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ビーイングホールディングス(9145)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】

ビーイングホールディングス(9145)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場は東証2部で主幹事は野村證券が引受けます。
 

上場規模は約15.8億円で公開株数1,506,000株、オーバーアロットメント225,900株です。想定発行価格は910円になっています。
 

個人投資家にはあまり人気がなさそううですけど、公開価格割れするようなIPOではなさそうです!
 

ビーイングホールディングス(9145)上場とIPO初値予想
 

業 種陸運業
上場市場東証2部
上場予定12月15日
BB期間11月27日~12月03日
企業ホームページhttps://being-group.jp/
事業の内容生活物資に特化した物流事業(主に自社及び顧客の物流センターの輸送・保管・包装・荷役・流通加工・情報システムの構築を一貫して手掛ける3PL事業、物流コンサルティング)、その他(旅客事業等)

 

【手取金の使途】

手取概算額964百万円については、以下のとおり、①設備資金、②運転資金、③借入金返済及び④連結子会社における運転資金のための投融資資金として、優先順位をつけて充当する予定

※有価証券届出書(EDINET)抜粋

 

ビーイングホールディングス(9145)IPOの業績と事業内容

業績は連結で拡大傾向にあり、売上規模も前期で約162.2億円となっています。利益には少し波があるようですが問題なさそうです。前期で約4.1億円の当期純利益を計上しています。
 

同社グループは、同社及び連結子会社11社で構成されており、顧客のロジスティクスを企画・提案して、自社及び顧客の物流センターの輸送・保管・包装・荷役・流通加工・情報システムの構築を一貫して推進する3PL事業を主軸に事業展開しています。
 

また、同業他社に3PL事業をプロデュースしサプライチェーン全体を管理する4PL事業をグループで連携しています。
 

ビーイングHDのグループセグメント区分は、主に物流センターの運営及びコンサルティング業務等を行う「物流事業」、及び旅客事業、不動産業、システム開発、保険代理業、自動車整備業、燃料販売業等を行う「その他」となっています。
 

ビーイングホールディングス(9145)IPOの業績
 

顧客へ提供する物流改革の特徴として、メーカー、卸売、小売間でそれぞれ実施する拠点間配送、在庫管理、検品作業などを拠点物流センターに集約し、構内作業工程や配送業務の徹底した合理化により全体最適化する「運ばない物流」を提案・構築・運営しています。
 

ビーイングHDグループでは、全国展開へ向けて物流拠点数の拡大を加速しており、2020年12月期第3四半期末時点では、北陸地方4県に17拠点、関東地方1都4県に15拠点、その他1府5県に11拠点の計43拠点を運営しています。
 

ビーイングホールディングスIPOはITを使ったビジネス
 

取り扱う商品を生活物資に特化しており、3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)の食品、医薬品、化粧品、日用品の小口物流に強みを持ち、卸売企業及びコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストアの物流センター運営を受託しています。
 

また、物流システムであるWSM(倉庫管理システム)、TMS(輸配送管理システム)及びPMS(生産性管理システム)を自社開発、又はメーカーと協働し開発しています。
 

これらの情報システムの構築及び当社グループ独自の設備や機材により、顧客それぞれの特性に合わせたオリジナルの物流システムを構築できることが同社グループの最大の強みとなっています。
 

ビーイングホールディングス(9145)IPO仮条件と公開価格の日程

想定価格910円
仮条件910円~1,000円
公開価格12月04日

 
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約13.7億円です。オーバーアロットメントを含めると約15.8億円になります。上場規模はそれほど大きくないため吸収可能だと思います。
 

物流事業による収益が大きくコロナ禍で業績期待もできる可能性がありそうです。主に卸企業やコンビニ、スーパーマーケット、ドラッグストアの物流を引受けています。
 

ビーイングホールディングス(9145)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数1,160,000株
売出株数346,000株
公開株式数1,506,000株
OA売出225,900株
引受幹事野村證券(主幹事)
今村証券
みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SMBC日興証券
SBI証券
委託見込auカブコム証券
DMM.com証券(PR)
SBIネオトレード証券

 
野村證券主幹事で株数が多いため当選が狙えるかもしれません。陸送業になっているためIT系みたいに申込みが殺到することはないと思います。ただ公開価格割れするようなIPOではなさそうです。
 

