レパトアジェネシス上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
レパトアジェネシス(Repertoire Genesis)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はマザーズで主幹事はみずほ証券が引受けます。
上場規模は約31.3億円で公開株数1,662,000株、オーバーアロットメント249,300株です。想定発行価格は1,640円になっています。
このIPOは公開価格割れしそうですね。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | マザーズ |
上場日 | 上場中止 |
BB期間 | 3月02日~3月08日 |
企業ホームページ | https://www.repertoire.co.jp/ |
事業の内容 | 免疫多様性解析を基盤とした新規診断法・治療法の開発支援 |
目次まとめ
レパトアジェネシスIPOの業績と事業内容
同社は「治らないをなくす」というミッションのもと、独自の免疫多様性解析技術から得られる多くの情報を統合しています。
生体反応を多方面から正確に把握することで、がんや自己免疫疾患、感染症などの幅広い疾患分野において、免疫系を応用したこれまでにない新しい医療開発(基礎研究、予防、診断、治療)を支援する事業を展開しています。
独自の免疫多様性解析技術は、患者の免疫系に関する複雑かつ多くの情報を遺伝子レベルで解読し、免疫系がその患者さんの病気にどのように関与しているか、また特定の治療方法がどのように免疫系に影響を与えているかの検証を可能とします。
これらの解析結果を独自のバイオインフォマティクス技術と、これまでに蓄積したデータベースと組み合わせて多面的に把握することで、顧客の抱える医療開発に関する課題に合わせた高付加価値なソリューションが提供可能となるそうです。
レパトアジェネシスIPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,640円 |
仮条件 | 750円~1,050円 |
公開価格 | 3月09日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約27.3億円です。オーバーアロットメントを含めると約31.3億円になります。
上場規模が大きく業績も低いためIPOでは好まれないと思います。成長期待があるのか判断も難しい企業だと思います。
レパトアジェネシスIPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 930,000株 |
売出株数 | 732,000株 |
公開株式数 | 1,662,000株 |
OA売出 | 249,300株 |
引受幹事 | みずほ証券(主幹事) SMBC日興証券 SBI証券 あかつき証券 いちよし証券 岩井コスモ証券 東海東京証券 丸三証券 楽天証券 |
委託見込 | SBIネオトレード証券 |
何とも言えないIPOだと思います。バイオ株とは言えないため創薬バイオベンチャー企業でしょうか。公開価格設定も割高なのでこのままだと魅力はないと思います。
想定でPER84.8倍ですよね。吸収金額は10億円程度なら何とかなるかもしれませんが、株数が多いのでさばききれないかもしれません。誰が引受けるのでしょうか?
取引先企業が引受ければいいのでは?2社で売上の80%以上を占めています。
レパトアジェネシスの会社設立は2014年10月14日、本社住所は大阪府茨木市彩都あさぎ七丁目7番15号、社長は市川満寿夫氏(43歳)です。※2022年2月18日時点
従業員数は16人(臨時雇用者1人)、平均年齢46.6歳、平均勤続年数3.6年、平均年間給与約633万円です。
レパトアジェネシスIPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
UTEC3号投資事業有限責任組合 | 1,020,000株 | 29.42% |
Beyond Next Ventures1号投資事業有限責任組合 | 510,000株 | 14.71% |
鈴木 隆二 | 379,500株 | 10.95% |
新井 理 | 375,000株 | 10.82% |
全薬工業株式会社 | 342,000株 | 9.87% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
UTEC3号投資事業有限責任組合とBeyond Next Ventures1号投資事業有限責任組合は90日間(2022年6月15日)までのロックアップとなっています。解除倍率設定はありません。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
みずほ証券(主幹事) | 1,496,000株 | 90.01% |
SMBC日興証券 | 33,200株 | 2.00% |
SBI証券 | 33,200株 | 2.00% |
あかつき証券 | 16,600株 | 1.00% |
いちよし証券 | 16,600株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 16,600株 | 1.00% |
東海東京証券 | 16,600株 | 1.00% |
丸三証券 | 16,600株 | 1.00% |
楽天証券券 | 16,600株 | 1.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,300円~1,600円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 700円~1,100円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
レパトアジェネシスの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,000円~1,700円
修正値は公開価格以下
物凄く人気がないようです。ダウンラウンド案件だけど初値需要が見込めないようです。バイオベンチャーではなく創薬支援ベンチャーになりますがIPOでは人気薄ですね。
売出株とOAの変更も行われ、仮条件上限決定だと吸収金額17.6億円で時価総額42.5億円です。厳しそうです!
レパトアジェネシスIPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2018年3月17日~2026年3月16日 | 60,000株 発行価格100円 |
2018年5月11日~2026年5月10日 | 30,000株 発行価格100円 |
2019年3月29日~2027年3月28日 | 115,000株 発行価格167円 |
2019年5月16日~2027年5月15日 | 22,500株 発行価格167円 |
2019年9月16日~2027年9月15日 | 36,000株 発行価格500円 |
2019年12月16日~2027年12月15日 | 13,500株 発行価格500円 |
2022年4月24日~2030年4月23日 | 67,500株 発行価格2,334円 |
2022年5月15日~2030年5月14日 | 7,500株 発行価格2,334円 |
ロックアップは180日間(2022年9月13日)まで、ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。277,000株が行使期限に入るようです。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の4,044,000株から算出すると想定価格ベースで約66.3億円になります。
外部環境が良いとは言えないため自らリスクを負うことはしません。レパトアジェネシス(Repertoire Genesis)のIPOは不参加予定になります。
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