【評価】タウンズ(197A)IPOの上場と初値予想
タウンズ(197A)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はスタンダード市場で主幹事は大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券の3社共同です。
上場規模は約106.7億円で売出21,090,000株、オーバーアロットメント3,163,500株です。想定発行価格は440円になっています。
業 種 | 医薬品 |
上場市場 | スタンダード市場 |
上場日 | 6月20日 |
BB期間 | 6月05日~6月11日 |
企業ホームページ | https://www.tauns.co.jp/ |
事業内容 | 体外診断用医薬品、研究用試薬等の開発、製造及び販売事業 |
目次まとめ
タウンズ(197A)IPOの業績と事業内容
同社は感染症臨床検査用の抗原検査キットメーカーとして、創業以来30年以上の長きにわたり、さまざまな分析技術を応用した体外診断用医薬品等を製造し国内を中心として海外にも販売しています。
高品質な製品と顧客サービスを提供する企業として、医薬品卸売販売業者を通じてエンドユーザーとして病院及び開業医のみならず、WHOなどの国際機関、研究機関やバイオベンチャー企業などにも製品を提供し事業活動を行っています。
タウンズ(197A)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 440円 |
仮条件 | 440円~460円 |
売出価格 | 6月12日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約92.8億円です。オーバーアロットメントを含めると約106.7億円になります。
不人気そうなIPOだけど利益はしっかり上がっているようです。コロナ特需で事業内容が変化していそうです。
タウンズ(197A)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 0株 |
売出株数 | 21,090,000株 |
公開株式数 | 21,090,000株 |
OA売出 | 3,163,500株 |
引受幹事 | 大和証券(共同主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事) モルガン・スタンレーMUFG証券(共同主幹事) みずほ証券 SMBC日興証券 野村證券 SBI証券 静銀ティーエム証券 FFG証券 アイザワ証券 岩井コスモ証券 極東証券 東海東京証券 東洋証券 丸三証券 松井証券 マネックス証券 楽天証券 |
委託見込 | 大和コネクト証券 auカブコム証券 SBIネオトレード証券 DMM.com証券 |
幹事構成から意地でも上場させてきそうです。上場規模が大きいファンド案件なので基本的には不人気でしょうね。
会社設立は2016年4月14日、本社住所は静岡県伊豆の国市神島761番1に本社、社長は野中雅貴氏(48歳)です。※2024年5月18日時点
従業員数は272人(臨時雇用者133人)、平均年齢38.6歳、平均勤続年数6.0年、平均年間給与約721万円です。
タウンズ(197A)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
CITIC Capital Japan Partners III, L.P. | 59,632,653株 | 55.26% |
野中 雅貴 | 33,252,000株 | 30.82% |
Ariake-T1 投資事業有限責任組合 | 6,000,000株 | 5.56% |
株式会社くふうカンパニー | 3,000,000株 | 2.78% |
Ariake Secondary Fund I LP | 600,000株 | 0.56% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは180日間(2024年12月16日)で解除倍率設定なしになります。新株予約権保有者も同様にロックアップ対象です。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
大和証券(共同主幹事) | 11,599,500株 | 55.00% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事) | 5,462,300株 | 25.90% |
モルガン・スタンレーMUFG証券(共同主幹事) | 2,340,900株 | 11.10% |
みずほ証券 | 274,100株 | 1.30% |
SMBC日興証券 | 210,900株 | 1.00% |
野村證券 | 210,900株 | 1.00% |
SBI証券 | 210,900株 | 1.00% |
静銀ティーエム証券 | 105,400株 | 0.50% |
FFG証券 | 105,400株 | 0.50% |
アイザワ証券 | 63,300株 | 0.30% |
岩井コスモ証券 | 63,300株 | 0.30% |
極東証券 | 63,300株 | 0.30% |
東海東京証券 | 63,300株 | 0.30% |
東洋証券 | 63,300株 | 0.30% |
丸三証券 | 63,300株 | 0.30% |
松井証券 | 63,300株 | 0.30% |
マネックス証券 | 63,300株 | 0.30% |
楽天証券 | 63,300株 | 0.30% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 350円~550円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 440円~500円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
タウンズの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想400円~450円
修正値420円~460円
抗原検査キット大手で業績規模も大きいためファンド需要の期待がある。しかし上場規模が約111.6億円と大きく不安しかない。
同日3社上場の資金分散懸念もあるが、コロナ特需以降の業績が心配。今期(2024年6月)は増収増益だが前期は純利益が14億円も落ちていた。
配当は記念配当込みで1株27.75円と高いが上場を意識した設定なので要注意だろう。PERは妥当だと思うがファンド案件だけに警戒したい。
財務面の心配がないため保有していても良いが配当利回りの低下には気を付けたい。IPOの初値売却で利益が狙える状況ではなさそうなので個人投資には人気がなさそう。
機関投資家向けのヒアリングが良ければ公開価格割れはないかも。想定発行価格から仮条件上限を引き上げていますからね。
タウンズ(197A)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2019年4月26日~2024年10月25日 | 4,907,918株 発行価格60円 |
2019年4月26日~2024年10月25日 | 3,000,000株 発行価格60円 |
ロックアップは180日間で解除倍率設定なしです。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。7,907,918株が行使期限入りします。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の100,000,000株から算出すると想定価格ベースで約440.0億円になります。
無理して申込むようなIPOではなさそうです。利益が出ているので配当金には期待できるかも?後で調べて追記します。
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