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【評価】日本システムバンク(5530)IPOの上場と初値予想

日本システムバンク(5530)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場は名証メイン市場で主幹事は岡三証券が引受けます。
 

上場規模は約3.1億円で公開株数150,000株、オーバーアロットメント22,500株です。想定発行価格は1,800になっています。人気なさそうですね。
 

日本システムバンク(5530)IPOの上場
 

業 種不動産業
上場市場名古屋証券取引所メイン市場
上場日4月14日
BB期間3月29日~4月04日
企業ホームページhttps://www.syb.co.jp/
事業の内容コインパーキングの運営、駐車場機器の販売・保守

 

日本システムバンク(5530)IPOの業績と事業内容

同社グループは、創業当初から「遊休不動産の有効活用」という基本理念の下、コインパーキングとして活用可能な遊休土地を持つ土地所有者に対し、「コインパーキングの運営から駐車場機器の供給・メンテナンスを手掛ける駐車場管理の総合商社」として、土地所有者の要望に応じて柔軟に提案・対応をしています。
 

「コインパーキングの収益性に興味はあるが、自分で運営するのは不安。」という土地所有者に対しては、同社がコインパーキングの運営事業者として、土地所有者から賃借した土地にコインパーキングを開設・運営し、土地所有者へ土地の賃借料を支払います。
 

日本システムバンクの業績
 

日本システムバンク(5530)IPO仮条件と公開価格の日程

想定価格1,800円
仮条件1,800円~1,880円
公開価格4月05日

 
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約2.7億円です。オーバーアロットメントを含めると約3.1億円になります。
 

なんと配当が53円も出るようですね!配当利回りは想定で2.94%になります。計算すると普通でした。
 

日本システムバンク(5530)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数100,000株
売出株数50,000株
公開株式数150,000株
OA売出22,500株
引受幹事岡三証券(主幹事)
SBI証券
益茂証券
アイザワ証券
ちばぎん証券
あかつき証券
委託見込岡三オンライン証券
SBIネオトレード証券

 
益茂証券は初めて見た気がします。福井県の証券会社になり1945年設立になっています。申込める証券会社も限定されそうですね。
 


 
日本システムバンクの会社設立は1996年7月10日、本社住所は福井県福井市中央三丁目5番21号、社長は野坂信嘉氏(58歳)です。※2023年3月19日時点
 

従業員数は175人(臨時雇用者34人)、平均年齢43歳、平均勤続年数10.1年、平均年間給与約410万円です。連結だと187人で臨時雇用が36人でした。
 

日本システムバンク(5530)IPOの初値予想とロックアップ

氏名又は名称所有株式数割合
野坂 信嘉268,084株25.62%
野坂 俊彰147,440株14.09%
野坂 弦司53,144株5.08%
野坂 美智代26,600株2.54%
株式会社サニカ21,400株2.04%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

ロックアップは180日間(2023年10月10日まで)でロックアップ解除倍率設定なしです。ただし、VCと金融機関などに対してはロックアップ90日間(2023年7月12日)で発行価格1.5倍以上だとロックアップ解除となります。

 

幹事引受け株数と割合を調べた結果

幹事団引受け株数割合
岡三証券(主幹事)135,000株90.00%
SBI証券7,500株5.00%
益茂証券3,000株2.00%
アイザワ証券1,500株1.00%
ちばぎん証券1,500株1.00%
あかつき証券1,500株1.00%

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!

第一弾⇒ 1,750円~2,000円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 1,800円~1,900円
※仮条件発表後
 

初値予想と市場コンセサンス

日本システムバンクの初値予想をリサーチして記載します。
 

初値予想1,800円前後
修正値1,729円~1,900円
 

事業自体は全国規模なので悪くない。ただ競合のほうが業績面で安定感があります。
 

同社の配当が53円出ることは魅力だが配当利回りは2.82%は高いとは言えない。競合比較だと配当は高いが、地味な事業に投資するよりも効率の良い銘柄は他にもある。
 

業績が横ばいなので成長性は感じられない。そもそも名証メイン市場への上場で警戒する投資家は多いでしょう。
 

日本システムバンク(5530)IPOの評価と申し込みスタンス

ストックオプション期間株数残
2016年9月28日~2023年9月27日1,500株
発行価格5,700円
2017年9月24日~2024年9月23日1,300株
発行価格5,700円

 
ロックアップは180日間と90日間にわかれています。90日間分にだけ解除倍率1.5倍設定となっています。
 

ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。行使期限入りするのは2,800株です。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の1,145,144株から算出すると想定価格ベースで約20.6億円になります。
 

PERは9.6倍になるがこれが適正なのか?ともう少し調べてから投資したいと思います。人気見込みは低いと思うので不参加でもいいと思います。
 

意外と株価設定も高いですからね。日本駐車場開発(2353)やパーク24(4666)あたりを買ったほうが良さそうな感じですね。
 

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