつ売出人である広瀬克利、売出人である宮内仁志、岩本定義、広瀬正幸、吉田忠嗣、吉田正博、乾由月、田中孝一、髙木良博、当社株主であるKNC興産株式会社、松長紀義、純正化学株式会社、中野公介及び中野亜希子は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」といいます。)に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の平成30年9月10日までの期間(以下「ロックアップ期間」といいます。)中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式の売却等を行わない旨を約束しております。
神戸天然物化学IPO幹事引受け株数決まる
幹事団 | 引受け株数 |
SMBC日興証券(主幹事) | 2,086,700株 |
野村證券 | 113,400株 |
SBI証券 | 45,300株 |
エース証券 | 22,600株 |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
神戸天然物化学IPOの直感的初値予想
第一弾⇒ 2,800円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 3,000円以上
※仮条件発表後
神戸天然物化学IPOの大手初値予想
2,700円~3,000円
神戸天然物化学(6568)IPOを個人的に分析してみました
ストックオプション期間 | 株数残 |
ストックオプション無し | -株 |
ロックアップ期間は180日間(平成30年9月10日)までとなり、ロックアップ解除倍率の記載はありません。
ベンチャーキャピタル出資も無く需給は良さそうです。株主構成も簡単で分かりやすくなっています。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の7,380,000株から算出すると想定価格ベースで約172.7億円になります。
IPOをする内容を見ても目立って問題があるような部分が無く、上場規模だけが問題のようです。一見大丈夫か?と思うような銘柄が昨年は多く上場しましたが、その多くは公開価格を超えて初値がついています。
個人的な比較になりますが、そのような銘柄よりもだいぶ安心できると思うため、地合いが悪くなければ全力参加を考えています。初値1.3倍程度は狙える気がしていますがどうでしょうね。
神戸天然物化学(6568)主幹事引受け企業⇒ SMBC日興証券
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