アルテリア・ネットワークス(4423)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報
アルテリア・ネットワークス(4423)IPOが新規上場承認されました。インターネット接続サービスなどを専門に取り扱う企業になり、親会社が丸紅(8002)となっています。グローバルオファリングでの募集となり、国内売出しと海外売出しは50%になります。国内だけだと約122.5億円の吸収になり人気がありそうです。
上場規模が小さい東証1部は人気になりやすいので主幹事からの当選を狙って抽選に参加したいと思います。幹事も多く何となく安心できます。公開株式数は17,500,000株、オーバーアロットメント2,625,000株になります。
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | 東証1部又は2部 |
公開予定 | 12月12日 |
BB期間 | 11月28日~12月03日 |
企業ホームページ | https://www.arteria-net.com/ |
事業の内容 | インターネットサービス(光インターネット接続サービス)、ネットワークサービス(専用線サービス、VPN 接続サービス等)、マンションインターネットサービス(全戸一括型光インターネット接続サービス) |
【手取金の使途】
当社は、丸紅株式会社から出資を受け入れており、本書提出日現在、丸紅株式会社は当社発行済株式総数の50.0%を保有しており、当社は丸紅株式会社及びRed Anchor Investments Limitedの共同支配下にあります。当社は、当連結会計年度末日現在において、丸紅株式会社の持分法適用会社となっておりますが、丸紅株式会社によれば、当社株式の東京証券取引所の上場日をもって丸紅株式会社の当社に対する実質的な支配が存在すると考えられるため、当社は連結子会社となる予定とのことです。また、丸紅株式会社は、当社の総議決権の過半数を取得するため、東京証券取引所の上場後に当社株式1単元を株式市場において購入する予定とのことです。
目次まとめ
アルテリア・ネットワークス(4423)IPOの業績と事業内容
業績は微増と言った感じですが、収益性は高く今後も継続した利益が見込めそうです。グループ企業は当社及び連結子会社3社で構成され、電気通信事業法に基づく電気通信事業を行っています。安全性が高く高品質な光ファイバーを日本国内に自社で敷設しサービスを提供しています。
同社グループは主としてインターネットサービス(光インターネット接続サービス、IP電話サービス等)、ネットワークサービス(専用線サービス、VPN接続サービス等)、マンションインターネットサービス(全戸一括型光インターネット接続サービス)を提供しています。
インターネットサービスでは、光インターネット接続サービスを行い、アクセス回線に光ファイバーを利用し高速なデータ伝送を提供しています。パートナー企業を通じて中小企業向けに提供している「UCOM光 エンタープライズ」や「ARTERIA光インターネット接続サービス」及びOEMでISP(Internet Service Provider)等に向けて提供しているサービスになります。さらにIP電話サービスも行います。
ネットワークサービスでは、ある特定の2地点間を結ぶ回線サービスである「専用線サービス」を行い、信頼性・品質・セキュリティが高く企業の基幹ネットワークやデータセンター、通信事業者などのバックボーン、アクセス回線を提供しています。
この他にも、インターネットに接続されている利用者の間に、仮想的な通信トンネルを構成したプライベートなネットワークであるVPN接続サービスも提供しています。データセンターサービスやクラウドWi-Fiサービスなども行います。
マンションインターネットサービスでは、マンション向けに提供している光インターネット接続サービスを指し、同社では集合住宅全戸が一括でサービス提供者と契約を結ぶ方式を採用しています。
光回線を複数の建物で共有する共有型接続サービスではなく、アクセス回線を他の建物と共有せず光回線収容局から建物まで一本の光ファイバーを用いる専有型接続サービスを展開し、通信速度の低下が生じにくい環境を提供しているそうです。
アルテリア・ネットワークス(4423)IPO仮条件から公開価格の日程
想定価格 | 1,400円 |
仮条件 | 1,150円~1,500円 |
公開価格 | 12月04日 |
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約245億円です。オーバーアロットメントを含めると約281.8億円になります。東証1部上場と考えると吸収額に荷もたれ感はありません。
親子上場になるため通常は人気となりにくそうですが、上場規模や親会社との関係性から底堅い初値を付けてくるでしょう。配当は26.22円を予定しているそうなので、想定ベースで約1.87%の利回りになります。収益構造は安定しているでしょう。
アルテリア・ネットワークス(4423)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 0株 |
売出株数 | 17,500,000株 |
公開株式数 | 17,500,000株 国内募集8,750,000株 海外募集8,750,000株 |
OA売出 | 2,625,000株 |
引受幹事 | SMBC日興証券(主幹事) みずほ証券 UBS証券 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 auカブコム証券 野村證券 SBI証券 マネックス証券 岡三証券 岡三オンライン 東海東京証券 岩井コスモ証券 水戸証券 |
