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ギークス上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】

マザーズ市場にギークス(7060)IPOが新規上場承認されました。主幹事はSMBC日興証券になりITやゲームを取り扱う企業なので人気がありそうです。公開株数810,000株、オーバーアロットメント121,500株になり想定発行価格算出の吸収額は約18億円です。
 

ITフリーランスという面白そうな事業を行っていますが、売上を確認するとゲーム事業の売上が前期比で67.2%も増加しています。バンダイナムコやグリー、スクウェア・エニックスなど国内大手ゲームメーカーとの取引があります。
 

ギークス上場とIPO初値予想
 

業 種サービス業
上場市場マザーズ
公開予定3月20日
BB期間3月05日~3月11日
企業ホームページhttps://geechs.com/
事業の内容ITフリーランスの働き方を支援し、企業向けに技術リソースのシェアリングを提供するIT人材事業、並びにIT人材育成、ゲーム

 

【手取金の使途】

差引手取概算額1,092,423千円に本第三者割当増資の手取概算額上限214,980千円と合わせた、手取概算額合計上限1,307,403千円については、①設備資金、②運転資金及び③子会社への投融資資金等として以下の使途に充当する予定であります。

①設備資金
事業拡大に伴う人員の増強に対応するため、本社オフィスの増床に係る資金として平成32年3月期に100,000千円、平成33年3月期に100,000千円を充当する予定であります。

②運転資金
イ.IT人材事業
多くのITフリーランスを集めることでマッチングの機会が増えることから、ITフリーランスを新規獲得するためのWebプロモーションに係るリスティング広告、アフィリエイト費用、SEO対策費用等のITフリーランス集客費用として、平成31年3月期に10,390千円、平成32年3月期に160,580千円、平成33年3月期に120,000千円を充当する予定であります。また、ITフリーランスに向けた当社ブランディング強化によってエンゲージメントを高めマッチングの機会が増えるため、新規もしくは既存登録者向けに制作するITフリーランス向けの冊子、ノベルティ、その他各種イベント開催などの販売促進を目的とした広告宣伝費として、平成32年3月期に4,200千円、平成33年3月期に5,400千円を充当する予定であります。加えて、ITフリーランスの登録者及び受注数の増加により、顧客及びITフリーランスに対するサポート等の関連業務が増加することに伴う社内人員の増員を目的とする人材採用費及び人件費等として、平成32年3月期に85,335千円、平成33年3月期に115,306千円を充当する予定であります。
ロ.インターネット事業
多くのユーザーを獲得することで広告主からの広告掲載受注へとつながることから、ゴルフ専門情報サイト「Gridge(グリッジ)」の閲覧ユーザー獲得を目的としたWeb広告等の広告宣伝費用として、平成32年3月期に6,000千円、平成33年3月期に24,000千円を充当する予定であります。

③子会社への投融資資金
イ.IT人材育成事業
NexSeed Inc. における留学見込生の新規獲得に伴うWeb広告費用等の留学生集客費として、平成32年3月期に62,329千円、平成33年3月期に72,109千円を充当する予定であります。
ロ.ゲーム事業
G2 Studios株式会社における事業拡大による開発ラインの増加に伴うエンジニアの増員を目的とする人材採用費及び人件費等として、平成32年3月期に178,473千円、平成33年3月期に162,618千円を充当する予定であります。

上記①~③の残額につきましては、運転資金のために借入れた銀行からの借入金の返済資金に充当する予定であります。具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。

 

ギークス(7060)IPOの業績と事業内容

業績の伸び率はよいみたいですが、第10期は2,100万円の赤字だったようです。その後大きく黒字化し今期は最高益となりそうです。IPOのタイミングとしては悪くないと思います。
 

同社が提供する事業は、日本において深刻な社会問題となっている慢性的なIT人材不足を、ITフリーランスを活用した技術リソースシェアリングや、フィリピン最大級の日系テックスクールとして次世代エンジニアの育成などを通じて、企業の経営課題を解決するIT人材領域をメイン事業としています。
 

その他の事業として、大手ゲーム配信事業者とのパートナーシップにより数々のヒットタイトルを手がけるスマートフォン向けゲーム制作、VR・AR・MR・3Dホログラムなどの新技術を活用した動画コンテンツ制作、ゴルフ業界に特化したウェブメディア運営を行なっています。
 

ギークス(7060)IPO評判
 

同社グループは子会社2社を含む全5事業で構成されており、各事業セグメントは「IT人材事業」「IT人材育成事業」「ゲーム事業」「動画事業」「インターネット事業」に分類されます。
 

IT人材事業では、企業の枠を超えて複数のプロジェクトに携わるITフリーランスの技術リソースシェアリングを活用した新しいエンジニアリングスタイルを提案しています。ITフリーランスの働き方を支援し、彼らの有する技術スキル、経験、志向性、そして企業の保有する案件をデータベース化することで、技術力をシェアするプラットフォームの役割を担い企業のニーズに応える最適なマッチングを実現します。
 

IT人材育成事業では、IT人材不足の解消とグローバルに活躍する人材を育成することを目的に、平成25年にフィリピンセブ州にてNexSeed Inc.を設立しエンジニア留学、英語留学を提供するスクール事業に参入し、卒業後に有名IT企業へ就職する卒業生や起業する卒業生を輩出しています。
 

ギークス(7060)IPO従業員と事業領域
 

ゲーム事業では、大手ライセンサーやゲームメーカーなどのゲーム配信事業者と協業・パートナーシップを組み、Unityを使ったスマートフォン向けネイティブアプリゲームの企画・開発・運営を受託しています。新しい取り組みとして、VR・ARやプロジェクションマッピング、ホログラムなどの様々な新技術を活用した動画コンテンツの制作を行います。
 

