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ヤプリ(4168)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】

ヤプリ(4168)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はマザーズで主幹事は共同になり、みずほ証券と大和証券が引受けます。
 

上場規模は約164.9億円で公開株数4,845,400株、オーバーアロットメント726,600株です。想定発行価格は2,960円になっています。
 

あまり人気がないかもしれません。意外高になることを期待したいと思います!
 

ヤプリ(4168)上場とIPO初値予想
 

業 種情報・通信業
上場市場マザーズ
上場予定12月22日
BB期間12月04日~12月10日
企業ホームページhttps://yappli.co.jp/
事業の内容スマホアプリの開発・運用・分析をノーコード(プログラミング不要)で提供するアプリプラットフォーム「Yappli」の運営

 

【手取金の使途】

手取概算額938,300千円については、「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限961,038千円と合わせた、手取概算額合計上限1,899,338千円について、運転資金(広告宣伝費及び人件費)に充当する予定であり、その具体的な内容は以下に記載のとおりであります。

①新規顧客獲得の促進のために要する広告宣伝費として1,499,338千円を充当する予定です。

②アプリ運営プラットフォームのサービス拡充及び技術開発のための人件費として400,000千円を充当する予定です。

※有価証券届出書(EDINET)抜粋

 

ヤプリ(4168)IPOの業績と事業内容

業績は来期以降に期待となっています。赤字額はもう増えないのかな?とそこが心配です。
 

ヤプリは、「Mobile Tech for All~モバイルテクノロジーで世の中をもっと便利に、もっと楽しく~」という経営理念の下、アプリ開発技術がなくてもノーコード(プログラミング不要)でネイティブアプリを開発、運用できるクラウド型のアプリ運営プラットフォームの企画・開発・販売を行っています。
 

ノーコードプラットフォームの歴史は長く、2000年代にはWebサイトをノーコードで開発するプラットフォームが出現、その後台頭し、昨今ではECサイトをノーコードで開発できるプラットフォームが躍進しています。
 

同社は世界的にも珍しいスマートフォンアプリを開発するプラットフォームを提供しており、その分野においてリーディングカンパニーであると考えているそうです。
 

このYappliシステムを通じて、全ての企業に対してアプリのテクノロジーを開放していくと自負しています。
 

ヤプリ(4168)IPOの業績
 

Yappliシステムは1アプリ1契約としており、主な収入源は、導入時に初期制作サポートを実施した対価として受領する「初期制作収入」、Yappliシステム利用料及び保守運営料として毎月受領する「月額利用料」です。
 

月額利用料は、ベース利用料金と有料オプション機能やプッシュ通知を受領できる端末数に応じた従量課金方式により加算される追加料金により構成されています。
 

ヤプリ(4168)IPOの事業系統図
 

Yappliシステムの機能性・利便性が顧客企業から評価され、2020年9月末時点でYappliシステムの契約アプリ件数は527件、累計アプリダウンロード数は約65百万ダウンロードと順調に推移しています。
 

また、月次解約率は2016年12月期より1%未満を継続し、2020年12月期第3四半期累計期間では新型コロナウィルスの影響もある中、0.88%程度に留まっています。
 

さらに、有料オプション機能や従量課金方式による月額料金の追加などで顧客単価も順調に成長し、結果、Net Revenue Retention Rateは100%以上となっているそうです。
 

ヤプリ(4168)IPO仮条件と公開価格の日程

想定価格2,960円
仮条件2,960円~3,160円
公開価格12月11日

 
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約143.4億円です。オーバーアロットメントを含めると約164.9億円になります。上場規模が大きく業績にも不安があります。
 

今期も6.6億円位の赤字計上になるようです。売上は過去最高を記録するようです。連日の上場で公開価格割れしそうな感じもしますね。割れたら初値買いで長期投資も面白そうです。
 

ヤプリ(4168)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数350,000株
売出株数4,495,400株
公開株式数4,845,400株
OA売出726,600株
引受幹事みずほ証券(共同主幹事)
大和証券(共同主幹事)
野村證券
SBI証券
マネックス証券
委託見込DMM.com証券(PR)
SBIネオトレード証券

 
少し考えてからIPOに申込を行いたいと思います。ウェルスナビ(7342)とKaizen Platform(4170)と同日上場なので厳しいかな?と考えています。
 

IPOがキャンセルしても問題なさそうなネット証券からの申込みだけは行っておきたいと思います。大手初値予想を確認して申し込みスタンスを決めたいと思います。
 

ベンチャーキャピタルによる売出しが多いため難しいかもしれませんね。
 

マネックス証券からの申込みは当選確率が高そうです。今回は242人の当選者が期待できます!100株配分になり完全平等抽選になっています。
 


 
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年間48,000円分の情報を無料で見れるのでお勧めできます。IPOの初値予想も見れるのでIPO投資をしている方はチェックしておきましょう!
 


