AI CROSS(エーアイクロス)上場とIPO初値予想!SBI証券で業績絶好調のIT系
AI CROSS(4476)IPOが新規上場承認されました。市場は東証マザーズで主幹事はSBI証券が久しぶりに引受けます!公開株数は608,500株でオーバーアロットメント91,200株、上場規模は小さく想定発行価格算出で約7.1億円と規模も小さめです。
事業はSNSメッセージングサービスやビジネスチャットサービスを行う企業です。AIや5Gに関係がある企業となっています。第1期~2期は赤字でしたがその後は黒字化し急激に利益が伸びています。
SMS配信プラットフォーム「AIX Message SMS」とビジネスチャット「InCircle」が主力になり顧客への直販及び販売代理店の開拓により事業を急拡大しています。
営業活動や販促活動を通じた新たな顧客及び代理店の開拓の他、既存顧客との関係強化のため多様なニーズに対応することができる新機能の充実にも励んでいるそうです。
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | マザーズ |
公開予定 | 10月08日 |
BB期間 | 9月20日~9月27日 |
企業ホームページ | https://aicross.co.jp/ |
事業の内容 | SNSメッセージングサービス、ビジネスチャットサービス、AI Analyticsサービスの開発・提供 |
【手取金の使途】
手取概算額411,140千円及び本第三者割当増資の手取概算額上限84,743千円については、①システム開発に関連する外注費用、②新規採用費用、③人件費、④借入金の返済、⑤広告宣伝費に充当する予定であります。
①システム開発に関連する外注費用
メッセージングサービスの新サービスや機能追加に関連する外注費用として95,640千円を充当する予定であります。また、ビジネスチャットサービスにおける機能追加に関連する外注費用として58,300千円②新規採用費用
当社サービスの拡張や体制強化のための新規人材採用費用として53,550千円を充当する予定であります。③人件費
当社サービスの拡張や体制強化のために採用した人材の人件費として228,445千円を充当する予定であります。④借入金の返済
銀行借入の返済として47,500千円を充当する予定であります。なお、当初銀行借入は運転資金として借入をしておりました。⑤広告宣伝費
当社サービスの広告宣伝費として12,447千円に充当いたします。なお具体的な資金需要が発生し、支払時期が確定するまでは安全性の高い金融資産で運用する予定であります。
目次まとめ
AI CROSS(4476)IPOの業績と事業内容
業績の伸びがよく2019年12月の業績も前期を大きく超えてくるそうです。経常利益は1.4億円を超えてきそうです!業績に問題はなく上場規模も小さいことから初値買い需要は多いと思います。期待してよいでしょう。
同社はAIなど先進のテクノロジーや第5世代移動通信システム(5G)を活用して、企業のさらなる業務効率向上と働く従業員の多様な働き方の革新を支援するテクノロジーカンパニーとなっています。
顧客企業における生産性向上に資するサービスを展開しており、企業向けにコミュニケーションを通じてエンゲージメントを高めるためのビジネスコミュニケーションプラットフォーム事業を行っています。
エンゲージメントを高めるために、顧客企業とエンドユーザーの保有するモバイル端末とのコミュニケーションを高めるための「メッセージングサービス」を展開、さらに顧客企業内のコミュニケーションにフォーカスする「ビジネスチャットサービス」
その他のサービスとして当該コミュニケーションの品質向上のためのAIによる分析等を行う「AI Analyticsサービス」などを提供しています。
メッセージングサービスは、主にB2Cビジネスを営む国内外の事業者に対して、エンドユーザーの保有するモバイル端末にSMSの配信を行うための配信プラットフォームサービスです。
SMSは電話、メール、DMなどの従来のコミュニケーション手段に比べ比較的安価な費用で一般消費者とのコミュニケーションが行えることから、様々な用途で利用されています。
顧客企業のニーズに合わせて柔軟な提案を可能にするプランを取り揃えており、双方向のSMS配信が可能な機能や、配信者情報を表記する機能、決済機能、自動応答機能などがあります。
契約した顧客企業は同社の配信管理画面を操作またはAPIにより携帯電話事業者の回線を介して、一般消費者の持つ携帯端末にSMSを配信することができます。APIにおいてはSMS専用プロトコルであるSMPP接続も可能です。
当該サービスのビジネスモデルは顧客企業、販売会社、アグリゲーターと契約締結し初期等のカスタマイズ料と配信通数等に応じた月額の利用料の収益を計上します。携帯電話事業者に対するSMS配信に係る利用料とサーバー利用料等を費用に計上します。
またSMSの次世代規格ともいわれるRCSについて、法人向け+メッセージ配信サービス「AIX Message RCS」の無料トライアル受付を2019年5月に開始していますが、サービス提供開始時期は未定となっています。
ビジネスチャットは、企業における業務連絡やビジネス上のコミュニケーションを行うための利用を想定したサービスです。
同社は自社及び外注先を活用して、ビジネスチャットサービスである「InCircle」を提供しています。当該サービスを顧客に直接販売、または販社を介して顧客に間接的に販売しています。
「InCircle」はシンプルな操作性に加えて端末、通信経路、サーバーと三段階にわたって暗号化されており、セキュアなビジネスチャットになります。
サービスの提供形態としては、SaaS版(Software as a Service)によるサービスの提供の他、顧客企業の保有するサーバーにインストールして利用するオンプレミス型、OEM提供があります。
また、「InCircle」はチャットボット機能を活用し文書管理アプリや名刺管理アプリ等、外部のさまざまな業務ツールと連携しています。これらの機能を活用することによって、日々の業務を効率化することができます。
