アースインフィニティ(7692)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
アースインフィニティ(7692)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はJASDAQで主幹事はみずほ証券が引受けます。
上場規模は約6.9億円で公開株数306,000株、オーバーアロットメント45,900株です。想定発行価格は1,970円になっています。このIPOは業績と公開規模から人気があると思います。
業 種 | 小売業 |
上場市場 | JASDAQスタンダード |
上場予定 | 10月16日 |
BB期間 | 9月30日~10月06日 |
企業ホームページ | https://earth-infinity.co.jp/ |
事業の内容 | 小売電気事業、ガス小売事業、電子機器の製造・販売・卸業 |
【手取金の使途】
手取概算額95,482千円については、「1 新規発行株式」の(注)3.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限83,189千円と合わせた、手取概算額合計上限178,671千円について、その全額を2021年7月期の運転資金に充当します。具体的には、エネルギー事業における契約件数増加に伴い増加する電力及びガスの仕入資金に151,870千円を、人員増加に伴い増加する人件費に26,801千円を充当する予定であります。
※有価証券届出書(EDINET)抜粋
目次まとめ
アースインフィニティ(7692)IPOの業績と事業内容
売上と利益が急激に伸びています。IT系のIPOであれば相当人気だったでしょうね。アースインフィニティの事業は小売業なので初値2倍~2.3倍になればラッキーなはずです。ただ今回は3倍目標もあり得そうです。
2002年7月に設立されインバーター及びブレーカー販売を始め、2004年4月には電子ブレーカーを製造・販売し需要家の電気料金の削減に寄与してきたそうです。
2015年3月には特定規模電気事業者の届出、2016年4月に小売電気事業者の登録を行い小売電気に参入しています。
エネルギー事業は電気やガスを継続的に販売するストック型ビジネスになり、他社への切り替えによる解約が毎年一定割合発生しますが、継続的な収益を見込むことができるそうです。
電気の契約は特別高圧、高圧、低圧に分類されて、大口と一般家庭との中間にあたる小規模工場や商店、飲食店等を中心にBtoBの営業を行っているそうです。
また、官公庁などの入札案件にも参加し契約獲得を行うBtoGの営業も行っています。
低圧の中でも1件あたりの電気料金が低い一般家庭は利益幅が小さく、逆に特別高圧・高圧などの1件あたりの電気料金が高い大口の客層は、売上ボリュームが大きくなります。
ただし、解約に至った場合や市場価格高騰の際は業績への影響が大きくなります。
そのため、中間層を中心に営業を行うことで利益率を高め安定的な利益確保に努めているそうです。
同社では2019年6月にガス小売事業者の登録を行い、2019年10月にガスの小売に参入し電力とのセット販売を行っているそうです。
小売電気において、長年培ってきた電気の知識や営業ノウハウを活かし堅調に契約数を獲得しているそうです!
電子機器事業は、主に中小企業を対象とする電子ブレーカーの製造・販売・設置によるエネルギーコスト削減提案及びコンサルティングを行う事業です。
電子ブレーカーは同社の特許技術に基づき、協力会社で製品を製造しています。販売・設置を行うファブレスメーカーとして事業活動を展開しています。
アースインフィニティで電子ブレーカーの販売に伴うリースの事務代行やクレジットの取次から、設置工事に伴う電力会社への申請代行業務までを行います。また、取引契約を交わしている販売店へ卸販売することにより収益を獲得しています。
アースインフィニティ(7692)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,970円 |
仮条件 | 1,820円~1,970円 |
公開価格 | 10月07日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約6.0億円です。オーバーアロットメントを含めると約6.9億円になります。上場規模が小さく業績も良いため需要が多いと思います。
また、ストック型収益構造になるため契約件数が増えれば利益に結び付くため、中長期で収益を上げることができそうです。初値が低ければ長期的に上値を狙うこともできそうです。新型コロナウイルス感染症による影響もないようですからね。
アースインフィニティ(7692)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 55,000株 |
売出株数 | 251,000株 |
公開株式数 | 306,000株 |
OA売出 | 45,900株 |
引受幹事 | みずほ証券(主幹事) SBI証券 丸三証券 岡三証券 マネックス証券 |
委託見込 | 岡三オンライン DMM.com証券(PR) |
公開株数はオーバーアロッメントを合わせて351,900株と少なめです。初値2倍で20万円くらいの利益が見込めそうです。IPOでは特別人気とは言えない事業になると思います。しかし現在の地合いであれば短期間でも人気が見込めると思います。
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非上場株式への投資なのでIPO(新規公開株)を行った場合は投資額の数倍を回収できるはずです。企業成長に伴い数倍~数十倍のリターン期待が見込めます。
アースインフィニティの会社設立は2002年7月18日、本社住所は大阪府大阪市北区堂島浜二丁目2番28号、社長は濵田幸一氏(49歳)です。※2020年9月12日時点
従業員数は46人(臨時雇用者0人)、平均年齢34.2歳、平均勤続年数4.0年、平均年間給与約432万円です。
アースインフィニティ(7692)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
濵田 幸一 | 2,181,900株 | 73.76% |
坂本 守孝 | 120,000株 | 4.06% |
上田 朝雄 | 90,000株 | 3.04% |
浅原 香織 | 75,000株 | 2.54% |
津田 真奈美 | 60,000株 | 2.03% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である濵田幸一及び売出人である坂本守孝、当社株主である浅原香織、一氏亮佑及び白川功は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2021年4月13日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く)等を行わない旨合意しております。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
みずほ証券(主幹事) | 284,700株 | 93.04% |
SBI証券 | 6,100株 | 1.99% |
丸三証券 | 6,100株 | 1.99% |
岡三証券 | 6,100株 | 1.99% |
マネックス証券 | 3,000株 | 0.98% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 3,900円~4,800円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 3,500円~4,500円
※仮条件発表後
アースインフィニティ初値予想と市場コンセサンス
初値予想3,000円~5,000円
修正値5,000円~6,000円
電力自由化の規制緩和で似たような事業を行う企業が出てきています。イーレックス(9517)やアストマックス(7192)などが先に上場しています。
位置づけは関西地盤の新電力」になり全国展開を行っています。大口顧客も存在し、官公庁等への電力供給も行います。ベンチャーキャピタル保有株はなく需給は良好でしょう。
2021年7月期の業績予想は売上36.63億円で経常利益が5.48億円になるそうです。前期比較だと売上5.7%増、経常利益139.3%増になります。業績は文句なしみたいです。EPSが140.69なのでPERは14.00倍になります。PBRは4.93倍でした。
吸収額が6.9億円と小さいため初値利益が十分狙えると思います。時価総額は仮条件上限で59.4億円です。
アースインフィニティ(7692)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
ストックオプションなし | -株 発行価格-円 |
ロックアップは180日間(2021年4月13日)、ロックアップ解除倍率の設定はありません。また、ストックオプションもありません。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の3,013,300株から算出すると想定価格ベースで約59.4億円になります。
意外と初値買い需要が多いため高騰しそうな気がしています。配当金も43円出るみたいなので想定発行価格算出の配当利回りは2.18%です。決算期が7月末なのは上場日程から残念だと思います。
初値が低ければ中長期投資も面白そうなIPOだと思います!
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