 
ヤプリの会社設立は2013年2月14日、本社住所は東京都港区六本木三丁目2番1号住友不動産六本木グランドタワー41階、社長は庵原保文氏(43歳)です。※2020年11月22日時点
 

従業員数は170人(臨時雇用者3人)、平均年齢33.9歳、平均勤続年数1.9年、平均年間給与約615万円です。
 

ヤプリ(4168)IPOの初値予想とロックアップ

氏名又は名称所有株式数割合
庵原 保文2,348,100株18.72%
佐野 将史2,348,100株18.72%
YJ1号投資事業組合2,102,400株16.76%
Eight Roads Ventures Japan Ⅱ L.P.1,133,700株9.04%
グロービス4号ファンド投資事業有限責任組合1,112,700株8.87%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である庵原保文、佐野将史及び黒田真澄は、共同主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2021年6月19日までの期間中、共同主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨合意しております。

また、売出人であるYJ1号投資事業組合、グロービス4号ファンド投資事業有限責任組合、Globis Fund Ⅳ, L.P.、テクノロジーベンチャーズ4号投資事業有限責任組合及び川田尚吾は、共同主幹事会社に対し、ロックアップ期間中、共同主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し及びその売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後にみずほ証券株式会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く)等を行わない旨合意しております。

※有価証券届出書(EDINET)抜粋

 

幹事引受け株数と割合を調べた結果

幹事団引受け株数割合
みずほ証券(共同主幹事)3,876,300株80.00%
大和証券(共同主幹事)823,700株17.00%
野村證券72,700株1.50%
SBI証券48,500株1.00%
マネックス証券24,200株0.50%

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!

第一弾⇒ 2,800円~3,300円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 3,300円~4,300円
※仮条件発表後
 

ヤプリ初値予想と市場コンセサンス

初値予想3,500円~4,500円

修正値4,000円~4,500円

想定発行価格が仮条件下限になり2,960円~3,160円の値幅になっています。吸収額を計算すると143.4億円~176.1億円です。どうやらかなり人気が見込めるようですね。

BASE(4477)みたいになれば株主は嬉しいですよね。ベンチャーキャピタルからの出資が多いため上場後しばらくは上値が重たいのかもしれません。ちょっと長期投資に期待したい銘柄ですね。

2020年12月の単独業績予想は売上23.70億円で経常利益-6.53億円になります。前期比較の売上は37.7%増、経常利益は-7.98億円から1.22億円の改善です。業績が良いのかどうかわかりません。

機関投資家からの買いが殺到する感じなんでしょう。EPSは-72.57、BPS167.90なのでPBRが18.82倍です。PERは赤字なので出ません。期待していいIPOとして獲得を狙ってみたいと思います。
 

ヤプリ(4168)IPOの評価と申し込みスタンス

ストックオプション期間株数残
2018年6月28日~2026年6月27日40,500株
発行価格167円
2019年3月28日~2027年3月27日58,500株
発行価格167円
2019年7月25日~2027年7月24日76,500株
発行価格167円
2019年7月25日~2027年7月24日231,000株
発行価格167円
2019年7月25日~2027年7月24日73,500株
発行価格167円
2021年1月29日~2029年1月27日750,000株
発行価格286円

 
ロックアップは180日間(2021年6月19日)、ロックアップ解除倍率は発行価格の1.5倍になります。新株予約権者にもロックアップ期間中の売却は行わない合意が行われています。
 

ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。480,000株が行使期限に入ります。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の11,663,600株から算出すると想定価格ベースで約345.2億円になります。
 

微妙なIPOは後回しで良いかもしれません。12月22日上場分は少しハラハラした展開になりそうです!
 

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