IPO引受幹事が多い証券会社はどこ?調べてわかった穴場証券
IPOの引受幹事が多い証券会社を調べてみました。毎年引受け率が変わると思いますがネット系と店頭系で格差があることがわかりました。主幹事引受けの場合は店頭系が多いと思います。
今回はIPO取扱い数について調べています。取扱いが多いからと言って当選できる確率が高いかと言えばそうではありません。しかし調べてみてSBI証券の凄さがわかりました。
IPOを行う企業が増加傾向にありとても嬉しい状況が数年続いていました。しかしコロナショックにより市場が一変したため、しばらく上場数が減る可能性があります。
上場数が減っても利益率が高くなれば儲かりますけど、そうとは言えない気がします。投資市場全体で業績が落ち込むことが予想されるため、しばらくは警戒心強めで取引を行わないと痛手を負いそうです。
集計は3月末で算出しています。IPO取扱い件数がここ数年は多く2020年は100件を超えてきそうな勢いでした。しかし上場中止が相次ぎIPO投資で儲かりたいと思っていた投資家の肝を冷やしたと思います。
それにIPO投資をメインとして記事を書いているブログも閑散としています。ネタがありませんからね。
過去の上場数を確認してみるとここ5年は80社~90社程度の上場数が見込めるようです。そして2020年は上場数が半減しそうです。上場意欲はあっても東証の審査に通らない企業が多くなるのでは?と思っています。
東証1部の上場基準見直しがコロナウイルス感染症で遅れるのか?それともこのまま実行してしまうのか色々と投資家は考えるところがあると思います。東証1部指定になるには株主数や時価総額基準、流通株式数など細かい基準があります。
現在の東証2部から東証1部への昇格基準は少し緩いですよね。これを利用して東証1部に昇格する企業も多くいます。詳しくは日本取引所の上場審査基準を確認してください。
社名 | 引受社数 | 関与率 |
SBI証券 | 90社 | 94.7% |
みずほ証券 | 69社 | 72.6% |
SMBC日興証券 | 66社 | 69.5% |
岡三証券 | 45社 | 47.4% |
マネックス証券 | 42社 | 44.2% |
エース証券 | 42社 | 44.2% |
野村證券 | 38社 | 40.0% |
いちよし証券 | 38社 | 40.0% |
岩井コスモ証券 | 35社 | 36.8% |
大和証券 | 34社 | 35.8% |
上場数から証券会社別の取扱い数を調べると上記のようになりました。SBI証券が断トツで取扱い数があります。IPOチャレンジポイントを貯めている方はポイントがどんどん貯まるため嬉しいと思います。
SBI証券はIPOチャレンジポイントを貯めることでIPO当選確率が高まるため独特のサービスを行っています。詳しくは下記でまとめました。
資金枠でも当選確率が変わるため出来るだけ資金多めでIPOに参加しておくべきでしょう。またみずほ証券が第2位で頑張っています。これは予想外の展開だと思います。野村證券や大和証券よりもかなりIPO取扱いに積極的のようです!
SMBC日興証券はリート主幹事になることが多いのでお勧めです2019年12月はSOSILA物流リート投資法人(2979)で利益を出してくれたIPOなので助かりました。10万円近く利益が出たと思います。
岡三証券やエース証券も頑張っているようです。岡三証券は岡三オンラインへ株式を委託販売していて前受け金不要でIPO抽選に参加できます。岡三オンライン証券も取扱い数が多いはずです。
岩井コスモ証券は前年よりも取扱い数が落ちたように感じます。それと、マネックス証券の主幹事取扱いがなかったので残念でした。IPO当選はありましたけど主幹事で複数株取れるようなIPOに今後は期待したいです。
2020年3月期は前期に比べると取扱い数が減ると思います。コロナショックで2020年3月期の取扱い数もかなり減少するかもしれません。IPO投資を行う人も減るかも?
そうなるとIPO当選確率は高くなりそうですね!これが良いのかわかりませんけどIPO当選期待が高まるようにコンスタンスに上場発表が出てくることに期待したいです。
5月~6月のIPOは期待できなさそうですけど7月上場はあり得ると思います!コロナ感染症の第二波が何時なのかが問題かもしれません。投資家も慣れていると思うので第一波のような暴落はないと思います。
上記のデータを調べた限り、口座開設状況を考えると実はいちよし証券が穴場なのかも?もしくは店頭口座だとエース証券かな?と考えられます。野村證券や大和証券取扱いが意外に少ないことがわかりちょっと残念でした。
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