【評価】キッズスター(248A)IPOの上場と初値予想
キッズスターのIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事は岡三証券が引受けます。
上場規模は約20.5億円で公開株数700,000株、オーバーアロットメント100,000株です。想定発行価格は2,560円になっています。
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 9月26日 |
BB期間 | 9月09日~9月13日 |
企業ホームページ | https://www.kidsstar.co.jp/ |
事業内容 | ファミリー向け社会体験アプリ「ごっこランド」の開発・運営及びイベントの企画・運営、子ども向けプロダクトを通じた、企業・団体の事業開発支援 |
目次まとめ
キッズスター(248A)IPOの業績と事業内容
同社の主軸サービスは「ごっこランド」になり、2013年5月のサービス開始以来、累計670万ダウンロードを記録し月間のプレイ回数は2,000万回を超えて利用されているファミリープラットフォームです。
ごっこランドは「子どもたちの身の回りにある商品、サービス、社会インフラの全てをスマートデバイス上のアプリを通じて体験し学べるようにするサービスです。
ビジネスモデルは、子どもユーザーの利用を無料とする一方で企業・団体から、出店料を収受しています。
キッズスター(248A)の仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 2,560円 |
仮条件 | 2,100円~2,560円 |
公開価格 | 9月17日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約17.9億円です。オーバーアロットメントを含めると約20.5億円になります。
人気アプリなので知名度的な問題はなさそうです。くふうカンパニーが親会社です。
キッズスター(248A)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 700,000株 |
売出株数 | 0株 |
公開株式数 | 700,000株 |
OA売出 | 100,000株 |
引受幹事 | 岡三証券(主幹事) SBI証券 野村證券 SMBC日興証券 岩井コスモ証券 極東証券 松井証券 丸三証券 三田証券 楽天証券 |
委託見込 | 岡三オンライン DMM.com証券 |
久しぶりに岡三証券が主幹事となっています。上場規模は少し大きめですね。前期ようやく1億円の四半期利益越えとなっています。
会社設立は2014年10月20日、本社住所は東京都渋谷区神泉町9番5号、代表は平田全広氏(51歳)です。※2024年8月25日時点
従業員数は57人(臨時雇用者1人)、平均年齢39.9歳、平均勤続年数3.1年、平均年間給与約538万円です。
キッズスター(248A)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
㈱くふうカンパニー | 867,800株 | 44.76% |
穐田 誉輝 | 700,000株 | 36.11% |
平田 全広 | 117,500株 | 6.06% |
松本 健太郎 | 67,500株 | 3.48% |
金城 永典 | 67,500株 | 3.48% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間(2024年12月24日)と180日間(2025年3月24日)にわかれます。穐田誉輝氏にだけ発行価格の1.5倍以上でロックアップ解除が適用されます。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
岡三証券(主幹事) | 644,000株 | 92.00% |
SBI証券 | 14,000株 | 2.00% |
野村證券 | 14,000株 | 2.00% |
SMBC日興証券 | 7,000株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 3,500株 | 0.50% |
極東証券 | 3,500株 | 0.50% |
松井証券 | 3,500株 | 0.50% |
丸三証券 | 3,500株 | 0.50% |
三田証券 | 3,500株 | 0.50% |
楽天証券 | 3,500株 | 0.50% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 2,800円~3,500円
※ファーストインプレッション
第二段⇒ 2,400円~2,600円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
キッズスターの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想2,500円~3,000円
修正値2,300円~2,600円
仮条件下限が大幅に下げられたことを考えると人気がないと判断できそう。株価設定が競合に比べ高いため不人気の可能性があるようです。
業績が堅調で知名度はあるがPERが38.3倍~46.7倍になることから買い向かいにくいようです。希薄化PERは53.2倍~59.2倍となります。
事業としては面白く収益も安定しているため悪くないIPOだが株価設定が高いことで機関投資家評価もいまいちのようですね。
穐田誉輝が株主にいるため色々注目される可能性もあるが埋没の可能性もあるようです。公開価格割れしなければ良いのかもしれません。
キッズスター(248A)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2019年3月9日~2026年2月28日 | 85,000株 発行価格117.04円 |
2023年1月1日~2026年2月28日 | 44,000株 発行価格984.05円 |
2025年4月2日~2027年2月28日 | 9,750株 発行価格 2,830円 |
ロックアップと解除倍率など
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の2,500,000株から算出すると想定価格ベースで約64.0億円になります。
値がさ株なので初値が飛べばいいですね。上場規模が少し大きいことが気になります。
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