【評価】ダイワ通信(7116)IPOの上場と初値予想!厳しい初値だろう
ダイワ通信(7116)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はスタンダード市場で主幹事はみずほ証券が引受けます。
上場規模は約13.8億円で公開株数708,600株、オーバーアロットメント106,200株です。想定発行価格は1,690円になっています。
仮条件は1,600円~1,700円に決定したため吸収額が最大で13.9億円になります!
業 種 | 卸売業 |
上場市場 | スタンダード市場 |
上場日 | 12月26日 |
BB期間 | 12月09日~12月15日 |
企業ホームページ | https://daiwawa.com/ |
事業の内容 | セキュリティ事業(防犯・監視カメラ等の企画・販売・施工・保守、顔認証技術等を利用したソリューションの提供)、モバイル事業(携帯電話等の販売及び代理店業務) |
目次まとめ
ダイワ通信(7116)IPOの業績と事業内容
同社グループは、継続的な手数料収入を得るモバイル事業と成長戦略であるセキュリティ事業の2つの事業を行っています。
モバイル事業による安定収益をセキュリティ事業の拡大に充てることで、新たな価値を付加した商品やサービスの創出を行い、誰もが安心・安全・便利に暮らせる未来の街「Safe City」の実現に取り組んでいます。
セキュリティ事業では、営業拠点の拡充を図り事業拡大を目指しています。
セキュリティ事業は防犯・監視カメラの販売を基本とし、そのカメラを用いた防犯・監視カメラシステムの販売及び施工、保守を行っています。
ダイワ通信(7116)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,690円 |
仮条件 | 1,600円~1,700円 |
公開価格 | 12月16日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約12.0億円です。オーバーアロットメントを含めると約13.8億円になります。
地味な事業で初値需要は少ないと思います。それに減益が続くのもイメージが悪いです。利益は出ているため公開価格割れは避けられるかもしれません。
ダイワ通信(7116)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 0株 |
売出株数 | 708,600株 |
公開株式数 | 708,600株 |
OA売出 | 106,200株 |
引受幹事 | みずほ証券(主幹事) 野村證券 大和証券 今村証券 SBI証券 |
委託見込 | DMM.com証券(PR) |
利益が出ているけど無配なので買いたくない銘柄です。スタンダード市場で利益が出ているのに無配は厳しいですね。
成長性もなさそうな卸売業です。コロナ特需はもう来ないでしょう。地方企業なので余計に魅力なしです。
ダイワ通信の会社設立は2016年3月01日、本社住所は石川県金沢市入江二丁目180番地、社長は岩本秀成氏(56歳)です。※2022年12月10日時点
従業員数は90人(臨時雇用者1人)、平均年齢32.2歳、平均勤続年数4.8年、平均年間給与約364万円です。
ダイワ通信(7116)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
IWAMOTOアセットマネジメント株式会社 | 1,381,000株 | 51.02% |
岩本 秀成 | 1,120,000株 | 41.37% |
前田 憲司 | 120,000株 | 4.43% |
隈田 佳孝 | 66,000株 | 2.44% |
多賀 勝用 | 20,000株 | 0.74% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは180日間(2023年6月23日)で解除倍率設定はありません。またベンチャーキャピタル保有株はありません。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
みずほ証券(主幹事) | 680,500株 | 96.03% |
野村證券 | 14,100株 | 1.99% |
大和証券 | 7,000株 | 0.99% |
今村証券 | 3,500株 | 0.49% |
SBI証券 | 3,500株 | 0.49% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,600円~1,800円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,750円~1,800円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
ダイワ通信の初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,700円~2,000円
初値予想1,800円~1,900円
防犯・監視カメラシステムの商社だが自社でシステム開発は行っていないため人気なし観測。
コロナ禍で温度検知デバイスなどの特需が発生したがこれも既に終了。なので買われる材料がないのが実情。利益は出ているが無配なのはアウトだろう。
上場ラッシュの中では物色されにくいため公開価格割れしなければOK案件だな。と決定付けた。面倒ならBBもしなくて良さそうなIPOでしょう。
ダイワ通信(7116)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
なし | -株 発行価格-円 |
ロックアップは180日間で解除倍率設定なし、ストックオプションも上場段階ではなし案件。
上場規模が13.9億円でPERが14.9倍になり株価設定も高く感じる。やはり無配なのが気にくわない要因。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の2,707,000株から算出すると想定価格ベースで約45.7億円になります。
このまま利益を維持できれば配当は出るだろうが成長性は感じられません。他の銘柄に投資したほうが効率がよさそうです。
上場の目的は経費の絞り込みや自社メンツのためだろうと推測できる。主幹事のみずほ証券が調整すると良いですね。
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タグ:IPO初値予想