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プロジェクトカンパニー(9246)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】

プロジェクトカンパニー(9246)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はマザーズで主幹事はSBI証券が引受けます。
 

上場規模は約32.8億円で公開株数1,075,500株、オーバーアロットメント161,300株です。想定発行価格は2,650円になっています。
 

プロジェクトカンパニー(9246)上場とIPO初値予想
 

業 種サービス業
上場市場マザーズ
上場日9月29日
BB期間9月09日~9月15日
企業ホームページhttps://www.projectcompany.co.jp/
事業の内容デジタルを活用した新規事業開発、既存事業におけるデジタルを活用した業務効率化、デジタルマーケティング戦略の立案、スマホアプリのUI/UXの改善などのコンサルティング事業

 

【手取金の使途】

差引手取概算額819,796千円に「1新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限393,249千円を合わせた手取概算額1,213,045千円については、以下に充当する予定であります。

①人材の採用・育成費
②新規事業の検討・開発
③オフィスの増床
④借入金の返済

※有価証券届出書(EDINET)抜粋

 

プロジェクトカンパニー(9246)IPOの業績と事業内容

業績が拡大傾向にあり魅力があるように感じます。また、ここからどこまで拡大できるのかは未知だと思いますが、吸収金額はもう少し低ければと思いました。売上は前期で11億円しかありませんからね。
 

同社の事業はデジタルトランスフォーメーション事業です。DXとはテクノロジーを活用し、企業の事業モデルや業務プロセスを変革し、新たな付加価値の創出を目的とする取り組みになります。
 

DXにおいて活用されるテクノロジーは、AI・RPA・ブロックチェーン・IoT・ツール・チャットボット・マーケティングオートメーション等、多岐にわたります。
 

また、同社のデジタルトランスフォーメーション事業は、コンサルティングサービス、マーケティングサービス、UI/UXサービスの3つに分かれています。
 

プロジェクトカンパニー(9246)IPOの業績
 

コンサルティングサービスにおいては、DXを通じた新規事業開発や既存事業変革、業務改善の支援を行います。
 

新規事業開発により新たな収益源を創出したいという顧客へは事業立上げのために検討すべき事項を洗い出し、DXの観点から事業スキームを検討、整理するなどの支援を行っています。
 

マーケティングサービスにおいては、Twitter、Instagram等のSNS運用支援、Webサイト改善、マーケティングコンサルのサービスを提供しています。
 

SNS運用支援においては顧客のSNSを通じたブランディング・集客促進を、Webサイト改善においては集客や販売促進につながるWebサイト・LPの改善を行っています。
 

プロジェクトカンパニー(9246)IPOの事業領域
 

UI/UXサービスにおいては、UI/UXの改善のためのユーザビリティテストサービスである「UIscope」を活用し、サービス体験の改善・設計を支援しています。
 

UIscopeは、スマートフォンアプリ・サイトに特化し、テストユーザーであるUIscopeモニターの操作を録画し、その行動を解析することで、UI/UXを改善していくサービスです。
 

2020年12月期において案件の80%をインバウンドで獲得しており、またこれまでの案件実績(事業譲受から2020年12月末までの累計導入企業数は125社)をもとに幅広いサービス、プロダクトのUI/UX改善ノウハウを蓄積することができています。
 

プロジェクトカンパニー(9246)IPO仮条件と公開価格の日程

想定価格2,650円
仮条件2,570円~2,650円
公開価格9月16日

 
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約28.5億円です。オーバーアロットメントを含めると約32.8億円になります。
 

上場規模が少し大きく不安です。SBI証券主幹事はジェイフロンティア(2934)が公開価格割れしたことでイメージが悪くなりました。期待している投資家も減るかもしれません。
 

プロジェクトカンパニー(9246)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数342,000株
売出株数733,500株
公開株式数1,075,500株
OA売出161,300株
引受幹事SBI証券(主幹事)
岡三証券
藍澤證券
岩井コスモ証券
水戸証券
エイチ・エス証券
極東証券
東洋証券
松井証券
むさし証券
委託見込岡三オンライン
SBIネオトレード証券

