大英産業(2974)の主幹事配分は少ない!304人当選か
大英産業(2974)の幹事配分を調べました。主幹事エイチ・エス証券が70%を引受け完全抽選による当選者は案外少ないようです。担当者が付く対面口座取引だと配分が濃厚なのかもしれません。利益はあまり期待できませんが仮条件が引き下げられなければ強気姿勢でよいかも?
福岡証券取引所への上場となっていることから個人投資家が積極的に買ってくると思えないため微妙案件です。IPO当選しやすいけど利益があまり期待できないパターンか?主幹事引受が304,500株なので10%がネット配分になり、304人くらいの当選者は見込めそうです。
会社設立が1968年11月となっていることから創業50年以上が経過しています。本社が北九州市八幡西区下上津役四丁目、社長が70歳、従業員も臨時雇用を合わせ314人と多いようです。
主幹事のエイチ・エス証券は福岡証券取引所や札幌証券取引所などの地方上場に強いイメージがあります。長期保有だと大英産業も東証へ市場移行する期待も残されています。想定発行価格算出の時価総額は約49億円なので現状は厳しい状況と言えるかもしれません。
上場する目的は資金集め以外にもあるだろうと考えられ、東証再編の話題が今年も出ているため昇格は現実的に厳しいかもしれません。東証1部上場企業も時価総額500億円以上とする線引きが行われると無理でしょうね。そうなると東証2部への上場基準はどうなるのか?という疑問もでてきます。新興市場の条件も?
幹事団 | 引受け株数 |
エイチ・エス証券(主幹事) | 304,500株 |
SMBC日興証券 | 30,500株 |
岡三証券 | 26,100株 |
SBI証券 | 26,100株 |
FFG証券 | 17,400株 |
西日本シティTT証券 | 17,400株 |
マネックス証券 | 8,700株 |
ひろぎん証券 | 4,300株 |
エイチ・エス証券主幹事だとSMBC日興証券やSBI証券も幹事に入ってくるときが多いようです。また今回は地場証券のFFG証券や西日本シティTT証券も含まれています。
ひろぎん証券は本社が広島県広島市中区立町にあり、同社の事業領域が山口県まで広げられているため幹事に抜擢されているのかもしれません。既存株主は殆どが個人名義なので株主でもありません。ベンチャーキャピタルや金融機関の名前も株主名簿にはありません。
それともの凄く気になっていてた業績なんですが、2019年9月連結の業績予想は黒字になるようです。後期型収益パターンなのかも?今期1Qでは経常利益が-2.6億円になっていましたが、どうやら18.1億円の黒字になるようです。
そうなると公開価格割れはなさそうですね。しかも配当が36円予想されているため配当利回り2.4%になります!地方上場にしてはボリュームがあると思います。
だからと言って人気があるとも言えませんけど、割れない確率がかなり高くなってきたと思います。約6.8億円の吸収なので当選狙いでも良いかもしれませんね。
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