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プロパティデータバンク(4389)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報

プロパティデータバンク(4389)IPOが新規上場承認されました。上場市場は東証マザーズになり情報・通信業なので人気化しそうです。主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券で公開株数378,000株、オーバーアロッメント56,700株になります。上場による市場からの吸収額は想定ベースで約7.2億円と小粒上場です。
 

事業は、不動産や施設運用管理に関するクラウドサービスを行っています。最近珍しくありませんがクラウド系もIPOにおいて人気があります。業績は平成29年3月(17期)で売上約10.8億円に対して利益が約9千万円となっています。自社開発の「@プロパティ」を売りっぱなしではなく売った後のサポートも行っている企業です。ターゲット層が大企業みたいですから上場後の提携に期待ができるかもしれません。
 

プロパティデータバンクIPO新規上場と初値予想
 

業 種情報・通信業
上場市場マザーズ
公開予定6月27日
BB期間6月11日~6月15日
企業ホームページhttp://www.propertydbk.com/
事業の内容不動産・施設等の運用管理に関するクラウドサービスの提供

 

【手取金の使途】

手取概算額310,712千円及び「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限86,592千円については、当社の提供するサービスである、顧客の保有する不動産・施設の運用管理の支援を目的とした不動産・施設管理のための統合資産管理クラウドサービス「@プロパティ」(注)1に関連するソフトウェア開発資金に充当する予定です。具体的内容は以下①~④に記載しております。

①統合資産管理クラウドサービス「@プロパティ」のシステムにかかるセキュリティ向上を目的とした開発のために要する人件費、外注費の一部資金として257,304千円(平成31年3月期:189,114千円、平成32年3月期:68,190千円)

②契約書等の重要書類や竣工図面などの電子データを保管することのできる現行の電子書庫機能を刷新し、蓄積した文書等情報の共有化により、情報の活用を促進させる新電子書庫機能の開発にかかる人件費、外注費の一部資金として70,000千円

③国際会計基準(IFRS)を適用する企業は、新リース会計基準であるIFRS第16号「リース」への対応が求められ、旧リース会計基準において貸借対照表に計上されていない借手のリース取引(不動産賃貸借契約、オフィス機器、車両など)を貸借対照表に計上する必要がありますが、現行当社システムは対応できていないため、こういった企業のニーズに対応した開発にかかる人件費、外注費の一部資金として45,000千円

④「@プロパティ」に関連する新機能・新サービスとして不動産施設に関連する情報分析クラウドサービス(データサイエンス)開発にかかる人件費、外注費の一部資金として25,000千円

 

プロパティデータバンク(4389)IPOの業績と事業内容

マザーズ上場だと業績の伸びは株価期待につながりますが、同社の場合は売上・利益共に安定しているように感じます。事業は不動産や施設管理のためのソフトウェア提供をしている企業で、ITツールとして統合資産管理クラウドサービス「@プロパティ」を提供しています。
 

「@プロパティ」は、不動産や施設等の運用管理における業務効率の改善に資するためのサービスで、クラウドサービス化さてているためインターネット経由でサービス提供ができコストが抑えられるメリットがあります。インターネットを利用できる環境であれば社内(社外)、国内(国外)問わずどこからでもサービスを利用できます。
 

プロパティデータバンク上場評判とIPO分析
 

同社のクラウドサービスは、顧客から月額で登録建物データ数に応じた従量課金による月額利用料及び保守サービス料を受領しており、ストック型売上計上のビジネスモデルです。
 

「@プロパティ」は、所謂マルチテナント方式のクラウドサービスとなっており、「@プロパティ」の全ての機能が同一のプラットフォームに実装されています。このためメンテナンスや機能改善等を実施でき、顧客はサービス利用開始後の保守業務の負荷を軽減する事が可能となっています。
※所謂マルチテナント方式とは一つのシステムを複数のユーザーで共有する方式のこと
 

プロパティデータバンク(4389)事業系統図
 

ソリューションサービスでは、既に「@プロパティ」を導入している顧客に対して、「初期コンサルティングサービス、データ登録代行、教育・講習会」やオプション販売、ソフトのカスタマイズなどを行っています。事業はクラウドサービスとソリューションサービスの2本柱となり、主力はクラウドサービス(売上比率79%)となります。
 

プロパティデータバンク(4389)IPO仮条件から公開価格の日程

想定価格1,660円
仮条件1,660円~1,780円
公開価格6月18日

 
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約6.3億円です。
オーバーアロットメントを含めると約7.2億円になります。上場規模は小さく初値利益が狙えるサイズです。初値2倍も見えてくるでしょう!
 

