【評価】楽天銀行(5838)IPOの上場と初値予想!割れそうな気がする
楽天銀行(5838)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はプライム市場で主幹事は大和証券を主体として5社が引受けます。
上場規模は約1148.3億円で公開株数59,506,800株、オーバーアロットメント4,463,000株です。想定発行価格は1,630円~1,960円の中心価格1,795円になっています。
業 種 | 銀行業 |
上場市場 | プライム市場 |
上場日 | 4月21日 |
BB期間 | 4月05日~4月11日 |
企業ホームページ | https://www.rakuten-bank.co.jp/ |
事業の内容 | インターネット銀行 |
目次まとめ
楽天銀行(5838)IPOの業績と事業内容
同社は楽天グループ株式会社が100%出資するインターネットを活用した銀行であり、日本において個人・法人(事業性個人を含む)に対して事業を行います。
台湾においては個人に対して多様なお客さまニーズに応える銀行サービス及びこれに付随する金融サービスを提供しています。
楽天銀行グループは同社と連結子会社23社及び非連結子会社4社で構成されています。
楽天銀行(5838)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,795円 |
仮条件 | 1,300円~1,400円 |
公開価格 | 4月13日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約1,068.1億円です。オーバーアロットメントを含めると約1148.3億円になります。想定仮条件の上限1,960円算出だと約1253.8億円にもなります。
PERは最大12.1倍になります。住信SBIネット銀行がPER9.3倍に決ったので割高だと思います。プライム市場でも厳しそうですね!
楽天銀行(5838)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 5,555,500株 |
売出株数 | 53,951,300株 国内販売28,363,400株 海外販売25,587,900株 |
公開株式数 | 59,506,800株 |
OA売出 | 4,463,000株 |
引受幹事 | 大和証券(共同主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事) みずほ証券(共同主幹事) SMBC日興証券(共同主幹事) ゴールドマン・サックス証券(共同主幹事) 楽天証券 野村證券 マネックス証券 松井証券 |
委託見込 | コネクト auカブコム証券 DMM.com証券(PR) |
事前人気は低そうです。それに投資家の間では上場延期になるのかも?と囁かれています。
大手予想も銀行株が大荒れの中で心配だという感じみたいですね。ある意味話題の銀行株です!
楽天銀行の会社設立は2000年1月14日、本社住所は東京都港区港南二丁目16番5号、社長は永井啓之氏(58歳)です。※2023年3月25日時点
従業員数は841人(臨時雇用者161人)、平均年齢37.1歳、平均勤続年数5.0年、平均年間給与約654万円です。
楽天銀行(5838)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
楽天グループ株式会社 | 164,463,880株 | 100.0% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは180日間(2023年10月17日)で解除倍率の設定はありません。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
大和証券(共同) | 8,818,900株 | 26.00% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同) | 5,698,400株 | 16.80% |
みずほ証券(共同) | 4,613,000株 | 13.60% |
SMBC日興証券(共同) | 3,256,200株 | 9.60% |
ゴールドマン・サックス証券(共同) | 2,035,100株 | 6.00% |
楽天証券 | 5,427,000株 | 16.00% |
野村證券 | 3,391,900株 | 10.00% |
マネックス証券 | 339,200株 | 1.00% |
松井証券 | 339,200株 | 1.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,500円~1,960円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,300円~1,500円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
楽天銀行の初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,600円~2,000円
修正値1,400円~1,500円
仮条件範囲が大きく下げられた。上限の1,400円決定だと約895.6億円の吸収、そして時価総額が約2380.3億円となる。
かなり絞られた印象だがPERは仮条件レンジだと8.0倍~8.6倍となる。これは住信SBIネット銀行よりも安い。
ただ銀行株の戻りはまだ鈍いためあまり期待しないほうが良さそう。何とか公開価格割れせず上を目指すと思われる。
楽天グループとしては楽天銀行の次に楽天証券の上場が控える。楽天銀行はグループ内でエース級の事業でありこれがコケでもしたら楽天証券は買われない可能性がある。
ということである程度BBに参加してみたい。リスクは意外に大きいかもしれない。
東証プライム市場への上場とIPO閑散期に入る前に新規資金でポジションを持ちたい短期筋に期待したい。配当が出るのかわからないため積極的な買いは限定か。
【追記】
どうやら大手予想の初値予想は1,700円~1,800円となっているようです。さらにグレーマーケットの価格が1,800円だと伝わっています。と言うことは2,000円を目指す展開もあながち嘘ではない。
公開価格割れはなさそうなので安く寄り付けばセカンダリーに参加したい。公募分は全て初値で売却しメイン証券で利益の積み増しをはかりたいと思う。上手くいけば50万円以上の利益が手に入りそうだ。
楽天銀行(5838)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
なし | -株 発行価格-円 |
ロックアップは180日間になり解除設定なしになります。ストックオプションはありません。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の170,019,380株から算出すると想定価格ベースで約3,051.8億円になります。
状況的に非常に懸念されると思います。ネット銀行になっていますがこれだけ世界の銀行で破綻騒ぎなどが起きているため厳しいと思います。
良くて公開価格あたりの初値となるのではないでしょうか?儲かっている企業みたいですけど配当の観測は出ていません。
IPOで前受金が必要ない企業⇒ SBIネオトレード証券
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