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エアークローゼットIPOの上場と初値予想【幹事配分と評価】

エアークローゼット(9557)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事はみずほ証券が引受けます。
 

上場規模は約8.7億円で公開株数869,700株、オーバーアロットメント130,400株です。想定発行価格は870円になっています。
 

エアークローゼットIPOの初値予想
 

業 種サービス業
上場市場グロース市場
上場日7月29日
BB期間7月12日~7月19日
企業ホームページhttps://corp.air-closet.com/
事業の内容月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』の運営

 

エアークローゼット(9557)IPOの業績と事業内容

同社は都内在住の女性に対して、スタイリストが一人一人の顧客の好みに合わせた洋服を選定(パーソナルスタイリング)し個宅に向けて配送しレンタルするサービス「airCloset」を主として提供しています。
 

非対面で顧客にパーソナルスタイリングを提供する事業として2015年2月にリリースしているとあります。
 

洋服を循環的に活用するシェアリングエコノミーの要素や継続課金制のサブスクリプション型のビジネスモデルを採用していることが特徴です。
 

仕組みとしてはブランド等のアパレル事業者と顧客とを引き合わせるプラットフォームとしての機能を有しており、レンタル中の洋服で気に入ったものについては購入することも可能です。
 

エアークローゼット(9557)IPOの業績
 

エアークローゼット(9557)IPO仮条件と公開価格の日程

想定価格870円
仮条件700円~800円
公開価格7月20日

 
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約7.6億円です。オーバーアロットメントを含めると約8.7億円になります。
 

上場規模は軽量級ですけど赤字続きの企業なので人気はないと思います。急激に利益が伸びることもなさそうな事業ですからね。
 

しかも競合がたくさんいるはずです
 

エアークローゼット(9557)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数733,000株
売出株数136,700株
公開株式数869,700株
OA売出130,400株
引受幹事みずほ証券(主幹事)
大和証券
SBI証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
いちよし証券
岩井コスモ証券
岡三証券
東海東京証券
松井証券
マネックス証券
楽天証券
委託見込DMM.com証券(PR)
SBIネオトレード証券

 
月額会員費が主な収益になり、利用者は洋服が気に入れば購入することもできます。忙しい利用者には面白いビジネスでしょう。
 

ただアパレル系の企業は赤字が先行している企業も多く、投資対象として人気がないと思います。株主優待で株価を維持している企業もあると思います。
 

同社の初値はこのままでは厳しそうですね。
 


 
エアークローゼットの会社設立は2014年7月15日、本社住所は東京都港区南青山三丁目1番31号、社長は天沼聰氏(42歳)です。※2022年6月28日時点
 

従業員数は66人(臨時雇用者43人)、平均年齢30.4歳、平均勤続年数2.9年、平均年間給与約489万円です。
 

エアークローゼット(9557)IPOの初値予想とロックアップ

氏名又は名称所有株式数割合
天沼 聰1,388,800株17.88%
Monoful Pte. Ltd.1,109,600株14.28%
寺田倉庫株式会社848,000株10.92%
住友商事株式会社800,000株10.30%
SIG Asia Fund IV, LLLP800,000株10.30%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

ロックアップは90日間(2022年10月26日)までと180日間(2023年1月24日)までがあり、90日分に公開価格1.5倍でロックアップ解除となる設定があります。そこまで上がることはないでしょうが気にかけておきましょう。

 

幹事引受け株数と割合を調べた結果

幹事団引受け株数割合
みずほ証券(主幹事)770,300株88.57%
大和証券43,400株4.99%
SBI証券17,300株1.99%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券8,600株0.99%
いちよし証券4,300株0.49%
岩井コスモ証券4,300株0.49%
岡三証券4,300株0.49%
東海東京証券4,300株0.49%
松井証券4,300株0.49%
マネックス証券4,300株0.49%
楽天証券4,300株0.49%

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!

第一弾⇒ 650円~950円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 700円~850円
※仮条件発表後
 

初値予想と市場コンセサンス

エアークローゼットの初値予想をリサーチして記載します。
 

初値予想800円~1,000円
修正値720円~900円
 

この規模で仮条件引き下げなのでいかに人気がないのか伝わります。機関投資家評価はかなり低いみたいですね。
 

新味あるビジネスで上場企業のなかでは初物扱です。しかし上場規模が8億円でも初値不安があるIPOとなっています。知名度が高いとされているが投資家から支持を得られるのか?と思っています。
 

新型コロナウイルス感染症が再拡大しているため長く続けば同社の業績に影響がありそうです。IPOの申し込みスタンスは消極的にしたいと思います。
 

エアークローゼット(9557)IPOの評価と申し込みスタンス

ストックオプション期間株数残
2016年1月21日~2023年1月20日52,800株
発行価格480円
2017年9月01日~2025年7月31日88,000株
発行価格157円
2019年4月08日~2027年3月07日55,200株
発行価格480円
2022年4月16日~2030年4月15日24,000株
発行価格1,223円
2024年3月31日~2031年3月30日80,000株
発行価格1,233円
2024年3月31日~2031年3月26日92,000株
発行価格1,223円

 
ロックアップは90日間と180日間になり解除倍率は90日間分に1.5倍設定となります。
 

ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。220,000株が上場日を基準に期限に入っています。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の8,109,000株から算出すると想定価格ベースで約70.5億円になります。
 

このIPOは厳しいと思います。VC出資もあるため不人気でしょう。公開価格を超えることができればと言ったスタンスだと思います。
 

IPOが少ない時期なので短期資金に期待するしかなさそうですね。
 

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