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【評価】フラー(5583)IPOの上場と初値予想!SBI証券主幹事で初値どうなる

フラー(5583)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事はSBI証券が引受けます。
 

上場規模は約3.4億円で公開株数295,200株、オーバーアロットメント44,200株です。想定発行価格は990円になっています。
 

IPOチャレンジポイントのボーダーラインが気になりますよね。
 

フラー(5583)IPOの上場と初値予想
 

業 種情報・通信業
上場市場グロース市場
上場日上場中止
BB期間7月07日~7月13日
企業ホームページhttps://www.fuller-inc.com/
事業の内容スマートフォンアプリを中心としたデジタル領域全般における事業開発コンサルティング・UI/UX デザイン・システム開発、アプリ利用データ分析等

 

フラー(5583)IPOの業績と事業内容

同社はデジタル領域全般で「頼られる存在」として顧客に寄り添い、新しい価値を共創する関係を構築していくことを目指しています。
 

顧客の最高のパートナーとして、高い当事者意識を持って「よいモノをつくりたい」「ともに価値創造をしたい」「フラーができることを世に示したい」といったメンバーの思いを結集していくことで、本当に求められるモノを提供する企業でありたいと考えているそうです。
 

顧客に提供するソリューションを「クライアントワーク」と「アプリ分析サービス」に区分しています。
 

クライアントワークは、スマートフォンアプリ開発等の業務を受託する事業であり、事業開発コンサルティング、システム開発、UI/UXデザインを主な提供品目としています。
 

同社はエンジニア、デザイナー、データサイエンティスト、ディレクターからなるクリエイティブ人材を、顧客ごとに適切に配置し「ワンチーム」でソリューション提供にあたっていいるそうです。
 

フラー(5583)IPOの業績
 

フラー(5583)IPO仮条件と公開価格の日程

想定価格990円
仮条件1,100円~1,320円
公開価格1,320円

 
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約2.9億円です。オーバーアロットメントを含めると約3.4億円になります。
 

上場規模が小さいため需給ひっ迫となることが考えられます。ただファンド出資があるため高値では警戒しなければならないでしょう。
 

フラー(5583)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数80,000株
売出株数215,200株
公開株式数295,200株
OA売出44,200株
引受幹事SBI証券(主幹事)
野村證券
岩井コスモ証券
SMBC日興証券
岡三にいがた証券
第四北越証券
松井証券
マネックス証券
楽天証券
委託見込DMM.com証券(PR)
SBIネオトレード証券

 
申込を行い当選できたらラッキー案件でしょう。SBI証券引受け分は257,200株になります。
 


 
フラーの会社設立は2011年11月15日、本社住所は千葉県柏市若柴178番地4柏の葉キャンパス148街区2、社長は山﨑将司氏(34歳)です。※2023年6月26日時点
 

従業員数は148人(臨時雇用者13人)、平均年齢31.6歳、平均勤続年数2.9年、平均年間給与約555万円です。
 

フラー(5583)IPOの初値予想とロックアップ

氏名又は名称所有株式数割合
渋谷 修太280,000株16.08%
B Dash Fund 4号投資事業有限責任組合146,630株8.42%
Global Catalyst Partners Japan投資事業有限責任組合138,750株7.97%
株式会社朝日ネット109,090株6.26%
いばらき新産業創出ファンド投資事業有限責任組合90,000株5.17%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

ロックアップは90日間(2023年10月22日)と180日間(2024年1月20日)があります。90日間分はB Dash Fund4号投資事業有限責任組合となり発行価格3倍以上となっています。他のベンチャーキャピタルは発行価格1.5倍です。面白い内容ですね。

 

幹事引受け株数と割合を調べた結果

幹事団引受け株数割合
SBI証券(主幹事)257,200株87.13%
野村證券17,700株6.00%
岩井コスモ証券2,900株0.98%
SMBC日興証券2,900株0.98%
岡三にいがた証券2,900株0.98%
第四北越証券2,900株0.98%
松井証券2,900株0.98%
マネックス証券2,900株0.98%
楽天証券2,900株0.98%

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!

第一弾⇒ 2,800円~3,300円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 3,300円~4,000円
※仮条件発表後
 

初値予想と市場コンセサンス

フラーの初値予想をリサーチして記載します。
 

初値予想2,000円~2,500円
修正値3,500円~4,000円
 

競合となる企業はあるが同社のように専業となる上場企業はいないようだ。業績規模が小さく不安な銘柄だが初値はかなり高い予想が出ている。
 

VC保有株が多いということは赤字だった時期に出資してもらった影響だろう。VCが高値まで同社株を売らないと想定されているため公募組は大きな利益になりそう。
 

ロックアップ3倍解除という数字が目論見にあることから、初値は3倍を意識しているようだ。
 

仮条件上振れでも上場規模が4.5億円しかないため需給不安はない。粗利率が高く売上が増加すれば収益に直結しそう。ただ今期は減益予想でイメージが良いとは言えない。
 

フラー(5583)IPOの評価と申し込みスタンス

ストックオプション期間株数残
2017年5月22日~2025年3月31日11,050株
発行価格734円
2017年8月20日~2025年3月31日3,400株
発行価格734円
2017年12月17日~2025年3月31日22,000株
発行価格734円
2018年4月22日~2026年3月31日42,620株
発行価格734円

※発行回数が多いため省略しています。
 

ロックアップは90日間と180日間にわかれ、ロックアップ解除は1.5倍と3倍になります。
 

ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。122,530株が行使期限に入っています。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の1,679,070株から算出すると想定価格ベースで約16.6億円になります。
 

初値高騰は間違いないと思います。ただしVC出資分には気を付けたいです。
 

今期業績予想を確認してみると増収減益なので少し考えますね。四半期利益が1億円を切ります。前期が2.2億円を超えてましからね。
 

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