【評価】Cross Eホールディングス(231A)IPOの上場と初値予想
Cross Eホールディングス(231A)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場は福岡証券取引所Q-Boardで主幹事はJトラストグローバル証券が引受けます。
上場規模は約9.2億円で公開株数700,000株、オーバーアロットメント100,000株です。想定発行価格は1,150円になっています。
業 種 | 建設業 |
上場市場 | 福岡証券取引所Q-Board |
上場日 | 8月29日 |
BB期間 | 8月14日~8月20日 |
企業ホームページ | https://cross-e-hd.co.jp/ |
事業内容 | ハウステンボスや公共施設等の施設管理および廃棄物焼却炉や資源リサイクル施設等の建設、産業用機械等の設置工事業 |
目次まとめ
Cross Eホールディングス(231A)IPOの業績と事業内容
同社グループは、Cross Eホールディングスと連結子会社(ハウステンボス・技術センター株式会社及び西日本エンジニアリング株式会社)の計3社で構成されています。
また、建設及び機械設置工事事業並びにファシリティ・マネジメント事業を主たる事業としています。
Cross Eホールディングス(231A)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,150円 |
仮条件 | 1,100円~1,180円 |
公開価格 | 1,180円 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約8.1億円です。オーバーアロットメントを含めると約9.2億円になります。
地方上場にしては吸収金額が大きめです。名証でもこのクラスは苦戦することがありますからね。
Cross Eホールディングス(231A)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 350,000株 |
売出株数 | 350,000株 |
公開株式数 | 700,000株 |
OA売出 | 100,000株 |
引受幹事 | Jトラストグローバル証券(主幹事) SBI証券 岡三証券 FFG証券 西日本シティTT証券 マネックス証券 |
委託見込 | 岡三オンライン SBIネオトレード証券 |
※売出株数を修正しています
上場後に配当が出る予定となっていることから配当利回りが高ければ買われそうです。配当性向30%目処となっています。
会社設立は2022年11月01日、本社住所は長崎県佐世保市ハウステンボス町5番地3、社長は松尾貴氏(56歳)です。※2024年7月26日時点
従業員数は10人(臨時雇用者2人)、平均年齢47.9歳、平均勤続年数5年8ヶ月、平均年間給与約487万円です。連結従業員数は71人で臨時雇用者41人です。
Cross Eホールディングス(231A)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
株式会社エイチ・アイ・エス | 2,100,000株 | 93.33% |
松尾 貴 | 36,000株 | 1.60% |
鶴田 修一 | 15,000株 | 0.67% |
天羽 邦久 | 12,000株 | 0.53% |
小川 幸男 | 12,000株 | 0.53% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは180日間(2025年2月24日)で解除倍率設定はありません。新株予約権者の多くもロックアップ対象です。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
Jトラストグローバル証券(主幹事) | 560,000株 | 80.00% |
SBI証券 | 49,000株 | 7.00% |
岡三証券 | 35,000株 | 5.00% |
FFG証券 | 28,000株 | 4.00% |
西日本シティTT証券 | 14,000株 | 2.00% |
マネックス証券 | 14,000株 | 2.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,100円~1,300円
※ファーストインプレッション
第二段⇒ 1,000円~1,250円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
Cross Eホールディングスの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,000円~1,200円
修正値1,085円~1,180円
業績が拡大している中での上場となり評価できる。ただ地方上場なので東証に比べると資金流入が減る。そのため初値利益は厳しいと思います。
株式市場が暴落後に値を戻していますけど新興株は鈍さが残ります。相場が不安定な時に地方上場のIPOは人気がないと思います。
配当35円予想で9月本決算なので多少は買われると思いますけど配当利回りが公開価格1,180円決定で2.97%と低いため魅力がありません。
建設業と考えた場合はもっと高配当で知名度が高い銘柄を購入したほうが安心できるでしょう。
配当利回り3.5%~4.0%程度まで値を下げれば面白いかもしれません。IPOとしての魅力は低いためスルー予定。
Cross Eホールディングス(231A)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2022年11月01日~2029年9月24日 | 120,400株 発行価格725円 |
ロックアップは180日間で解除倍率設定はありません。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。120,400株全てが行使期限入りしています。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の2,479,800株から算出すると想定価格ベースで約28.5億円になります。
地方上場なので参加しなくても良いかもしれません。利益見込みは低そうですからね。
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