【評価】レジル(176A)IPOの上場と初値予想
レジル(176A)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事は大和証券が引受けます。
上場規模は約64.0億円で公開株数5,155,100株、オーバーアロットメント773,200株です。想定発行価格は1,080円になっています。
業 種 | 電気・ガス業 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 4月24日 |
BB期間 | 4月09日~4月16日 |
企業ホームページ | https://rezil.co.jp/ |
事業内容 | 集合住宅への電力供給及び分散型電源の開発法人への再生可能エネルギーを主体とした電力供給エネルギー事業者へのBPO及びSaaSの提供を通じたDX支援 |
目次まとめ
レジル(176A)IPOの業績と事業内容
同社グループはレジル及び連結子会社(中央電力ソリューション株式会社及び中央電力エナジー株式会社)の計3社で構成されており、
主にマンション向けに受変電設備設置による電力供給を行う分散型エネルギー事業、法人の脱炭素化支援や電力供給を行うグリーンエネルギー事業、
電力会社等のエネルギー企業の後方業務のDXによる業務改革支援を行うエネルギーDX事業を主な事業として取り組んでいます。
レジル(176A)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,080円 |
仮条件 | 1,100円~1,200円 |
公開価格 | 4月16日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約55.7億円です。オーバーアロットメントを含めると約64.0億円になります。
配当は30円出るようなので配当利回り2.78%になります。業績が安定しているようですからね。
レジル(176A)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 150,000株 |
売出株数 | 5,005,100株 |
公開株式数 | 5,155,100株 |
OA売出 | 773,200株 |
引受幹事 | 大和証券(主幹事) 野村證券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 みずほ証券 SBI証券 楽天証券 岡三証券 極東証券 |
委託見込 | 大和コネクト証券 auカブコム証券 岡三オンライン |
大和証券で公開株数が多いため当選期待があります。まだ大手予想はわかりませんけど多分利益期待のIPOでしょう。
会社設立は1994年11月21日、本社住所は東京都千代田区丸の内1丁目8番1号丸の内トラストタワーN館14階、社長は丹治保積氏(52歳)です。※2024年3月22日時点
従業員数は174人(臨時雇用者55人)、平均年齢40.8歳、平均勤続年数6.1年、平均年間給与約686万円です。
レジル(176A)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
Team Energy GI株式会社 | 11,355,000株 | 56.78% |
中村 誠司 | 3,859,100株 | 19.29% |
関西電力株式会社 | 1,820,000株 | 9.10% |
丹治 保積 | 533,250株 | 2.66% |
EEIスマートエナジー投資事業有限責任組合 | 367,100株 | 1.83% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間(2024年7月22日)と180日間(2024年10月20日)にわかれ、VC出資の90日間分には発行価格1.5倍以上でロックアップが解除となる条項が付けられています。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
大和証券(主幹事) | 4,124,100株 | 80.00% |
野村證券 | 515,500株 | 10.00% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 103,100株 | 2.00% |
SMBC日興証券 | 103,100株 | 2.00% |
みずほ証券 | 103,100株 | 2.00% |
SBI証券 | 77,300株 | 1.50% |
楽天証券 | 77,300株 | 1.50% |
岡三証券 | 25,800株 | 0.50% |
極東証券 | 25,800株 | 0.50% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,180円~1,400円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,180円~1,300円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
レジルの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,100円~1,500円
修正値1,200円~1,350円
仮条件が1,100円~1,200円に上振れし吸収金額が最大約71.1億円になった。機関投資家需要が高いということだろうが荷もたれ感が大きい。
収益は安定しているそうだが新電力は投資先としてかなり微妙だと思う。イーレックスは赤字転落で株価が下落中。アースインフィニティは株単価が低いためPERが高めだと観測されている。
新電力の評価が分かれているためかなり微妙だと思うが同社は初値利益が見込めるようです。レジルのPERは株価1,200円で12.1倍になり妥当だと考えられています。
IPOに当選したら1単元あたり1万円儲かれば良いのかもしれない。深追いはしたくないがセカンダリー期待は多少ありそう。
VCは公開価格1.5倍以上でロックアップ解除だかそこまで高い初値は期待できない可能性が高い。
レジル(176A)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2022年6月21日~2029年6月20日 | 626,750株 発行価格1,010円 |
2023年5月20日~2030年5月19日 | 195,000株 発行価格1,010円 |
2023年12月27日~2030年12月26日 | 758,600株 発行価格1,010円 |
2024年6月01日~2032年5月31日 | 167,850株 発行価格991円 |
※ストックオプション(新株予約権)は一部省略
ロックアップは90日間と180日間にわかれ90日間分にだけ発行価格1.5倍以上でロックアップ解除となります。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。1,580,350株が上場時に行使期限入りします。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の18,345,000株から算出すると想定価格ベースで約198.1億円になります。
売出株が多いIPOだけど業績基盤が良いため買われると思います。
ファンド出資は3社だけど1社は売出株で全株式を売却します。
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