プリントネット(7805)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報
プリントネット(7805)IPOがジャスダックに新規上場承認されました。主幹事はSMBC日興証券となり公開株数1,606,100株、オーバーアロットメント240,000株と株数が多く当選が狙えそうです。市場からの吸収金額は約25.1億円と大きいため思うほど初値が高くなることはないでしょう。
事業はインターネットを用いた印刷物の受注販売を行っており、ラクスル(4384)への売上が31.8%を占めているようです。国内商業印刷市場はどんどん低迷しているようですが、同社はネット通販市場の拡大により業績が好調に推移しています。
業 種 | その他製品 |
上場市場 | JASDAQスタンダード |
公開予定 | 10月18日 |
BB期間 | 10月01日~10月05日 |
企業ホームページ | https://odahara.jp/ |
事業の内容 | インターネットを用いた印刷物の受注販売 |
【手取金の使途】
手取概算額929,400千円については、第三者割当増資の手取概算額上限300,288千円と合わせた、手取概算額合計上限1,229,688千円について、全額を平成31年10月期に(仮称)関東工場の設備投資資金に充当する予定であり、具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品で運用する方針であります。
目次まとめ
プリントネット(7805)IPOの業績と事業内容
業績は売上・利益ともに拡大しています。68.5億円の売上に対して4.1億円の利益なので利益率は低いようですが、従業員が271人いるようなので社会的貢献は大きそうです。大きな設備投資がなければ継続して利益が出そうなイメージがあります。
受注は全てWEBサイトを通して行われ、一般の印刷会社が行っている営業をかけた後の受注作業ではありません。WEBサイト上でパンフレットやフリーペーパー、チラシ、新聞折込チラシ、社名入り封筒、うちわ、選挙ポスター、カレンダー等の、幅広い商品を提供しています。
現在のところ、「プリントネット」と「プリントプロ」の2サイトを展開し、その他に「システム連携による受注」も行っています。プリントネットは自社コールセンターでの電話サポート等の充実したサービスを特長としており、プリントプロは、印刷品質を維持したままサービスを簡素化することで低価格を実現したサービスになります。
従来の印刷業者とは工程が異なり打ち合わせや制作・修正などが不要なためコスト削減にもつながります。顧客がデータを完全に入力し終わった後からの業務となり効率的に商品制作を進めることができます。
印刷業界は、用紙価格に関する値上げの動きは落ち着いたものの、電子メディア等の普及による紙媒体の減少に加え、人件費や運送費の高騰、過当競争による受注金額の下落など、引き続き厳しい経営環境となっているそうです。
同社では、供給能力増強のため新印刷機導入等の設備投資の実施を行い、サービスや受注サイト、顧客対応について常に改善を続けているそうです。これからの少子高齢化社会においても優秀な人材の確保が可能となる人事・研修制度の充実を常に図るそうです。
国内の商業印刷市場は緩やかな縮小傾向にありますが、同社が事業展開する国内インターネット印刷通販市場は年々拡大しているため今後の成長余地はあるようです。
プリントネット(7805)IPO仮条件から公開価格の日程
想定価格 | 1,360円 |
仮条件 | 1,360円~1,400円 |
公開価格 | 10月09日 |
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約21.8億円です。オーバーアロットメントを含めると約25.1億円になります。業績は順調に拡大していて平成24年のラクスル(4384)との提携による収益も大きいようです。利益は平成27年(30期)あたりから飛躍的に伸びています。
業界的にもインターネットを使えない企業は衰退していく表れなのかもしれません。印刷業も世代交代問題がありM&Aなどの問題もありそうですね。
プリントネット(7805)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 750,000株 |
売出株数 | 856,100株 |
公開株式数 | 1,606,100株 |
OA売出 | 240,000株 |
引受幹事 | みずほ証券(主幹事) 岡三証券 岡三オンライン いちよし証券 東洋証券 SBI証券 マネックス証券 |
主幹事みずほ証券からの申し込みは必要だと思いますが、他の幹事からも申し込んでおきましょう。前受け金が不要の岡三オンラインからも申し込みも今回は期待が出来そうです。マネックス証券からの申し込みもある程度期待が出来るかもしれません。マネックス証券は委託幹事にも入ることが多いため侮れません!
会社設立は1987年7月16日、本社は鹿児島県鹿児島市城南町10番7号、社長は小田原洋一氏(53歳)、創業31年になります。従業員数は230人(臨時雇用者41人)、平均年齢33.7歳、平均勤続年数4.8年、平均年間給与約401万円となります。
プリントネット(7805)IPOの初値予想
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
PNコーポレーション株式会社 | 2,000,000株 | 44.07% |
小田原 洋一 | 1,498,200株 | 33.02% |
森田 樹里 | 200,000株 | 4.41% |
大日本商事株式会社 | 80,000株 | 1.76% |
ラクスル株式会社 | 40,000株 | 0.88% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である小田原洋一、当社株主であるPNコーポレーション株式会社は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後180日目の平成31年4月15日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)等は行わない旨合意しております。
プリントネットIPO幹事引受け株数決まる
幹事団 | 引受け株数 |
みずほ証券(主幹事) | 1,445,700株 |
岡三証券 | 80,300株 |
いちよし証券 | 32,100株 |
東洋証券 | 16,000株 |
SBI証券 | 16,000株 |
マネックス証券 | 16,000株 |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
プリントネットIPOの直感的初値予想
第一弾⇒ 1,900円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,900円
※仮条件発表後
プリントネットIPOの大手初値予想
1,700円~2,000円
その後、1,500円~1,800円
プリントネット(7805)IPOを個人的に分析してみました
ストックオプション期間 | 株数残 |
平成30年11月1日~平成34年10月31日 | 67,500株 発行価格612円 |
ロックアップは180日間(平成31年4月15日)、ロックアップ解除倍率は目論見に記載がありません。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。上場時には行使期限を迎えておらず平成30年11月からとなります。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の5,220,400株から算出すると想定価格ベースで約71億円になります。
利益は数万円程度だと思いますが、このレベルのIPOじゃないとなかなか獲得できないので全力で申し込みを行います!上場規模が大きめですが、安定した利益を出してくれそうなジャスダック上場銘柄なので初値1.5倍はあり得るかもしれません。期待しておきます。
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