東証2部で約16億円規模の上場なので吸収できるでしょう。初値は1.2倍~1.3倍あたりでしょうか。ロックアップ解除倍率もなくベンチャーキャピタル出資もありません。意外高の期待も残されていそうです。
 

野村證券のIPOは前受け金不要なので口座だけは開設しておいたほうがよさそうです。それにDMM.com証券(PR)も前受け金不要でIPO抽選に参加できます。
 

株式新聞の有料版を無料で見ることができるため口座を開設したら、無料購読を行っておきましょう!1年間で48,000円(税別)の情報を手に入れることができます。IPOよりも株式新聞のほうが魅力的かもしれません。
 


 

 
ビーイングHDの会社設立は1986年9月17日、本社住所は石川県金沢市専光寺町レ3番地18、社長は喜多甚一氏(54歳)です。※2020年11月11日時点
 

従業員数は36人(臨時雇用者0人)、平均年齢45.0歳、平均勤続年数10.0年、平均年間給与約538万円です。
 

連結従業員数は物流事業775人(臨時雇用915人)、その他71人(臨時雇用4人)、全社共通36人(臨時雇用0人)です。
 

ビーイングホールディングス(9145)IPOの初値予想とロックアップ

氏名又は名称所有株式数割合
株式会社喜多商店2,835,000株58.27%
喜多 甚一1,145,000株23.54%
喜多 和行150,000株3.08%
喜多 良枝125,000株2.57%
高桑 和浩110,000株2.26%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である喜多甚一、売出人である喜多良枝、喜多和行、高桑和浩、松木正康、桐原義浩、越峯均、山本元也、森本浩行、山下勇、北川徹也、松田晶晴、田川博基、柳沢竜二、小路昌弘、香田龍一、加増利豊秋及び井落秀一並びに当社株主である株式会社喜多商店は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2021年3月14日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨合意しております。

※有価証券届出書(EDINET)抜粋

 

幹事引受け株数と割合を調べた結果

幹事団引受け株数割合
野村證券(主幹事)1,431,000株95.02%
今村証券15,000株1.00%
みずほ証券15,000株1.00%
三菱UFJ・モルガンスタンレー証券15,000株1.00%
SMBC日興証券15,000株1.00%
SBI証券15,000株1.00%

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!

第一弾⇒ 1,000円~1,200円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 1,100円~1,300円
※仮条件発表後
 

ビーイングホールディングス初値予想と市場コンセサンス

初値予想900円~1,100円

修正値1,200円~1,300円

仮条件上限が1,100円に決定し地合い良好による仮条件引上げでしょう。時価総額は51.6億円~56.8億円になり、吸収額は上限で17.3億円です。IPOラッシュ前半なので20億円以下の吸収であれば可能だと思います。

前向きに参戦しておきたいと考えています!コロナ禍による物流への期待もあると思うので需給は悪くないと判断しました。今期減益なのが悪材料ですが前期と利益はほぼ変わりません。

2020年12月期の業績予想は183.0億円で経常利益5.82億円です。前期比較だと売上12.9%増、経常利益5.4%増になります。四半期利益が今期4.01億円で前期が4.09億円なので評価的には横ばいでしょう。

PERはEPSが87.70なので11.40倍になります。PBRは1.77倍、配当が10円なので配当利回り1.0%になります。
 

ビーイングホールディングス(9145)IPOの評価と申し込みスタンス

ストックオプション期間株数残
2018年12月28日~2026年12月27日250,000株
発行価格184円
2021年5月16日~2029年3月29日100,000株
発行価格674円

 
ロックアップは90日間(2021年3月14日)、ロックアップ解除倍率の記載はありません。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。250,000株が行使期限に入るようです。発行価格が184円となっています。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の5,675,000株から算出すると想定価格ベースで約51.6億円になります。
 

株主構成から喜多家に関する保有が多くなっているようです。その代わりVCからの出資はありません。人気化する材料はあまりないと思いますが、今の地合いであればそこそこの利益は見込めると思います。
 

新型コロナウイルス感染症で同社グループ子会社が旅客事業を営んでいますが、前期売上比率だと4.8%しかないためコロナ禍で業績に大きなダメージはなさそうです。
 

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