【評価】Chordia Therapeutics(190A)IPOの上場と初値予想
Chordia Therapeutics(190A)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事はSBI証券が引受けます。
上場規模は約16.0億円で公開株数9,100,000株、オーバーアロットメント1,365,000株です。想定発行価格は153円になっています。
再承認案件で主幹事が野村證券からSBI証券に変更されています。上場規模も小さくなっていました。
業 種 | 医薬品 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 6月14日 |
BB期間 | 5月30日~6月05日 |
企業ホームページ | https://www.chordiatherapeutics.com/ |
事業内容 | RNA制御ストレスを標的とするがん治療薬の開発等 |
目次まとめ
Chordia Therapeutics(190A)IPOの業績と事業内容
同社は新規抗がん薬の市販を目指して研究開発を行う創薬ベンチャー企業です。
医療ニーズ(アンメットメディカルニーズ)の高いがん領域で、新しい作用を有する低分子の画期的医薬品(ファーストインクラス)の研究開発を主要事業としています。
Chordia Therapeutics(190A)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 153円 |
仮条件 | 143円~153円 |
公開価格 | 6月06日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約13.9億円です。オーバーアロットメントを含めると約16.0億円になります。
前回承認時の吸収金額は約28.8億円になっていました。今回はだいぶ公開株式数が減らされています。
Chordia Therapeutics(190A)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 9,100,000株 |
売出株数 | 0株 |
公開株式数 | 9,100,000株 |
OA売出 | 1,365,000株 |
引受幹事 | SBI証券(主幹事) 野村證券 みずほ証券 あかつき証券 岩井コスモ証券 岡三証券 極東証券 東洋証券 広田証券 松井証券 丸三証券 水戸証券 楽天証券 |
委託見込 | SBIネオトレード証券 岡三オンライン |
今回はSBIネオトレード証券で当選するチャンスですよね。まだ当選したことがない方には面白そうです。
単価が安いため積極的に申込む方もいそうです。割れてもたいしたことありませんからね。
会社設立は2017年10月12日、本社住所は神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1、社長は三宅洋氏(53歳)です。※2024年5月10日時点
従業員数は21人(臨時雇用者2人)、平均年齢45.82歳、平均勤続年数3.73年、平均年間給与約1,103万円です。
Chordia Therapeutics(190A)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
武田薬品工業株式会社 | 9,453,400株 | 14.71% |
イノベーション京都2016投資事業有限責任組合 | 7,954,800株 | 12.38% |
New Life Science 1号投資事業有限責任組合 | 6,598,600株 | 10.27% |
日本グロースキャピタル投資法人 | 5,052,800株 | 7.86% |
ジャフコSV5共有投資事業有限責任組合 | 4,615,600株 | 7.18% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間(2024年9月11日)と180日間(2024年12月10日)、360日間(2025年6月08日)の3つにわかれています。ベンチャーキャピタルは90日間です。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
SBI証券(主幹事) | 7,735,000株 | 85.00% |
野村證券 | 455,000株 | 5.00% |
みずほ証券 | 455,000株 | 5.00% |
あかつき証券 | 45,500株 | 0.50% |
岩井コスモ証券 | 45,500株 | 0.50% |
岡三証券 | 45,500株 | 0.50% |
極東証券 | 45,500株 | 0.50% |
東洋証券 | 45,500株 | 0.50% |
広田証券 | 45,500株 | 0.50% |
松井証券 | 45,500株 | 0.50% |
丸三証券 | 45,500株 | 0.50% |
水戸証券 | 45,500株 | 0.50% |
楽天証券 | 45,500株 | 0.50% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 150円~180円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 140円~155円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
Chordia Therapeuticsの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想150円~200円
修正値140円~160円
どうやら不人気らしい。前回承認時に上場できなった理由が何なのかわからないが単純に不人気だからではないだろうか?某紙もそのようにとらえている。
前期黒字で今期(2024年8月期)が大赤字のため投資する気はない。時価総額も上場後に細ってくるはず。
親引けや海外販売があるため乗りきれそうな気もするが赤字バイオ企業のIPOはリスクが高いため地合いが悪い今はスルーしたいと思う。
パイプラインは小野薬品への導出実績が1本あります。続く商品はまだありません。マイルストーン500億円のうち496億円は未受領となっているが状況が分かりにくいため投資はしない。
バイオ株は金利上昇で厳しそうですからね。ただでさえ新興市場が細っているのに創薬バイオベンチャーを選ぶ必要はないでしょう。上場規模は約16.0億円を予定している。
Chordia Therapeutics(190A)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
新株予約権発行の取締役会決議の日後2年を経過した日から10年を経過する日まで | 1,190,000株 発行価格36円 |
新株予約権発行の取締役会決議の日後2年を経過した日から10年を経過する日まで | 40,000株 発行価格36円 |
新株予約権発行の取締役会決議の日後2年を経過した日から10年を経過する日まで | 100,000株 発行価格36円 |
2021年6月28日~2031年6月27日 | 2,796,000株 発行価格52円 |
※発行回数が多いため省略
ロックアップで解除倍率設定はありません。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。6,285,000株が行使期限入りします。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の65,543,800株から算出すると想定価格ベースで約100.3億円になります。
上場規模的には良さそうですけど赤字転落で上場するため厳しそうですね。ただ親引けが4.5億円~5億円期待できるためそこまで重くないかもしれません。
SMBC日興証券でIPOを申込むとステージ制ランクが1ヶ月付きます。この機会にIPO当選を目指しましょう。
既存投資家よりも優遇されますからね。100円から株が買えたりするため私も利用しています。
タグ:IPO初値予想