ビジネスチャットサービスのビジネスモデルは、顧客企業または販社と契約締結し、初期設定やカスタマイズによる収入と利用者ID数に応じた月額利用料を収益計上しており、サーバー利用料等を費用として計上しています。
AI Analyticsサービスは、ビジネスチャット上に蓄積されたメッセージデータやHR関連データの分析を行い、離職率の低下・ハイパフォーマーの発掘・効率的なチーム構成支援等、業界固有の課題に特化したAI Analyticsの開発・提供を構想しています。
その第一弾として2019年3月より某人材派遣大手に対して離職防止ソリューションサービス「People Engagement Cloud」を提供開始しています。
当該サービスは顧客企業にあるビジネスチャットのメッセージデータをAIエンジンによって分析し、スコアを算出してファイルを提供することで顧客企業の課題解決につながる提案をしています。
ビジネスモデルは導入・カスタマイズによる収入とライセンス数などに応じた月額利用料を収益計上しており、サーバー利用料等を費用として計上しています。
その他のサービスでは上記3つのサービスに該当しないシステム開発を2018年12月期に行ったそうです。
AI CROSS(4476)IPO仮条件から公開価格の日程
想定価格 | 1,010円 |
仮条件 | 990円~1,090円 |
公開価格 | 9月30日 |
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約6.1億円です。オーバーアロットメントを含めると約7.1億円になります。上場規模が小さく初値期待があると思います。初値2倍は確実でしょう!
事業もIT系になりIPOでも人気です。5G移動通信システムを利用した事業を行っているため今後の業績期待もあるようです。メッセージングサービスを主力にSMS配信プラットフォームによる収益が高くなっています。少しわかりにく感じがIPOでは買われることもあります。
上場企業との提携も複数社あることで継続した利益も見込めそうです。AIの自動学習機能なども関係がある企業です。
AI CROSS(4476)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 450,000株 |
売出株数 | 158,500株 |
公開株式数 | 608,500株 |
OA売出 | 91,200株 |
引受幹事 | SBI証券(主幹事) SMBC日興証券 みずほ証券 岩井コスモ証券 香川証券 あかつき証券 エイチ・エス証券 東洋証券 |
SBI証券が主幹事なので必ず申し込みを行っておきましょう。抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが貰えるのでポイントを貯め当選を狙えます。今回は280P~320Pくらいあれば当選できる気がします。
SMBC日興証券は口座開設をするだけで3ヶ月間抽選優遇があるので年末に向けて口座開設をしておきましょう。既に口座がある方はステージを狙って入金もしくは取引で獲得しておきましょう。
SBI証券と言えばTポイント投資を専門に行っているSBIネオモバイル証券もお勧めできます。ポイント投資を代表する企業に成長しています。楽天証券も楽天ポイントで投資信託を買うことができますが株はまだ買えません。下記記事に詳細をまとめてみました。
会社設立は2015年3月10日、本社住所は東京都港区虎ノ門三丁目2番2号虎ノ門30森ビル、社長は原田典子氏(45歳)です。
従業員数27人(臨時雇用4人)、平均年齢38.1歳、平均勤続年数2.0年、平均年間給与約593万円です。
AI CROSS(4476)IPOの初値予想
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
株式会社IBIサーチ | 580,000株 | 15.94% |
株式会社ベクトル | 340,000株 | 9.34% |
SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 | 239,000株 | 6.57% |
イノベーション・エンジン産業創出投資事業有限責任組合 | 235,000株 | 6.46% |
原田 典子 | 206,250株 | 5.67% |
東京電力フロンティアパートナーズ合同会社 | 150,000株 | 4.12% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、貸株人である株式会社IBIサーチ、当社株主かつ代表取締役である原田典子(戸籍上の氏名 岡部典子)、当社株主かつ取締役である鈴木さなえ、田中正則及び菅野智也、当社株主である株式会社AIB及び株式会社チェンジ、並びに当社執行役員である鈴木聡は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の2020年4月4日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得することは除く。)等は行わない旨合意しております。
また、当社株主かつ売出人である株式会社ベクトル、SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合、イノベーション・エンジン産業創出投資事業有限責任組合、東京電力フロンティアパートナーズ合同会社、セガサミーホールディングス株式会社、FENOX VENTURE COMPANY XI, L.P.、PAYMENT VENTURES LLC.、三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合、INTAGE Open Innovation投資事業有限責任組合、株式会社VOYAGE VENTURES及び株式会社エボラブルアジア、並びに当社株主であるアコード・ベンチャーズ1号投資事業有限責任組合、株式会社エコ革、米川洋子、山本英也及び株式会社ガールズアワードは主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の2020年1月5日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、その売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う売却等は除く。)を行わない旨合意しております。
