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ZUU(4387)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報

ZUU(4387)IPOが新規上場承認されました。野村證券が主幹事を手掛ける優良なIPOだと思います!公開株数は25万株しかありませんし、上場規模もオーバーアロットメントを含め約3.9億円です。業績は黒字転換になり上場ということで上場タイミングも狙ってきた感があります。1年後はどうなっているかわかりませんが、黒字転換による上場は初値期待ができそうです。
 

金融系ポータル・サイトの「ZUU online」といえば目にしたことがある方は多いはずです。検索で探すと度々見かけますし、SEO的にも感心するところがあります。また自社メディアへの月間訪問ユーザー数が430万人に達したこともインパクトがあるように思います。平成28年4月にはシンガポールに子会社も設立しています。
 

ZUU(4387)IPO上場と初値予想
 

業 種情報・通信業
上場市場マザーズ
公開予定6月21日
BB期間6月05日~6月11日
企業ホームページhttps://zuu.co.jp/
事業の内容資産運用を支援するプラットフォーム「ZUU online」を中心とした金融商品やフィンテックサービスとユーザーのマッチングを行うフィンテック・プラットフォーム事業

 

【手取金の使途】

手取概算額183,060千円については、「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限47,265千円と合わせて、運転資金に充当する予定であります。具体的には、下記のとおり充当する予定であります。

① コンテンツ制作に係る外注費:当社グループの自社メディアでは、コンテンツ制作において、一部は外部のライターやデザイナー等にも業務を委託しており、当該コンテンツ制作のため、外注費に65,000千円(平成31年3月期に30,000千円、平成32年3月期に35,000千円)を充当する予定であります。

② 開発費:自社メディア開発のため、開発人員の人件費である開発費に50,000千円(平成31年3月期に30,000千円、平成32年3月期に20,000千円)を充当する予定であります。当社グループでは、自社メディアの機能拡充に努めており、会員サービスの向上(決済機能の追加等)や広告枠の新設、アクセス数の増加を図る改修等を目的として、開発人員を増強する予定であります。

③ 採用教育費:IT/インターネット業界の成長に伴い、有能な人員については獲得合戦の様相を呈しており、大手企業と比較しまだブランド力に劣る当社においては、人員の採用及び採用後の教育が欠かせません。当該採用及び教育のため、採用教育費に55,000千円(平成31年3月期に20,000千円、平成32年3月期に35,000千円)を充当する予定であります。

④ 海外進出に関する費用:当社グループでは、既にシンガポールにて子会社 ZUU SINGAPORE PTE. LTD.を設立し、自社メディア『ZUU online』東南アジア向けをリリースしております。東南アジアにおける自社ビジネスの更なる強化のため、海外2ヶ国目の進出に関する費用として、平成32年3月期までに10,000千円を充当する予定であります。

 

ZUU(4387)IPOの業績と事業内容

業績がよいとは言えませんが同社は多くの金融メディアがある中で短期間で成長しています。設立時から金融資産3,000万円以上あるいは年収700万円以上のアッパーマスから富裕層向けの金融経済メディア「ZUU online」をリリースしており、足掛け5年で上場しています。
 

短期間の成長の裏には、社長の冨田和成氏が野村證券にお勤めだった理由もありそうですね。そして監査法人がトーマツなのでIPO期待は高いでしょう。根拠はありませが、仮条件も大きく引き上げられそうです。
 

ZUU(4387)IPOの業績
 

事業内容は、金融領域特化型ウェブ/スマートフォン・メディアの運営を中心とした、金融関連市場に特化した各種サービスを展開しているそうです。サービス名ではメディア・サービスとフィンテック化支援サービスになります。
 

ZUU onlineの他にも、「経営者online」(経営者層向けにファイナンス/M&A等の経営情報を提供)、「FinTech online」(金融業界関係者向けに最新フィンテックのトレンド情報を提供)、「DAILY ANDS」(女性向けに金融/投資情報を提供)の3つの自社メディア運営も行っています。
 

ZUUの月間ユーザー数推移
 

取引企業の名前にはバリューコマース(2491)、エン・ジャパン(4849)と言った大手の名前があり、2社合わせての販売高は全体の32.3%にもなるようです。
 

ZUU(4387)IPO仮条件から公開価格の日程

想定価格1,370円
仮条件1,440円~1,600円
公開価格6月12日

 
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約3.4億円です。
オーバーアロットメントを含めると約3.9億円になります。上場規模が小さいため初値は大きく伸びそうです。有名な媒体なので初値2倍~3倍になる可能性が十分あると思います。
 

