【評価】GENDA(ジェンダ)IPOの上場と初値予想!VC案件は人気ない
GENDA(ジェンダ)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事はSBI証券とSMBC日興証券が共同で引受けます。
上場規模は約155.9億円で公開株数7,791,000株、オーバーアロットメント1,168,600株です。想定発行価格は1,740円になっています。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 7月28日 |
BB期間 | 7月11日~7月18日 |
企業ホームページ | https://genda.jp/ |
事業の内容 | グループ傘下の複数のエンターテイメント事業会社の経営支援に従事する純粋持株会社。主力事業は「GiGO」ブランドを主としたアミューズメント施設約250店舗の運営 |
目次まとめ
GENDA(ジェンダ)IPOの業績と事業内容
同社グループが事業領域としているエンターテイメント業界の中でも、特に主力事業である国内のアミューズメント施設運営業界においては、全国展開する大手プレーヤーの他、特定の地域に根差した中小規模のアミューズメント施設運営企業が数多く存在します。
そのような企業の中には、経営の合理化が進みにくい、人材を十分に確保できない、デジタル化が遅れている、初期投資がかさむため魅力的なアミューズメントマシンや景品の導入ができない、といった経営課題を抱えている場合があります。
このような課題を抱えた企業に対して同社グループは、M&Aや資本業務提携等を用いることで保有するアミューズメント施設運営に関する知見や経営資源を提供し、経営効率改善等の支援を行っています。
GENDA(ジェンダ)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,740円 |
仮条件 | 1,740円~1,770円 |
公開価格 | 7月19日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約135.6億円です。オーバーアロットメントを含めると約155.9億円になります。
上場規模が大きく需給不安がありそうです。
GENDA(ジェンダ)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 2,200,000株 |
売出株数 | 5,591,000株 |
公開株式数 | 7,791,000株 |
OA売出 | 1,168,600株 |
引受幹事 | SBI証券(共同主幹事) SMBC日興証券(共同主幹事) みずほ証券 東海東京証券 岡三証券 丸三証券 岩井コスモ証券 水戸証券 極東証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 |
委託見込 | SBIネオトレード証券 岡三オンライン |
悩ましいIPOだと思います。大手予想も公開価格割れを視野に入れているようですね。
GENDAの会社設立は2018年5月10日、本社住所は東京都港区東新橋一丁目9番1号東京汐留ビルディング17階、社長は申真衣氏(38歳)です。※2023年7月05日時点
従業員数は36人(臨時雇用者6人)、平均年齢35.1歳、平均勤続年数1.4年、平均年間給与約897万円です。
GENDA(ジェンダ)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
吉村英毅・ミダスB投資事業有限責任組合 | 15,000,000株 | 42.92% |
片岡 尚 | 5,890,000株 | 16.85% |
ミダスキャピタルGファンド有限責任事業組合 | 4,800,000株 | 13.73% |
申 真衣 | 1,979,200株 | 5.66% |
合同会社シンマイ | 1,033,600株 | 2.96% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは180日間(2024年1月23日)でロックアップ解除倍率設定はありません。親引けは最大12.5億円になるようです。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
SBI証券(共同) | 3,974,200株 | 51.01% |
SMBC日興証券(共同) | 3,194,300株 | 41.00% |
みずほ証券 | 272,600株 | 3.50% |
東海東京証券 | 233,700株 | 3.00% |
岡三証券 | 31,100株 | 0.40% |
丸三証券 | 15,500株 | 0.20% |
岩井コスモ証券 | 15,500株 | 0.20% |
水戸証券 | 15,500株 | 0.20% |
極東証券 | 15,500株 | 0.20% |
楽天証券 | 7,700株 | 0.10% |
マネックス証券 | 7,700株 | 0.10% |
松井証券 | 7,700株 | 0.10% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,600円~1,900円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,800円~2,100円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
GENDAの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,600円~2,000円
修正値2,000円前後
買収を繰り返し企業規模を拡大させてきた企業です。すでに業界TOPクラスにまで成長していると観測。
女性社長で業績規模も大きく、経営陣が手腕揃いということでファンドも高く評価しているようですね。そのため株価設定が割高となっています。
投資市場でゲームセンター業界に投資したいと思う方は少ない気がする。新しい環境の提供なども難しく現在の収益はクレーンゲームだと言われています。昔とは大違いの環境だと言えます。
オンラインクレーンゲームなども行いますが基本は店舗収益になります。
外資ファンドが同社株を27.11億円購入する関心の表明を実施。これにより国内ファンドも積極的に参加する可能性が出てきたようです。
なんとなく不安だが利益が出そうな気もします。SBI証券とSMBC日興証券が共同で主幹事。店頭系が入ることでイメージも多少良いかも?難しいIPOとなりました。
GENDA(ジェンダ)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2018年10月05日~2038年10月04日 | 1,588,000株 発行価格500.25円 |
2019年7月31日~2029年7月30日 | 327,600株 発行価格20.4円 |
2021年4月01日~2031年3月31日 | 651,600株 発行価格254.5円 |
2022年1月24日~2032年1月23日 | 101,600株 発行価格381円 |
2022年1月24日~2032年1月23日 | 508,400株 発行価格378.75円 |
ロックアップは180日間で解除倍率設定なし。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。3,177,200株が上場時に行使期限入りします。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の33,973,600株から算出すると想定価格ベースで約591.1億円になります。
人気はあまりなさそうなのでIPOに参加しない選択もありだと思います。
7月IPOはVC案件が多く要注意だと思います!
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