加えて、当社株主であるOS投資事業組合及びアイビス新成長投資事業組合第5号(以下「組合等」という。)は主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の2020年1月5日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、当社株式の市場価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上となった場合であって、かつ、組合等に出資をした者に対して譲渡を行う場合等は除く。)を行わない旨合意しております。なお、主幹事会社と当該組合等に出資をした者の間では、このような当社普通株式の売却等を行わない旨を合意しておりません。
エーアイクロスIPO幹事引受け株数決まる
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
SBI証券(主幹事) | 517,300株 | 85.01% |
SMBC日興証券 | 36,500株 | 6.00% |
みずほ証券 | 33,500 | 5.51% |
岩井コスモ証券 | 6,100株 | 1.00% |
香川証券 | 6,100株 | 1.00% |
あかつき証券 | 3,000株 | 0.49% |
エイチ・エス証券 | 3,000株 | 0.49% |
東洋証券 | 3,000株 | 0.49% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
エーアイクロスIPOの直感的初値予想
第一弾⇒ 2,300円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,700円~2,200円
※仮条件発表後
エーアイクロスIPOの初値予想
1,500円~2,000円
1,635円~2,000円に修正
同社はメッセージングサービスを主力事業とし、ビジネスチャットサービスも展開していることからかなり注目されているようです。SBI証券主幹事案件はベンチャーキャピタルが絡むことが多く今回もVCが多めです。
IT系の企業であることや人工知能を活用したビジネスを行っているため人気化する見込みです。ロックアップ90日間はさておきロックアップ解除倍率の1.5倍である1,635円までは買い進むことが考えられます。
しかしそれ以上の価格は少し危険なのかも?と疑問が付くようです。よって初値が公開価格の2倍であれば全てにおいて丸く収まる?といった感じに思えます。取引企業や売上げが拡大しているためVCが売り切れば株価が上向く期待はあります。
ベクトル(6058)の売却もあり得るため短期的には需給改善は難しいのかもしれません。初値が飛ぶとなおさら売り圧力があると考えられます。株価が上がるのも下がるのも早い銘柄です。
ビジネスチャットサービスでは直近でChatwork(4448)が上場するため場合によっては買い材料になりそうです。SBI証券のIPOチャレンジポイント200Pくらいで参戦か?その他人工知能を意識させる事業を行っているため個人投資家には人気だと思います!
仮条件は80円引上げられているので機関投資家の見立ても悪くないはずです。成長性ある企業ですがVC保有率に問題ありでしょう。
AI CROSS(4476)IPOを個人的に分析してみました
ストックオプション期間 | 株数残 |
2019年3月01日~2026年12月28日 | 25,000株 発行価格667円 |
2019年6月01日~2026年12月28日 | 157,000株 発行価格667円 |
2020年1月20日~2027年12月24日 | 26,500株 発行価格750円 |
2020年2月16日~2027年12月24日 | 5,000株 発行価格750円 |
2020年4月01日~2028年3月29日 | 5,000株 発行価格750円 |
2020年4月15日~2028年3月29日 | 5,000株 発行価格750円 |
2021年3月30日~2029年3月28日 | 30,000株 発行価格900円 |
2019年3月30日~2029年3月28日 | 25,000株 発行価格911円 |
2019年5月23日~2029年3月28日 | 10,000株 発行価格911円 |
ロックアップは180日間(2020年4月04日)までと90日間(2020年1月05日)までの設定があり、90日分につていはロックアップ解除倍率1.5倍が適用されます。初値は1.5倍は超えてくると思われベンチャーキャピタルの売却は考えていたほうがよさそうです。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。短期間に発行され上場時に関係があるのは217,000株です。一部の新株予約権には行使条件が設定され上場から1年目は総数の20%しか売却できないみたいです。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の3,850,000株から算出すると想定価格ベースで約38.9億円になります。
SBI証券主幹事は個人投資家に人気となる銘柄が多く登場します。そして今回もIT系で人気がありそうです!ただIPOに当選した投資家の逃げ足も速いため成売が大量に出る傾向にあります。それでも買われる銘柄が強いのかもしれませんね。
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