マス層をターゲットにしていないあたりがどうなんだろう?と思いましたが、アッパーマス層から富裕層までをターゲットとしているため情報も濃いものが多いようですね。ゆかしメディアなどは富裕層向けのメディアですが、ZUU onlineは情報を見ていても読みやすいですからね。
 

ZUU(4387)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数150,000株
売出株数100,000株
公開株式数250,000株
OA売出37,500株
引受幹事野村證券(主幹事)
SBI証券
みずほ証券
マネックス証券
松井証券
岡三証券 岡三オンライン

 

当選狙いは野村證券になると思いますが、口座数などを考える何処で当選してもおかしくないでしょう。基本的に当選期待はできませんが、誰かにIPOは毎回当たっています。松井証券の取扱いは珍しいので申し込んでおきましょう。SBI証券よりもマネックス証券だと思いますが、全般的に厳しいですね。
 


 
会社設立は2013年4月、東京都目黒区青葉台3丁目に本社があり、社長は冨田和成氏です。株式保有率も65.26%と維持率が高いようです。
従業員数は49人(臨時雇用者17人)、平均年齢31歳、平均勤続年数1.4年、平均年間給与約531万円となります。
 

ZUU(4387)IPOの初値予想

氏名又は名称所有株式数割合
冨田 和成1,366,050株65.26%
Fenox Venture Company IX, L.P.208,160株9.94%
赤羽 雄二105,890株5.06%
深田 啓介47,700株2.28%
一村 明博43,450株2.08%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である冨田和成、売出人である赤羽雄二、当社株主である深田啓介及び佐野哲哉並びに当社新株予約権者(当社株主でもある者は除く。)である一村明博、原田佑介、樋口拓郎、財部優一、茂木久裕、森大地、押田裕太、濱田優及び山上泰史は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成30年12月17日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式等の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)を行わない旨合意しております。

 また、当社株主である夏野剛、髙山照夫、武永修一、佐藤和与志、和出憲一郎、鈴木二郎、黒岩剛史、長原英司及び株式会社リード・リアルエステート並びに当社新株予約権者である中島貴志、楠井朋子、菅野陽平、秦大二郎、榎本和康、Rajesh Vyas、牛田文子、山梨寛弥、奈良井亮太及び魯瑶は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成30年9月18日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等を行わない旨合意しております。

 また、売出人であるFenox Venture Company IX,L.P.並びに当社株主である菅下清廣及び田路圭輔は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成30年9月18日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し及びその売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社をとおして行う売却等は除く。)を行わない旨合意しております。

 

ZUUIPO幹事引受け株数決まる

幹事団引受け株数
野村證券(主幹事)212,600株
SBI証券25,000株
みずほ証券7,500株
マネックス証券2,500株
松井証券1,200株
岡三証券1,200株

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

ZUUIPOの直感的初値予想

第一弾⇒ 3,800円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 4,000円
※仮条件発表後
 

ZUUIPOの大手初値予想

3,000円~3,400円

その後、3,200円~4,800円
 

ZUU(4387)IPOを個人的に分析してみました

ストックオプション期間株数残
平成28年8月01日~平成36年7月30日28,050株
発行価格700円
平成30年7月16日~平成38年7月15日111,300株
発行価格2,400円
平成31年8月23日~平成39年8月22日46,410株
発行価格2,600円
平成31年9月16日~平成39年9月15日20,900株
発行価格2,600円

 
ロックアップは90日間(平成30年9月18日)と180日間(平成30年12月17日)に分かれており、売出人のFenox Venture Company IX,L.P.と菅下清廣氏、田路圭輔氏にはロックアップ解除倍率1.5倍以上が設定されています。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の2,036,740株から算出すると想定価格ベースで約27.9億円になります。
 

株数的に当選期待は低くなってしまいますが、当選できれば大きな利益となりそうです。既存株主の圧力もあまり無いようですから、セカンダリーも狙えるかもしれません。業績を考えると微妙なところがありますが、短期間での成長は新興市場らしいと思います。当選したら売却する方も少なそうなので期待したいIPO銘柄です。
 

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