 
SBI証券から当選を狙いに行きたいと思います。株数が多いためIPOチャレンジポイントを利用すれば300株セットになりそうです。
 

また、SBIネオトレード証券でも取扱いが発表されています。資金不要でIPO抽選に参加できるため口座開設だけは行っておきたいですよね。
 

もしかして2回目の当選ができるかも?と思っています。株単価が少し高めなので心配です。IPO抽選のルールなどは別記事でまとめています!
 


 


 
プロジェクトカンパニーの会社設立は2016年1月04日、本社住所は東京都港区六本木一丁目6番1号、社長は土井悠之介氏(32歳)です。※2021年8月27日時点
 

従業員数は50人(臨時雇用者0人)、平均年齢27.8歳、平均勤続年数1.5年、平均年間給与約545万円です。
 

プロジェクトカンパニー(9246)IPOの初値予想とロックアップ

氏名又は名称所有株式数割合
土井 悠之介1,947,500株35.39%
伊藤 翔太1,947,500株35.39%
新宅 央250,000株4.54%
SBIホールディングス235,000株4.27%
SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合150,000株2.73%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

本募集及び引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である土井悠之介及び伊藤翔太、売出人である新宅央、古瀬豪、江竜寛之、髙木秀邦、山田尚史、桃崎有治及び渡邊裕介、当社株主であるAOGIRI、ゼロ・ネクスト合同会社及びTomorrow’s Consultingは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2022年3月27日までの期間(中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等は行わない旨合意しております。

※有価証券届出書(EDINET)抜粋

 

幹事引受け株数と割合を調べた結果

幹事団引受け株数割合
SBI証券(主幹事)924,700株85.98%
岡三証券32,300株3.00%
藍澤證券21,500株2.00%
岩井コスモ証券21,500株2.00%
水戸証券21,500株2.00%
エイチ・エス証券10,800株1.00%
極東証券10,800株1.00%
東洋証券10,800株1.00%
松井証券10,800株1.00%
むさし証券10,800株1.00%

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!

第一弾⇒ 2,800円~3,500円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 2,800円~3,300円
※仮条件発表後
 

初値予想と市場コンセサンス

プロジェクトカンパニーの初値予想をリサーチして記載します。
 

初値予想3,000円~3,500円
修正値3,500円~4,000円
 

仮条件は想定発行価格が上限になり下限方向に広げられています。2,570円~2,650円になるので時価総額は変わらず32.8億円です。
 

上場規模に荷もたれ感があり初値が上がりにくいとされています。ただ成長分野であるため人気自体は高い観測が出ています。
 

2021年12月期の業績は売上20.29億円で経常利益が3.93億円になります。前期比較だと売上83.79%増、経常利益131.18%増を見込みます。
 

四半期利益は2.72億円で前期比140.71%増になります。PERは49.83倍、PBR9.09倍です。株価設定は妥当な感じなので公開価格割れはないのでは?と言った観測です。
 

プロジェクトカンパニー(9246)IPOの評価と申し込みスタンス

ストックオプション期間株数残
2020年11月22日~2028年11月21日285,500株
発行価格250円
2021年12月17日~2029年12月16日12,425株
発行価格300円
2022年11月13日~2030年11月12日4,925株
発行価格375円

 
ロックアップは180日間(2022年3月27日)、ロックアップ解除倍率の設定は記載がありません。
 

ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。285,500株が行使期限に入ります。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の5,385,900株から算出すると想定価格ベースで約142.7億円になります。
 

SBI証券主幹事のジェイフロンティア(2934)が大きく公開価格割れを起こしてしまい中規模の吸収は厳しいと投資家が判断していそうです。
 

同社も公開価格割れになるのでは?と少し不安です。事業はIPO向きなので多少は利益が見込めると考えています。ただ地合い頼みだと思います!

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