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ステムリムIPOの幹事配分!バイオ銘柄の初値予想は乱高下か

ステムリムIPOの幹事配分株数がわかりました。大手初値予想も幅広い設定のようなので利益が出るのか現段階では判断が難しそうです。再生医療は手術や投薬などとは違った目線でとらえられており、日本政府としても促進しています。
 

ただ問題なのは再生医療が使えるようになるまで時間がもの凄くかかると言うことです。同社の利益からも短期間で利益を求めてはだめだとわかります。
 

ステムリム幹事配分と大手初値予想
 

幹事団引受け株数割合
SMBC日興証券(主幹事)5,712,000株68.00%
大和証券1,008,000株12.00%
野村證券672,000株8.00%
みずほ証券672,000株8.00%
SBI証券210,000株2.50%
いちよし証券42,000株0.50%
岡三証券42,000株0.50%
楽天証券33,600株0.40%
西村証券8,400株0.10%

 
阪大のユニコーン上場と日本経済新聞に取り上げられ大きな話題となっているようです。IPOに伴い公募と売出しを実施し経営者達も株を売出します。
 

メディアによれば関西のスタートアップ企業としての上場は珍しいそうです。これまでの関西大型上場では東証1部のメガチップス(6875)が約540億円を1998年に集めています。
 

ステムリムは再生誘導医薬という治療を行っており脳梗塞や心筋症などの患者を対象としています。現段階では第2段階の臨床試験に入っているとされているため実用化はまだかなり時間がかかるはずです。
 

このことからも赤字はしばらく続くと予想されます。収益源は現時点では塩野義製薬だけなので、上場によって集めた資金を研究に有効活用してくることでしょう。
 

ステムリムIPOの再生医療が拡大するイメージ画像(経済産業省)
 

経済産業省によると日本の再生医療は「iPS細胞等の研究レベル」では世界のトップレベルにあるそうですが、神経疾患や心臓疾患等の再生医療製品の開発は欧米や韓国などに比べ遅れているそうです。
 

また再生医療の国家戦略特区として東京圏と関西圏の2つが日本で指定されているそうです。日本の優位性では世界第2位の市場規模を持ち、高度な技術や医療レベルを持っていることや世界第一位の高齢国などが挙げられています。
 

ステムリムはこれから期待されていると思いますが現段階では利益を出すことは難しいでしょう。類似企業には再生細胞薬を開発するバイオベンチャーのサンバイオ(4592)があてはまるようです。サンバイオも赤字続きで年初来高値から現在3分の1まで株価が下げています。
 

確か2019年1月末あたりか2月にかけて5営業日ストップ安となっていたと思います。バイオ株はこのようなことがあるから怖いですよね。ステムリムの公開価格がいくらになるのかわかりませんが、安易に手を出すとバイオは痛い目を見る可能性があります。

⇒ ステムリム上場とIPO初値予想!赤字バイオで利益がでるユニコーン企業か
 

想定発行価格は3,050円となっています。この価格が高いのか安いのか判断は難しそうです。ステムリムの詳細は上記記事でまとめています!
 

これまでの再生医療で代表的なiPS細胞と比べて実用化のハードルが低いとされているためステムリムの再生誘導医薬に大きな期待はあると思います。しかし製品実用化にたどり着けるのかはまた別の話だと思います。
 

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実用化されればステムリムに莫大な利益が見込めつことや株価が10倍になることだって考えられます。テンバーガーなんて超えてさらに大きく育つかもしれません。可能性があるというだけですけどね。
 

バイオ株は赤字企業が多いため商品実用化や利益が出始めると期待はあります。最終的には投資家判断となりますがリスクが大きいことが投資をためらう要因です。
 

大手初値予想は2,000円~4,000円となっているようです。個人的にはスルーすることを考えていますが地合いが悪くなければ少し参加する程度だと思います。
 

業績は前期-3.2億円の赤字で今期は赤字が拡大し-7億円予想となっています。上場による資金吸収は想定ベースで約295億円なので研究費用と考えると技術進歩が格段に早まるかもしれません!
 

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