ヤマイチ・ユニハイムエステートの上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価】
ヤマイチ・ユニハイムエステート(2984)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はスタンダード市場で主幹事は野村證券が引受けます。
上場規模は約20.8億円で公開株数1,900,000株、オーバーアロットメント285,000です。想定発行価格は950円になっています。
2020年4月に上場予定だったヤマイチエステートが他社を買収して再承認されたようです。
業 種 | 不動産業 |
上場市場 | スタンダード市場 |
上場日 | 6月20日 |
BB期間 | 6月02日~6月08日 |
企業ホームページ | https://www.yueg.co.jp/ |
事業の内容 | 不動産の開発、売買、賃貸、管理及び仲介業 |
目次まとめ
ヤマイチ・ユニハイムエステートIPOの業績と事業内容
同社グループは同社及び連結子会社のウェルネス・コートの計2社で構成され、不動産開発を通じて土地の価値が最大限に発揮される可能性を追求する事業に取り組んでいます。
特に地権者調整が複雑な素地からの開発プロジェクトの経験値と、自社において用地取得から宅地造成そして売却または長期保有までフルラインでカバーしている点をコア・コンピタンスと位置付けています。
同社グループの不動産開発は「土地を起点とした発想」でプロジェクトを構築し、中長期的なキャッシュ・フローが最大化する出口戦略に基づいて事業を推進するため、年度ごとに各セグメントの業績への寄与率が変動する特徴があります。
ヤマイチ・ユニハイムエステートIPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 950円 |
仮条件 | 900円~950円 |
公開価格 | 6月09日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約18.1億円です。オーバーアロットメントを含めると約20.8億円になります。
不動産業でこの規模は消化しきれないかもしれません。無難にスルーする方向で考えてもいいかもしれません。
ヤマイチ・ユニハイムエステートIPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 1,700,000株 |
売出株数 | 200,000株 |
公開株式数 | 1,900,000株 |
OA売出 | 285,000株 |
引受幹事 | 野村證券(主幹事) 大和証券 SMBC日興証券 三菱UFJモルガンスタンレー証券 SBI証券 あかつき証券 |
委託見込 | DMM.com証券(PR) SBIネオトレード証券 LINE証券 |
野村證券と委託経由のLINE証券で申込を行っておけば良いかもしれません。当選確率は普段よりも高いはずです。
わざわざ店頭で申込むような銘柄ではないため適度に申込むつもりです。
ヤマイチ・ユニハイムエステートの会社設立は1989年6月12日、本社住所は和歌山県和歌山市中之島1518番地中之島801ビル5階、社長は山田茂氏(64歳)です。※2022年5月17日時点
従業員数は79人(臨時雇用者2人)、平均年齢41.7歳、平均勤続年数6.4年、平均年間給与約543万円です。
ヤマイチ・ユニハイムエステートIPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
山田 茂 | 2,989,800株 | 55.10% |
Ys’ Assortment合同会社 | 1,500,000株 | 27.65% |
ウィル・アセット株式会社 | 500,000株 | 9.22% |
堂村 眞由美 | 266,200株 | 4.91% |
大橋 一寛 | 20,000株 | 0.37% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間になり2022年9月17日までは基本的に売却できません。ロックアップ解除倍率の設定はなしです。ロックアップ率は高いようです。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
野村證券(主幹事) | 1,539,000株 | 81.00% |
大和証券 | 323,000株 | 17.00% |
SMBC日興証券 | 9,500株 | 0.50% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 9,500株 | 0.50% |
SBI証券 | 9,500株 | 0.50% |
あかつき証券 | 9,500株 | 0.50% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 900円~1,000円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 920円~980円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
ヤマイチ・ユニハイムエステートの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想878円~1,000円
修正値900円~1,000円
主幹事が野村證券になったことはプラス材料です。しかし不動産業として魅力があるとは言い難く配当利回りも3.16%と低いため公開価格前後の初値予想となっています。配当は30円なので期待しないほうが良いでしょう。
上場2日目は売買が細り投げ売りも出るかもしれません。ただ期待値が低いため売は限定的だとの観測が出ています。IPOで取るような銘柄ではなさそうです。
ヤマイチ・ユニハイムエステートIPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2021年3月29日~2029年3月28日 | 99,900株 発行価格260円 |
ロックアップは90日間で解除倍率の設定なし、ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の7,026,000株から算出すると想定価格ベースで約66.7億円になります。
初値1.1倍~1.2倍になれば成功と言えるIPOだと思います。和歌山~大阪市を中心とした営業エリアを展開しています。
上場後は首都圏でも事業を行いたい意向のようです。首都圏には不動産業を行う企業がたくさんあるのでどうでしょうね。
IPOで前受金が必要ない企業⇒ SBIネオトレード証券
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