【評価】リガク・ホールディングス(268A)IPOの上場と初値予想
リガク・ホールディングス(268A)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はプライム市場で主幹事は野村證券など6社となっています。
上場規模は約1,260.7億円で売出株数89,128,000株、オーバーアロットメント13,369,200株です。想定発行価格は1,230円になっています。
業 種 | 精密機器 |
上場市場 | プライム市場 |
上場日 | 10月25日 |
BB期間 | 10月10日~10月16日 |
企業ホームページ | https://rigaku-holdings.com/ |
事業内容 | X線技術等を用いた理科学機器の製造・販売 |
目次まとめ
リガク・ホールディングス(268A)IPOの業績と事業内容
同社グループは、X線回折、蛍光X線分析、X線透過分析などX線技術を中心とした、最先端の分析ソリューションを研究開発や産業用途に提供している理科学機器の専門メーカーです。
1951年の創業から70年を超えるグループの歴史を通して、国内のみならず、アメリカ、ヨーロッパ、中東、中国、アジアを網羅する世界各地の拠点をベースに、90ヵ国を超える世界各国においてX線技術を中心とした分析機器の開発、製造、販売、サービスなどの事業を展開しています。
リガク・ホールディングス(268A)の仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,230円 |
仮条件 | 1,230円~1,260円 |
公開価格 | 10月17日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約1,096.3億円です。オーバーアロットメントを含めると約1,260.7億円になります。
プライム市場への直接上場だけど東京メトロと被りますね。
リガク・ホールディングス(268A)の幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 0株 |
売出株数 | 89,128,000株 国内売出37,879,400株 海外売出51,248,600株 |
公開株式数 | 89,128,000株 |
OA売出 | 13,369,200株 |
引受幹事 | 野村證券(共同主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事) モルガン・スタンレーMUFG証券(共同主幹事) 大和証券(共同主幹事) BofA証券(共同主幹事) JPモルガン証券(共同主幹事) みずほ証券 SMBC日興証券 SBI証券 |
委託見込 | auカブコム証券 大和コネクト証券 SBIネオトレード証券 |
利益が見込めるのかさっぱり分かりませんけどプライムで割れることはないかも?と思っています。割らせない感じでしょうか。
会社設立は2020年12月07日、本社住所は東京都昭島市松原町三丁目9番12号、社長は川上潤氏(61歳)です。※2024年9月24日時点
従業員数は127人(臨時雇用者5人)、平均年齢46.2歳、平均勤続年数8.9年、平均年間給与約928万円です。
リガク・ホールディングス(268A)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
Atom Investment, L.P. | 175,612,200株 | 75.48% |
志村 晶 | 49,051,800株 | 21.08% |
リガクグループ従業員持株会 | 1,662,400株 | 0.71% |
川上 潤 | 494,000株 | 0.21% |
渡邉 好章 | 460,400株 | 0.20% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは180日間で解除倍率設定はありません。親引けが3億円上限です。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
野村證券(共同主幹事) | 14,159,300株 | 37.38% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事) | 6,352,400株 | 16.77% |
モルガン・スタンレーMUFG証券(共同主幹事) | 6,352,400株 | 16.77% |
大和証券(共同主幹事) | 4,515,200株 | 11.92% |
BofA証券(共同主幹事) | 340,900株 | 0.90% |
JPモルガン証券(共同主幹事) | 340,900株 | 0.90% |
みずほ証券 | 2,545,500株 | 6.72% |
SMBC日興証券 | 2,545,500株 | 6.72% |
SBI証券 | 727,300株 | 1.92% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,200円~1,350円
※ファーストインプレッション
第二段⇒ 1,260円~1,360円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
リガク・ホールディングスの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,100円~1,300円
修正値1,300円~1,500円
仮条件が想定発行価格から上振れし上場による吸収金額が最大1,291.5億円になりました。公開価格が1,260円に決定した場合のRPEは23.8倍です。
競合はPER10倍台と20倍台に分かれているため同社は高いグループに入るようです。
野村證券の営業力があれば引受先は見つかると予想されているため野村證券に期待するしかなさそうです。某紙ではKOKUSAI ELECTRIC(コクサイエレクトリック)のような展開も期待できるとか?どうなるのか見物ですね。
そもそもファンド出口案件なので気が引けます。のれん資本倍率が1倍以下、有利住負債比率36%弱のため財務は悪くないそうです。
ブックビルデングが順調とは言えないかもしれませんけど付合いで購入している顧客の話も聞きます。プライム市場への直接上場で仮条件が上振れしたため大丈夫だと思いつつブックビルディングは控えめな方が多そうです。
リガク・ホールディングス(268A)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2021年10月15日~2031年10月14日 | 5,210,000株 発行価格257円 |
2022年2月28日~2032年2月27日 | 314,400株 発行価格254円 |
2022年10月31日~2032年10月30日 | 232,800株 発行価格304円 |
2022年10月31日~2032年10月30日 | 913,600株 発行価格301円 |
※発行回数が多いため省略
ロックアップは180日間で解除倍率設定なし。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。7,425,200株が行使期限入りしてます。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の225,268,600株から算出すると想定価格ベースで約2,770.8億円になります。
人気はあまりなさそうですけど海外販売が多いため初値は意外と良いかもしれません。調べないと何とも言えませんけどね。
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