動画事業では、主にパチンコ・パチスロなどの遊技機系とスマホゲーム・アプリのPV(プロモーションビデオをはじめ、企業のサービス・商品、採用ホームページ用の映像・動画制作)を行っています。
 

インターネット事業では、「ゴルフの楽しさをすべての人に」をコンセプトにしたゴルフ専門情報サイトの「Gridge(グリッジ)」を運営しており、主に若手世代や女性ゴルファーをターゲットに、一般ゴルファーのライターネットワークを活用して記事を掲載しています。
 

ギークス(7060)IPO仮条件から公開価格の日程

想定価格1,930円
仮条件1,800円~1,930円
公開価格3月12日

 
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約15.6億円です。オーバーアロットメントを含めると約18億円になります。上場規模は荷もたれ感がある水準ですが業績が伸びてきているためこの規模であれば公開価格を超えてくると思います。
 

第10期は赤字ですが、第11期は2.77億円の黒字化になりインパクトがあります。大手ゲーム企業との提携などが業績を押し上げているようです。
 

ギークス(7060)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数622,000株
売出株数188,000株
公開株式数810,000株
OA売出121,500株
引受幹事SMBC日興証券(主幹事)
SBI証券
東洋証券
エース証券
水戸証券
岩井コスモ証券
岡三証券
岡三オンライン
いちよし証券

 

当選狙いならSMBC日興証券からの申し込みは必須です。そしてSBI証券からの申し込みはIPOチャレンジポイント狙いになるでしょう。たまに当選するので少しだけ期待しておきます。東洋証券やエース証券、水戸証券からの申し込みは個人的にできないため残念ですが、支店口座の方は狙ってみるといいかもしれません。
 

岡三オンラインといちよし証券は前受け金が必要ないため申し込んでおきたいと思います。そのうち当選するでしょう!当選するならSMBC日興証券でしょうね。
 


 

 
会社設立は2007年8月23日、本社住所は東京都渋谷区道玄坂二丁目11番1号、社長は曽根原稔人氏(44歳)です。従業員は86人、平均年齢30.6歳、平均勤続年数2.5年、平均年間給与約440万円です。連結従業員数は311人になり、ゲーム事業が148人と多くなっています(この他IT人材事業51人、IT人材育成事業77人、動画事業8人、インターネット事業12人、全社共通15人)
 

ギークス(7060)IPOの初値予想

氏名又は名称所有株式数割合
曽根原 稔人1,776,000株38.38%
合同会社ベインパートナーズ1,700,000株36.74%
WMグロース3号投資事業有限責任組合691,880株14.95%
みずほ成長支援投資事業有限責任組合117,640株2.54%
加賀電子株式会社50,000株1.08%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、貸株人である曽根原稔人、当社株主である合同会社ベインパートナーズ、丸山大及び株式会社グッドスマイルカンパニー並びに当社新株予約権者111名は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」という。)に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の平成31年9月15日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。

当社売出人であるWMグロース3号投資事業有限責任組合及び当社株主であるみずほ成長支援投資事業有限責任組合は、主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して90日目の平成31年6月17日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式の売却等(ただし、その売却価格が募集における発行価格又は売出しにおける売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)を行わない旨を約束しております。

 

ギークスIPO幹事引受け株数決まる

幹事団引受け株数
SMBC日興証券(主幹事)729,000株
SBI証券24,300株
東洋証券16,200株
エース証券8,100株
水戸証券8,100株
岩井コスモ証券8,100株
岡三証券8,100株
いちよし証券8,100株

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

ギークスIPOの直感的初値予想

第一弾⇒ 2,500円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 3,500円
※仮条件発表後
 

ギークスIPOの初値予想

3,000円~4,500円

思いのほか地合いが良好のため予想上振れとなるようです。クラウドソーシング系のIPOは特に人気が高いものの新鮮味としては今一つとなります。しかし、売上の半分がゲーム事業になるため注目度は高いと考えています。気になるのはベンチャーキャピタル保有株です。

2社で約81万株もあるためロックアップが外れる2,895円は意識しておきたい数値です。VCが売ってくる可能性もありますが、良好な地合いのため初値を吊り上げ逃げ切ることも考えられます。セカンダリー狙いの銘柄としても多少意識されているようです。
 

ギークス(7060)IPOを個人的に分析してみました

ストックオプション期間株数残
平成29年4月01日~平成37年3月13日92,160株
発行価格150円
平成30年4月01日~平成38年3月13日34,080株
発行価格850円
平成31年4月01日~平成39年3月15日7,440株
発行価格900円
平成32年4月01日~平成40年3月15日85,360株
発行価格1,050円

 
ロックアップは180日間(平成31年9月15日)、売出人の「WMグロース3号投資事業有限責任組合」「みずほ成長支援投資事業有限責任組合」には90日間のロックアップが付与され発行価格の1.5倍でロックアップが解除されます。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の5,050,920株から算出すると想定価格ベースで約97.5億円になります。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになり126,240株が上場時点で行使期限に入るようです。
 

ギークスはIPO向きの銘柄だと考えていますが、ベンチャーキャピタルの動向で初値が決まりそうな気がします。基本的に人気があると考えられ全力申し込みを行ってよいと思います。申し込みが出来る証券会社も少ないですが株数が若干多めなので期待しています。
 

IPOが賑わいを取り戻せば10万円以上の利益は出そうです。連日上場するためそこまでの元気はないのかもしれませんが、期待できそうです!
 

tileltuku ギークス(7060)も主幹事引受け決定です⇒ SMBC日興証券

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