オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はマザーズで主幹事はみずほ証券が引受けます。
上場規模は約9.6億円で公開株数880,000口、オーバーアロットメント132,000口です。想定発行価格は950円になっています。
テックポイント・インク(6697)以来のJDR銘柄のIPOになります。2017年9月に上場していますけど懐かしい響きですね。
業 種 | 卸売業 |
上場市場 | マザーズ ※外国株 |
上場日 | 6月29日 |
BB期間 | 6月10日~6月16日 |
企業ホームページ | https://www.omniplussystem.com/ja |
事業の内容 | 汎用およびエンジニアリングプラスチックの流通、製造業 |
【手取金の使途】
差引手取概算額558,120,000円については、「募集に関する特別記載事項2第三者割当増資とシンジケートカバー取引について」に記載の第三者割当増資における差引手取概算額上限115,368,000円と併せて、その全額を、2021年12月までに、原材料仕入に係る運転資金に充当する予定です。
※有価証券届出書(EDINET)抜粋
目次まとめ
オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)IPOの業績と事業内容
業績は好調で右肩上がりのようです。2017年に伊藤忠商事のグループ企業である「伊藤忠プラスチック」「ITOCHU Plastics Pte. Ltd.」との業務提携を発しています。
同社グループは、エンジニアリング・プラスチックを軸に、顧客のニーズに応じたカタログ販売や汎用品の販売を行うエンジニアリング・プラスチックの流通事業と、顧客ニーズにより深く関与して高耐久・高耐熱、デザイン性を有する樹脂コンパウンドを行う開発・製造事業を行っています。
2021年3月末現在、同社グループはシンガポール国内外の連結子会社14社、ジョイント・オペレーション(共同支配事業)1社及び持分法適用関連会社2社で構成されています。
同社グループの最大の強みは、シンガポール本社に隣接するエンジニアリング・センターを中心とした研究開発能力だそうです。
エンジニアリング・センターでは、開発・エンジニアリング分析・特性評価機能により、アプリケーションの詳細な調査・分析、差別化及び迅速なカスタマイズが可能となっています。
シンガポール企業、シンガポール科学技術研究庁、およびシンガポールの各種研究機関とのパートナーシップにより、特に自動車・家電分野向け新材料の共同開発・投資を図ると同時に、アプリケーション・マッチングのための強力で体系的な材料データベースの構築も担っています。
日本国内では山形大学と機械学習と人工知能(AI)を使用したポリマー着色剤ライブラリについて共同研究開発を行っいるそうです。
有料情報では何で日本に上場するのか意図がわからないようです。まあ色々ありますよね。
オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 950円 |
仮条件 | 940円~960円 |
公開価格 | 6月17日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約8.4億円です。オーバーアロットメントを含めると約9.6億円になります。
承認当初は人気があると思いましたがどうやらあまり人気が見込めないようです。
日本を利用した上場で将来の資金吸収を考えているのか?それとも事業提携なのかな?と某レポートをみて思いました。
オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募口数 | 880,000口 |
売出口数 | 0口 |
公開口数 | 880,000口 |
OA売出 | 132,000口 |
引受幹事 | みずほ証券(主幹事) SBI証券 岡三証券 |
委託見込 | 岡三オンライン証券 SBIネオトレード証券 |
みずほ証券の他にもSBI証券が15%引受けなので当選の期待があります。岡三証券も440単元あるので期待できるかもしれません。
岡三オンラインでも取扱いが見込めるため口座開設していれば申し込みを行っておくとよいでしょう。
当選を狙って申し込むつもりですがどうやら利益はあまり見込めないようです。申込んでもたくさん当選できないため普通に申込みを行うつもりです。
それと久しぶりにETF投資ができるウェルスナビにログインしたら投資額に対して35%程度の利益が出ています。たかがETF投資なのに凄いことが起きました。
なんだかこのまま株式市場が拡大する期待のほうが大きくなった気がします。気軽に投資ができる環境に日本もなってきましたよね。
タイアップ特典が付いていて現金1,000円貰うことができるので興味があれば利用してください。
オムニ・プラス・システム・リミテッドの会社設立は2002年3月26日、本社住所は東京都千代田区大手町一丁目1番1号大手町パークビルディング、最高経営責任者はネオ・プアイ・ケオン氏です。
従業員数は40人(臨時雇用者0人)、平均年齢39歳、平均勤続年数5年、平均年間給与63,910(米ドル)です。連結従業員数は216人で臨時雇用者は連結でも0人です。
オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
Neo Puay Keong | 8,065,196株 | 40.23% |
ITOCHU Plastics Pte. Ltd. | 5,315,384株 | 26.52% |
D3cube Venture Pte Ltd | 4,009,168株 | 20.00% |
Ang Whai Hoon | 1,453,344株 | 7.25% |
Omni-2025 Pte Ltd | 1,202,752株 | 6.00% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
株式買取引受による募集に関連して、貸株人かつ当社の株主であるNeo Puay Keong並びに当社の株主であるItochu Plastics Pte Ltd.、D3cube Ventures Pte Ltd及びOmni-2025 Pte Ltdは、みずほ証券株式会社との間で、元引受契約締結日から本有価証券信託受益証券に係る上場日から起算して180日目の2021年12月25日までの期間中、みずほ証券株式会社による同意なしには、当社株式、当社株式に転換若しくは交換されうる有価証券等の処分等(但し、オーバーアロットメントによる募集に伴う貸付け、当社株式の本有価証券信託受益証券への交換及び本有価証券信託受益証券の当社株式への交換等を除く)を行なわない旨を合意しております。
この他、Ang Whai Hoonは90日間(2021年9月26日)までのロックアップに合意しています。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
みずほ証券(主幹事) | 704,000口 | 80.00% |
SBI証券 | 132,000口 | 15.00% |
岡三証券 | 44,000口 | 5.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,100円~1,500円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,100円~1,300円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
オムニ・プラス・システム・リミテッドの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,000円~1,500円
修正値1,500円前後
あまり人気が見込めないようです。何のために上場するの?と言った疑問があるため初値利益は難しいみたいです。
上場体制が取れていないにも関わらず上場するような内容が出ていたためどうなんでしょかね。個人的には伊藤忠商事関係の買いが入ればと思っています。上場規模が小さくても卸売業は人気が見込めないようです。
ただ公開価格割れもなさそうなので申込んでみます。大手レポートではあまり印象がよくない銘柄みたいです。吸収額は9.7億円なので行けると思いますけど株価は他社比較で既に適正水準みたいです。割れなければ良いというスタンスで挑みます。
2022年3月期の業績は売上393.20億円を予想し四半期利益が19.20億円だそうです。前期比だと売上42.30%増、四半期利益48.03%増になる予想が出ていました。PERは10.5倍です。
当選狙いで申込むつもりです。楽しみがないとIPOも面白くありませんからね。
オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
新株予約権なし | -株 発行価格-円 |
ロックアップは90日間と180日間がありどちらもロックアップ解除倍率の設定はありません。またストックオプションは発行されていません。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の20,925,844株(口)から算出すると想定価格ベースで約198.8億円になります。
上場規模は小さいため上場させて何か企んでいるのかな?と思っています。商社大手の伊藤忠商事グループが関与してますからね。
ということでとりあえずはIPO当選を目指したいと思います。それとDMM.com証券(PR)で全研本社の抽選募集が行われています。
前受け金不要でIPO抽選に参加できるため申込んでおきましょう!これだけ上場ラッシュなので他にも取扱いが行われると思います。
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