サンケイリアルエステート投資法人(2972)最終初値予想と幹事配分!
サンケイリアルエステート投資法人(2972)最終初値予想が発表されました。仮条件範囲は98,000円~100,000円と狭く設定され、公開価格は上限の100,000円に決定しました。多くの方が予想外だと感じていることでしょう。
この予想に反してブックビルディング状況は需要口数を上回る募集があり、上限決定となる条件をクリアーしたようです。ただ似たような案件では伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493)があり、上限決定だからと言って楽観視していると痛い目にあう可能性があります。
リート市場は改善傾向にあるものの同社は各付けを取得しているわけではないため、機関投資家が投資を行う対象にありません。また上場規模が約238.6億円と小規模~中規模になるため上場後も公募増資を数回行いやっと対象になることが予想されます。
また、サンケイビルは以前上場していた経緯があり何とも言えない状況にあるようです。さらにスポンサー親会社のフジメディアホールディングス自体も一部の投資家から疑問視されていると伝えられています。
有料情報にはある程度まとまった情報が掲載されているようですが、内容はあまりい良い感じがしないようです。分配金に関しては下記のようになっています。
分配期日 | 予定分配金 |
2019年8月末 | 1,066円 |
2020年2月末 | 2,373円 |
2020年8月末 | 2,161円 |
2021年2月末 | 2,215円 |
分配利回りは公開価格100,000円算出で4.53%になります。算出は2020年をベースに算出してみました。2019年は2月が既に終わっているため8月の年1回になります。分配金目的で買う投資家は少なそうです。
また、大和証券は本投資法人との関係性がもともと良好のようで今回も主幹事に抜擢されているようです。仮条件範囲が狭いことも少し疑問でしたが、利益が絡む話も出ているようで納得できます。
サンケイリアルエステートの詳細記事は下記でまとめています。
幹事団 | 引受け株数 |
大和証券(共同主幹事) | 124,981口 |
みずほ証券(共同主幹事) | 63,626口 |
野村證券(共同主幹事) | 29,541口 |
SMBC日興証券 | 4,545口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 4,545口 |
既に抽選が終わっていますが、大和証券では意外に当選者は少なかったようです。補欠が多かったと言うことは機関に流れたのかな?と考えています。
いずれにしても楽観視できない状況が続くと考えており、初値狙いの投資家は限定的でしょう。共同主幹事が3社になるため割れないように調整してくるのかな?と思うところもあります。
分配金が低い分、信頼性は高いと言われていますが上場時点ではあまり良い感じではなさそうです。個人的に公開価格が強気すぎると思いますがどうでしょうね。楽しみに上場を待ちたいと思います。
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