GA technologies(3491)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報
GA technologies(3491)IPOが新規上場承認されました。上場市場は東証マザーズになり、主幹事がSBI証券です!IPOチャレンジポイントを使った複数株当選が期待できるためポイントを貯めこんでいる方は検討してもよいでしょう。公開株数は600,000株でオーバーアロットメントはありません。
事業は不動産業となっていますが、中古不動産流通プラットフォーム「リノシー」の開発や運営を行っているため、ネットを取り扱う企業としても位置づけもできそうです。販売形態は中古不動産を自社で仕入れ、それらを一定期間内に販売することによる売買収入や仲介収入になります。
業 種 | 不動産業 |
上場市場 | マザーズ |
公開予定 | 7月25日 |
BB期間 | 7月06日~7月12日 |
企業ホームページ | https://www.ga-tech.co.jp/ |
事業の内容 | 中古不動産流通プラットフォーム「リノシー」の開発・運営、プラットフォームを通じた中古不動産の売買仲介及びリノベーションの企画・設計・施工 |
【手取金の使途】
手取概算額1,165,760千円については、以下の運転資金への充当を予定しています。
①新規事業(クラウドファンディング事業)の開始
当社は、小規模不動産特定共同事業者(東京都知事(1)第1号)として、一般の投資家等から小口出資を受け、それを基にマンション等の不動産を取得し、賃料収入等を投資家に分配する事業(クラウドファンディング事業)を平成30年8月から開始する予定です。クラウドファンディング事業を手掛ける場合、ファンド運営期間中は対象資産が当社のバランスシートに計上されることから、一定程度の運転資金が必要となることが想定されます。現時点では、18,000千円程度の物件を年間複数回取得することを計画していることから、クラウドファンディング事業の開始に伴う運転資金の増加に対して、45,000千円を充当する予定です。②Renosy事業の拡大のための人件費
今後、既存事業であるRenosy事業を拡大すべく、ユーザーが利用するアプリ、Webサイトの機能を向上するために、開発人員を増加する予定です。そのため、採用費、人件費の増加に対して、115,000千円を充当する予定です。③広告宣伝費の拡大
当社のRenosy事業の拡大には、Renosyブランド及び当社自身の認知度向上が必要不可欠と考えています。そのために、今後もインターネットを含む各種媒体を通じた積極的な広告宣伝を行っていく方針です。具体的には、広告宣伝費として1,005,760千円を充当する予定です。また、今回の資金調達により、自己資本比率等の財務内容が強化され、更なる資金調達能力の拡充が図られるものと考えております。
目次まとめ
GA technologies(3491)IPOの業績と事業内容
業績は売上が順調に増えていますが、利益が第4期で赤字となっています。その後は黒字化し今期は好調のようです。目論見にIoTやAI、ビッグデータ等の活用とあるため調べると、横浜国立大学とAI(人工知能)の共同研究を行ったり、首都大学東京とAI(人工知能)の共同研究を行っているようです。
中古不動産サイトの運営でなぜそこまで人工知能と書くのか疑問でしたが、共同研究を行っているということでかなり真剣なんだと感じます。中古不動産流通プラットフォーム「Renosy」事業の具体的な内容は、中古不動産のマッチング・ポータルサイトを通じた中古不動産の売買
及び仲介や賃貸物件の契約、集金代行等の管理業務、リノベーションの企画・設計・施工管理、会員向け情報提供・資産管理アプリの開発・運営となっています。
Renosyの会員数は大きく増加しているため今後の業績期待は大きいように思います。同社のプラットフォームには、自ら仕入れた物件を含む豊富なマンション情報を掲載しており、これら物件と物件購入を希望する買い手との間において速やかに取引を成立させる仕組み(マッチング機能)を提供しています。
さらに顧客毎に異なる成功の実現に至る一連のプロセスにおいてデータ蓄積を行い、ウェブ・ポータル運営に特化した企業では獲得し得ない顧客情報(ラスト・ワンマイル情報)を蓄積し、当該データを顧客属性に応じた物件情報の取得・推薦、マーケティング、サービス設計といったさまざまな局面に活用しています。
事業の特徴として、アプリやウェブ・ポータル、インターネット広告、接客面談等のさまざまな顧客接点を通じて得られるデータを自社開発システム「Tech Series」に集約し活用することで、不動産売買に係る一連の業務を自動化・効率化しているそうです。
自社開発した仕入物件管理システム「Tech Supplier」では、当該システムが仕入から売却に至る期間の短い過去の取扱物件情報等を教師データとして学習し、日々大量に発生する物件情報の中から、優良物件を推薦することで効率よく仕入れを行うことが可能になるそうです。その他にも、深層学習を用いたマイソクの自動識別や画像認識技術による文字情報の自動読み取りにおいてRPA活用を行ったりしています。
GA technologies(3491)IPO仮条件から公開価格の日程
想定価格 | 2,130円 |
仮条件 | 2,310円~2,510円 |
公開価格 | 7月13日 |
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約12.8億円です。オーバーアロットメントの採用はありません。上場規模は通常サイズなので荷もたれ感などは無いと思います。不動産業のIPOですが、人口知能なども活用しているそうなので初値も期待が出来そうです。
