TORICO(トリコ)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
TORICO(トリコ)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はマザーズで主幹事はSMBC日興証券が引受けます。
上場規模は約3.2億円で公開株数150,000株、オーバーアロットメント22,500株です。想定発行価格は1,830円になっています。
業 種 | 小売業 |
上場市場 | マザーズ |
上場日 | 3月23日 |
BB期間 | 3月07日~3月11日 |
企業ホームページ | https://www.torico-corp.com/ |
事業の内容 | コミックの全巻売りECサイト「漫画全巻ドットコム」の運営及びマンガ・アニメ関連グッズの販売などを行う各種マンガ事業 |
目次まとめ
TORICO(トリコ)IPOの業績と事業内容
同社グループはコミック全巻セットに特化したネット書店「漫画全巻ドットコム」を中心のサービスとしたECサービス、国内外へのデジタルコミック配信サービス、リアルスペース及びECサイトでのマンガイベントサービスを行います。
3つのサービスを並行して展開することで、サービス間の垣根を越えたシナジーを生み出すことが強みです。
同社グループはトリコと連結子会社3社で構成されています。
連結子会社3社はECサービス、デジタルコミック配信サービス、イベントサービスのアプリ提供事業者として設立し、各種サービスの主体的な運営は全てトリコが行います。
TORICO(トリコ)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,830円 |
仮条件 | 1,500円~1,700円 |
公開価格 | 3月14日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約2.7億円です。オーバーアロットメントを含めると約3.2億円になります。
このIPOは需給不安がなく魅力があります。地合いが改善すれば翌日持ち越しもあり得そうですね。
TORICO(トリコ)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 50,000株 |
売出株数 | 100,000株 |
公開株式数 | 150,000株 |
OA売出 | 22,500株 |
引受幹事 | SMBC日興(主幹事) SBI証券 楽天証券 マネックス証券 岡三証券 いちよし証券 松井証券 岩井コスモ証券 東海東京証券 |
委託見込 | DMM.com証券 SBIネオトレード証券 |
主幹事のSMBC日興証券からしか当選できないと思います。ネット組には厳しい環境です。
それでも利益を狙って申し込んでおきたいと思います。誰かに当選しますからね。
トリコの会社設立は2005年7月29日、本社住所は東京都千代田区飯田橋二丁目3番6号、社長は安藤拓郎氏(48歳)です。※2022年2月21日時点
従業員数は65人(臨時雇用者93人)、平均年齢32.2歳、平均勤続年数2.7年、平均年間給与約365万円です。
TORICO(トリコ)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
安藤 拓郎 | 496,840株 | 36.47% |
石井 昭 | 203,400株 | 14.93% |
テクノロジーベンチャーズ3号投資事業有限責任組合無限責任組合員 | 160,000株 | 11.74% |
鯉沼 充 | 145,200株 | 10.66% |
三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合 | 68,920株 | 5.06% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間(2022年6月20日)と180日間(2022年9月18日)になり、ベンチャーキャピタルには90日間のロックアップと解除倍率1.5倍の設定となっています。
※有価証券届出書(EDINET)抜粋
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 135,000株 | 90.00% |
SBI証券 | 4,500株 | 3.00% |
楽天証券 | 1,500株 | 1.00% |
マネックス証券 | 1,500株 | 1.00% |
岡三証券 | 1,500株 | 1.00% |
いちよし証券 | 1,500株 | 1.00% |
松井証券 | 1,500株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 1,500株 | 1.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 3,000円~4,500円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 2,000円~3,000円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
トリコの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想2,500円~3,000円
修正値2,500円前後
一時は地政学リスクが低くなったように思えましたがウクライナ問題が長引き初値予想を行うこと自体が難しくなっているようです。上場時の市場が楽観視していれば初値2.3倍も狙えると思います。
公開価格割れはないと思うので申込を行ってみます。
TORICO(トリコ)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2015年6月22日~2023年6月20日 | 12,000株 発行価格850円 |
2016年6月28日~2024年6月26日 | 800株 発行価格850円 |
2021年2月02日~2029年1月31日 | 7,200株 発行価格850円 |
2022年11月28日~2030年11月26日 | 11,200株 発行価格625円 |
2021年10月07日~2031年10月06日 | 172,800株 発行価格625円 |
ロックアップと解除倍率など90日間と180日間、ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。20,000株が行使期限に入ります。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の1,208,400株から算出すると想定価格ベースで約22.1億円になります。
上手くいけば初値2倍は届きそうです。VC保有株には気を付けておきたいですね。初値高騰パターンのIPOなので当選を狙いたいです。
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