主幹事のSMBC日興証券から当選を狙えます。他の証券会社からも当選期待は高いため申し込みをしたいと考えています。大手初値予想をみながら判断したいと考えています。
かなり当選しやすい銘柄なので複数の証券会社から申し込めば当選できそうです。すべて売出し株となっていますが、初値売却益は10%程度は狙えると考えています。あわよくば20%とか?親会社の丸紅が自社株を市場から取得するみたいですからね。
最近は東海東京証券幹事銘柄も増えているので口座を開設していない方は持っておくと抽選に多く参加できるでしょう。IPO口座数は大手にくらべかなり少ないはずです。
会社設立は2016年2月12日、本社は東京都港区新橋六丁目9番8号、社長は川上潤氏(55歳)です。他社の取締役や常務執行役、代表取締役なども兼任されているようです。従業員数は510人、平均年齢40.5歳、平均勤続年数8年で平均年間給与約646万円です。連結従業員数は711人となります。
アルテリア・ネットワークス(4423)IPOの初値予想
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
丸紅株式会社 | 25,000,000株 | 50.00% |
Red Anchor Investments Limited | 25,000,000株 | 50.00% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
グローバル・オファリングに関連して、売出人及び貸株人であるRed Anchor Investments Limitedは、ジョイント・グローバル・コーディネーターに対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後90日目の日(当日を含む。)までの期間中、ジョイント・グローバル・コーディネーターの事前の書面による同意なしには、当社普通株式等の売却等(但し、売出人によるグローバル・オファリングにおける当社普通株式の売出し、オーバーアロットメントによる国内売出し及びオーバーアロットメントによる海外売出しのための当社普通株式の貸渡し、国内グリーンシューオプション及び海外グリーンシューオプションの行使に基づく当社普通株式の売却等を除く。)を行わない旨を約束する書面を差し入れる予定であります。
また、グローバル・オファリングに関連して、当社の株主である丸紅株式会社は、ジョイント・グローバル・コーディネーターに対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後180日目の日(当日を含む。)までの期間中、ジョイント・グローバル・コーディネーターの事前の書面による同意なしには、当社普通株式等の売却等を行わない旨を約束する書面を差し入れる予定であります。
アルテリア・ネットワークスIPO幹事引受け株数決まる
幹事団 | 引受け株数 |
SMBC日興証券(主幹事) | 3,500,100株 |
みずほ証券 | 2,625,100株 |
UBS証券 | 700,000株 |
大和証券 | 612,500株 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 437,500株 |
野村證券 | 437,500株 |
SBI証券 | 175,000株 |
マネックス証券 | 87,500株 |
岡三証券 | 43,700株 |
東海東京証券 | 43,700株 |
岩井コスモ証券 | 43,700株 |
水戸証券 | 43,700株 |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
アルテリア・ネットワークスIPOの直感的初値予想
第一弾⇒ 1,580円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,450円~1,550円
※仮条件発表後
アルテリア・ネットワークスIPOの初値予想
1,400円~1,500円
その後、公開価格前後を予想
アルテリア・ネットワークス(4423)IPOを個人的に分析してみました
ストックオプション期間 | 株数残 |
ストックオプションの該当事項無し | -株 発行価格-円 |
ロックアップは90日間と180日間にわかれています。Red Anchor Investments Limitedはベンチャーキャピタルになるため、売出人になっています。今回すべての株を放出するようなので、予想外に利益が出そうな気がします。ストックオプションの採用はありません。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の50,000,000株から算出すると想定価格ベースで約700億円になります。
ソフトバンク上場前に大型上場が来て残念だと思いましたが、調べてみると人気が出そうな気がします。丸紅が経営に参加するため市場から株式を取得することも好感できます。IPOに当選しやすくて利益が得やすいと考えていますが、地合いに左右されるところは大きいかもしれません。
小粒上場は当選できなくても、アルテリア・ネットワークスみたいな株をコツコツ拾っていくと12月も利益積み増しができそうです。年末までに地合いが改善してくれればさらに言うことなしですね。500株くらい当選したいですね!
アルテリア・ネットワークス主幹事引受け企業⇒ SMBC日興証券
タグ:IPO初値予想