リノシーの会員数が急激に増加していることから上場後の知名度アップも期待が出来そうです。基本的に中古不動産のマッチングポータルサイトを運営している企業です。
GA technologies(3491)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 600,000株 |
売出株数 | 0株 |
公開株式数 | 600,000株 |
OA売出 | 0株 |
引受幹事 | SBI証券(主幹事) 大和証券 みずほ証券 SMBC日興証券 岡三証券 岡三オンライン 東海東京証券 藍澤證券 岩井コスモ証券 |
SBI証券主幹事がまたきました。なかなかIPOチャレンジポイントを使う機会がない方もGA technologiesなら少し低いところで当選できそうな気もします。ポイントと利益を考えると少し難しいと思いますが、お盆に向け資金が必要な方もいそうです。
幹事的に申し込みやすいIPOなので手広く申込んでおくとよいでしょう。SBI証券以外からの当選も少し期待したいと思います。IPOは前受け金不要の企業もあるのでお忘れなく!
会社設立は2013年3月、本社は東京都渋谷区広尾一丁目1番39号恵比寿にあり、社長は樋口龍氏で36歳と非常に若いです。従業員数は164名になり平均年齢29.3歳、平均勤続年数1.7年、平均年間給与約537万円です。
GA technologies(3491)IPOの初値予想
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
樋口 龍 | 1,900,000株 | 39.97% |
合同会社GGA | 930,000株 | 19.56% |
株式会社GA technologies | 642,260株 | 13.51% |
株式会社TATERU | 335,180株 | 7.05% |
清水 雅史 | 184,000株 | 3.87% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集に関連して、当社取締役である樋口龍及び清水雅史、並びに株主である合同会社GGA及び株式会社TATERUは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成31年1月20日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等は行わない旨合意しております。
また、当社株主であるみずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成30年10月22日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、その売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所における売却等は除く。)は行わない旨合意しております。
GA technologiesIPO幹事引受け株数決まる
幹事団 | 引受け株数 |
SBI証券(主幹事) | 510,000株 |
大和証券 | 42,000株 |
みずほ証券 | 18,000株 |
SMBC日興証券 | 18,000株 |
岡三証券 | 3,000株 |
東海東京証券 | 3,000株 |
藍澤證券 | 3,000株 |
岩井コスモ証券 | 3,000株 |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
GA technologiesIPOの直感的初値予想
第一弾⇒ 4,500円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 5,000円
GA technologiesIPOの大手初値予想
4,700円~5,400円
その後、4,400円~5,100円
GA technologies(3491)IPOを個人的に分析してみました
ストックオプション期間 | 株数残 |
平成29年5月26日~平成39年5月11日 | 140,000株 発行価格358円 |
平成31年5月16日~平成39年5月11日 | 180,100株 発行価格358円 |
平成32年1月31日~平成40年1月11日 | 32,600株 発行価格1,900円 |
平成32年8月01日~平成40年3月08日 | 50,000株 発行価格1,900円 |
平成33年8月01日~平成40年3月08日 | 100,000株 発行価格1,900円 |
ロックアップは180日間(平成31年1月20日)となっています。また、みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合がロックアップ90日間(平成30年10月22日)でロックアップ解除倍率1.5倍となっています。NTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合の106,000株にはロックアップが掛かっていないようです。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の4,251,380株から算出すると想定価格ベースで約90.6億円になります。意外と時価総額が大きい銘柄のようですね。
GA technologiesのIPOは初値2倍程が視野に入ると思いますが、人工知能(AI)銘柄とは言えないのである程度で落ち着くと思います。急騰するようなことがあれば是正されそうな気がします。ベンチャーキャピタル出資が少ないため買い需要期待はあるでしょう。
GA technologiesのIPO主幹事取扱い決定⇒ 東海東京証券公式
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