ヴィッツ(4440)上場2日目は売り気配?初値予想は引下げ
ヴィッツ(4440)の上場1日目は初値付かずとなりました。大方の予想どうりにことが進んだことになりましたが、どうやら上場2日目は売り気配から始まりそうです。売りと買いの差は1.24倍しかなく即金規制の影響を考えると買板が大きく減るのではないかと考えています。
項目 | 内容 |
板中心値段 | 6,100円(公募・売出価格) |
気配更新上限方向 | 14,030円で更新値幅310円、更新時間10分 |
気配更新下限方向 | 4,575円で通常の更新値幅・更新時間(3分) |
注文受付価格の範囲 | 1,525円以上、24,400円以下 初値決定後は、当該初値を基準値段として適用される制限値幅となります。 |
即金規制になれば、初値決定日の買付けが買付顧客から買付代金の即日徴収となり信用買いが出来なくなります。それにSBI証券だとハイブリッド預金を振り替えたりしないといけないため作業が発生します。その他の証券会社でも振替などがあるかもしれません。
上場1日目の値幅上限は6,100円となっていましたが、6,200円までなら売買一致可能でした。しかし少し上回る6,250円あたりで一致していたため売買開始とはなりませんでした。
【モーニングスター社】
8日、東証マザーズ市場に新規上場したヴィッツ<4440.T>は、カイ気配のまま上場初日の売買を終えた。最終気配値は公開価格2650円の2.3倍に相当する6100円。差し引きで7万株超の買い長だった。あす9日は、きょうの最終気配値の6100円が基準となる。
公開価格は2,650円のため公募組はどのみち大きな利益を手にできそうです。利益が減るとややだと思いますがセカンダリーが読めないため初値売がベストだと思います。大手予想は5,600円~6,000円となっています。
Welby(4438)や東名(4439)のセカンダリーが軟調だったことも影響があり、上がるのか下がるのか微妙です。ギークス(7060)のように初値が低ければ上向く可能性が高くなりますが、3月末から少し息切れした感があります。
また、4月23日が平成最後の権利最終日になり、24日上場のハウテレビジョンとトビラシステムの受渡日は「令和」になります。何となく賑わいそうじゃないですか?プレミアムとして少し高く初値が付くのかも?と考えています。どちらもかなり人気があるようですからね。グッドスピードはあまり人気とは言えないみたいです。
ヴィッツに関しては組み込みソフトウェアの受託開発とリアルタイムオペレーティングシステムの開発販売による収益期待ができ、人口知能や安全活用技術、自動運転技術など人気となるキーワードが含まれています。アイシン精機やトヨタ自動車など自動車関連銘柄への販売も行い上場後も業績期待ができそうです。
売上の伸びがいまいちのようですが今後も業績期待ができ、2019年8月は増収増益になる見込みとなっています。純利益ベースでは5,400万円伸びで前期比40%増になる予想が出ています。初値6,000円でPERを計算してみると50.98倍になり割高です。
切りのよい6,000円で始まる可能性もありますが5,500円くらいまで下げることも頭に入れておいてよいかもしれません。PERは42.48まで下がり妥当だと思われる株価になります。面白い展開を色々と期待たいと思います。
主幹事や幹事を多数引受ける企業でIPO口座はまだ少ない穴場企業!
⇒ 東海東京証券公式
タグ:IPO初値結果