導入事例ではケネディクス不動産や日本生命保険相互会社、東京海上日動火災保険株式会社の名前もあり企業価値は高いのかもしれません。プロパティデータバンクの筆頭株主が清水建設(1803)となっているのも関係がありそうですね。
 

プロパティデータバンク(4389)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数210,000株
売出株数168,000株
公開株式数378,000株
OA売出56,700株
引受幹事三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主)
auカブコム証券
みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
極東証券

 

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、大和証券との共同主幹事がありましたが、単独主幹事はコーア商事ホールディングス(9273)に次いで2つ目となります。共同主幹事ではメルカリ(4385)が記憶に新しいでしょう。
 
⇒ メルカリ(4385)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報
 

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事だと委託販売先としてauカブコム証券にも株が回るため申込んでおきましょう!メルカリも取り扱っているのでかなり期待していますが、その後もauカブコム証券でいくつかの銘柄を取り扱っているため当選期待は高いです。
 


 
会社設立は2000年10月、東京都港区浜松町一丁目に本社を構え社長は板谷敏正氏55歳です。従業員数は53人、平均年齢40.9歳、平均年齢5.9歳、平均給与約714万円となっています。
 

プロパティデータバンク(4389)IPOの初値予想

氏名又は名称所有株式数割合
清水建設株式会社568,400株33.22%
株式会社ケン・コーポレーション294,000株17.18%
板谷 敏正177,800株10.39%
高橋 秀樹170,800株9.98%
投資事業組合 オリックス6号140,000株8.18%
SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合126,000株7.36%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人である清水建設株式会社及び株式会社ケン・コーポレーション、貸株人である板谷敏正、売出人かつ貸株人である高橋秀樹、当社株主である日本ヒューレット・パッカード株式会社、日本生命保険相互会社、大田武、武野貞久、プロパティデータバンク従業員持株会、小出理美及び杉原隆、並びに当社新株予約権者である堀之内はる代、牧裕志、遠藤良夫、勝山隆之、青木幸和、山田美成、鷺谷敦子、戸塚まゆこ、阿部峰子、亀尾扶希子、石川陽子、松本文子、谷道理恵、鈴木身奈、本間啓介、水口義隆、髙松裕子、小島久仁子、中村佳史及び阿部良平は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成30年12月23日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)等は行わない旨合意しております。

また、当社株主である投資事業組合オリックス6号及びSMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成30年9月24日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社株式のうち投資事業組合オリックス6号は70,000株、SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合は63,000株の売却(ただし、その売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後に主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)等は行わない旨合意しております。

 

プロパティデータバンクIPO幹事引受け株数決まる

幹事団引受け株数
三菱UFJモルガン・S証券(主幹事)340,400株
みずほ証券15,100株
SMBC日興証券7,500株
SBI証券-7,500株
極東証券7,500株

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

プロパティデータバンクIPOの直感的初値予想

第一弾⇒ 3,700円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 4,400円
※仮条件発表後

 

プロパティデータバンクIPOの大手初値予想

3,500円~4,100円

その後、3,500円~4,100円
 

プロパティデータバンク(4389)IPOを個人的に分析してみました

ストックオプション期間株数残
平成21年7月01日~平成33年6月23日18,200株
発行価格200円
平成25年7月01日~平成33年6月23日16,100株
発行価格343円

 
ロックアップは90日間(平成30年9月24日)と180日間(平成30年12月23日)に分かれていて、90日分はロックアップ解除倍率1.5倍の設定がされています。ベンチャーキャピタルの投資事業組合オリックス6号とSMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合が対象となっています。その他にはベンチャーキャピタル出資はありません。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の1,886,500株株から算出すると想定価格ベースで約31.3億円になります。
 

インパクトには欠けるかもしれませんが、まあ人気でしょう。初値2倍は見込めるが上場当日に初値が付くパターンだと思います。同日上場のエーアイ(4388)のほうが人気でしょう。だからと言って人気がないわけではないため地合いによっては初値つかずも?IPO申込スタンスとしては全力申し込みですね。
 

tileltuku メルカリ(4385)IPOも取扱いやってます⇒ auカブコム証券

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