【評価】南海化学(4040)IPOの上場と初値予想!
南海化学(4040)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はスタンダード市場で主幹事はSMBC日興証券が引受けます。
上場規模は約12億円で公開株数626,300株、オーバーアロットメント93,900株です。想定発行価格は1,660円になっています。
業 種 | 化学 |
上場市場 | スタンダード市場 |
上場日 | 4月20日 |
BB期間 | 4月05日~4月11日 |
企業ホームページ | https://www.nankai-chem.co.jp/ |
事業の内容 | 化学工業薬品、農薬、医薬部外品及び食品添加物の製造・販売、産業廃棄物の収集、運搬及び中間処理に関する事業、並びに、塩の製造、加工、販売に関する事業 |
目次まとめ
南海化学(4040)IPOの業績と事業内容
1906年の創業以来、化学品メーカーとして歩み続けてきた企業です。
現在は、「化学品事業を通じて地球環境と豊かな社会の創生に貢献する」を企業理念に掲げ、様々な製品の基礎原料として使われる苛性ソーダや殺菌、消毒に使われる次亜塩素酸ソーダをはじめとする「基礎化学品事業」、
酢酸ナトリウム(食品用日持ち向上剤)、グルコサミンをはじめとする「機能化学品事業」、土壌殺菌剤として使われる農薬クロルピクリンをはじめとする「アグリ事業」、
廃硫酸のリサイクルを中心とする「環境リサイクル事業」、及び塩の加工・販売に関する「各種塩事業」の5事業を展開しています。
また、同社及び関係会社は、南海化学と国内外の連結子会社6社並びに持分法適用関連会社2社により構成されています。
南海化学(4040)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,660円 |
仮条件 | 1,660円~1,740円 |
公開価格 | 4月12日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約10.4億円です。オーバーアロットメントを含めると約12億円になります。
この規模なら行けそうな気がしますけど微妙です。上場ラッシュ中でないためセーフかもしれません。配当は15円なので少ないです。
南海化学(4040)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 600,000株 |
売出株数 | 26,300株 |
公開株式数 | 626,300株 |
OA売出 | 93,900株 |
引受幹事 | SMBC日興証券(主幹事) 野村證券 SBI証券 楽天証券 松井証券 岩井コスモ証券 岡三証券 マネックス証券 あかつき証券 |
委託見込 | 岡三オンライン証券 |
不参加のIPOでも良さそうです。あまり人気にならないでしょう。元祖スタンダード銘柄みたいなもんですね。
もとは中山製鋼所グループなので知名度は多少あるのかもしれません。買われるとしたらニッチ事業だから?
南海化学の会社設立は1951年6月26日、本社住所は大阪市西区南堀江一丁目12番19号、社長は菅野秀夫氏(65歳)です。※2023年3月25日時点
従業員数は199人で平均年齢47.4歳、平均勤続年数8.9年、平均年間給与約676万円です。連結従業員数は304人となっています。
南海化学(4040)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
南海化学従業員持株会 | 76,000株 | 5.59% |
東亞合成株式会社 | 70,000株 | 5.15% |
ソーダニッカ株式会社 | 63,000株 | 4.63% |
土居 弘子 | 58,124株 | 4.28% |
大中物産株式会社 | 54,516株 | 4.01% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは180日間(2023年10月16日)でロックアップ解除設定なしです。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 564,100株 | 90.07% |
野村證券 | 18,700株 | 2.99% |
SBI証券 | 12,500株 | 2.00% |
楽天証券 | 6,200株 | 0.99% |
松井証券 | 6,200株 | 0.99% |
岩井コスモ証券 | 6,200株 | 0.99% |
岡三証券 | 6,200株 | 0.99% |
マネックス証券 | 3,100株 | 0.49% |
あかつき証券 | 3,100株 | 0.49% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,550円~1,900円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,760円~1,900円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
南海化学の初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,700円~2,000円
修正値1,800円~2,000円
仮条件が引上げられているため安心感があります。しかし人気はあまりないと思います。
成熟感があり配当も15円しか出ません。配当利回りは1,740円算出で0.86%しかありません。
類似企業のPERが8倍~10倍なので割れることはないかもしれませんが人気はなさそうです。吸収金額が12.5億円なので多分割れないかな。
でも上値が重たそうです。スタンダード市場で老舗感ある企業は人気ないでしょう。BBは100株当選する程度しか申込みません。地合いが崩れてきたのでBB最終日まで様子見もありでしょう。
南海化学(4040)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2021年7月11日~2029年6月27日 | 77,500株 発行価格2,072円 |
ロックアップは180日間で解除倍率設定なしです。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の2,330,330株から算出すると想定価格ベースで約38.7億円になります。
IPOの数が少し減るので公開価格を超えればいいよね?というレベルのIPOだと思います。
PERを調べると4.3倍なので類似企業比較だと割安なのかもしれません!
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