テノ.ホールディングス(7037)が上場承認!IPOの規模が半分になる
テノ.ホールディングス(7037)が上場承認されました。実は2018年9月に上場予定だった銘柄で上場中止となっていました。メディア関係のニュースによればこの2ヶ月間の間に審査基準を満たしたとされています。しかし、上場規模は約半分まで引き下げられているため同社や株主の収益が落ちています。
事業は女性の社会進出を手助けするイメージや、子育て支援関係の銘柄でもあるためIPOでは人気だと思います。東京証券取引所と福岡証券取引所から上場を再承認され今度こそ上場となりそうです。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | マザーズと福岡証券取引所(Q-Board) |
公開予定 | 12月21日 |
BB期間 | 12月05日~12月11日 |
想定価格 | 1,900円 |
仮条件 | 1,870円~1,920円 |
公開価格 | 12月12日 |
企業ホームページ | https://www.teno.co.jp/ja/index.html |
事業の内容 | 直営保育所・受託保育所の運営、幼稚園や保育所に対する保育士派遣、ベビーシッターサービス・ハウスサービスの提供、tenoSCHOOL(保育士養成講座等)の運営 |
公募株数 | 350,000株 |
売出株数 | 0株 |
公開株式数 | 350,000株 |
OA売出 | 52,500株 |
引受幹事 | 野村證券(主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 auカブコム証券 みずほ証券 FFG証券 西日本シティーTT証券 岡三証券 岡三オンライン SBI証券 マネックス証券 |
上場規模は約6.7億円となり、オーバーアロットメントを含めると約7.7億円になります。前回の承認時はOAを含めて約20.4億円だったので、半分以下の吸収金額となります。売出し株がなくなり、OAがその分減らされているようです。
幹事構成は変わりなく、主幹事は野村證券となります。また、想定発行価格が以前は4,440円、公開価格が4,600円水準でしたが今回は想定発行価格1,900円となっています。株価も半分ということは既存株主は利益が出るチャンスを逃したことになりますね。
特にジャフコSV4共有投資事業有限責任組合(150,000株)、三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合(50,000株)は残念だったことでしょう。詳しい業績や事業内容は過去記事に書いています。
⇒ テノ.ホールディングス(7037)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報
テノ.ホールディングス(7037)IPO幹事引受け株数の詳細と初値予想
幹事団 | 引受け株数 |
野村證券(主幹事) | 311,500株 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 10,500株 |
みずほ証券 | 7,000株 |
FFG証券 | 7,000株 |
西日本シティーTT証券 | 3,500株 |
岡三証券 | 3,500株 |
SBI証券 | 3,500株 |
マネックス証券 | 3,500株 |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
幹事引受数はわかり次第記載します。東証の訂正事項で確認する方法がベストでしょう。
テノ.ホールディングスIPOの直感的初値予想
第一弾⇒ 3,000円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 3,600円
※仮条件発表後
大手初値予想2,500円~4,000円
※参考予想
業績は拡大しているため特別問題はないように思います。ロックアップは90日間(平成31年3月20日)までになり、ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合と三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合にはロックアップ解除倍率が1.5倍となっています。公開価格の1.5倍はロックアップが外れるため気を付けたほうがよいでしょう。
2社合わせると20万株あるため一気に放出されると、一気に株価が下落すると思います。初値形成の出来高が少ないとセカンダリーは注意が必要です。
わずか3ヶ月で上場できると言うことは、深刻な内容はなかったんだと思いますが、イメージは良くないですよね。ただ、当選を考えると難しいため申し込みは全力で行っておきます。上場規模と主幹事のメンツから公開価格を大きく超えてくると思います。
その他、少子化や人材確保、保育現場での事故などがリスクとしてありますが、同社は事業規模も大きく保育施設については、児童福祉法に基づき許認可を受けています。再承認のこともありますし、企業としての魅力はあるのかもしれません。
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