レオス・キャピタルワークス(7330)IPO新規上場 | 初値予想と幹事引受株数が凄い
レオス・キャピタルワークス(7330)IPOが新規上場承認されました。主幹事がみずほ証券となっていますが、それ以外がネット証券幹事となっています。また気になり幹事引受株数を調べるとSBIネオトレード証券に189,700株も振り分けられています。平幹事からの当選もかなり期待できそうです。
公開株数3,162,300株とオーバーアロットメント474,300株株と株数は多く、上場により市場から吸収する金額は想定発行価格算出で73億円程度になります。事業はひふみ投信などの販売や運営を行っている企業です。
投資に興味がある方なら知っている企業でしょう。銀行でも取扱いがあるくらい有名な投資信託です。
業 種 | 証券・商品先物業 |
上場市場 | マザーズ |
公開予定 | 上場中止 |
BB期間 | 12月06日~12月12日 |
企業ホームページ | https://www.rheos.jp/ |
事業の内容 | 投資信託の設定、運用ならびに販売業務・投資一任契約に基づく投資顧問業務 |
【手取金の使途】
手取概算額1,159,619千円については、システム投資500,000千円および運転資金659,619千円への充当を予定しております。具体的には以下のとおりに充当する予定であります。
①システム投資については、将来的な顧客数の増加に対応するため、直販顧客管理システムの整備に450,000千円(平成31年3月期100,000千円、平成32年3月期300,000千円、平成33年3月期50,000千円)およびホームページの改修に20,000千円(平成32年3月期20,000千円)を、トレーディング業務効率化のため、トレーディングシステムの整備に30,000千円(平成32年3月期30,000千円)を充当する予定です。
②運転資金については、将来の運用資産残高の増加に備えるため、顧客分別金信託の設定に659,619千円(平成31年3月期659,619千円)を充当する予定です。なお、顧客分別金信託は、金融商品取引法第43条の2第2項の規定に従い、当社が金融商品取引業を廃止した場合その他金融商品取引業を行なわなくなった場合に顧客に返還すべき額として算定したものに相当する金銭(以下「顧客分別金」という。)を当社の固有財産と分別して管理するため、顧客分別金の額に相当する金銭の管理・運用を目的として信託銀行に信託金を信託するものです。顧客に返還すべき額は、差替え計算基準日における直販投信の顧客の申込金の残高および定期定額の引落予定額の合計となります。
目次まとめ
レオス・キャピタルワークス(7330)IPOの業績と事業内容
前期の業績がかなり伸びていて、今期も続伸しそうです。2019年3月期の業績は前期比売上63.2%増、経常利益59.8%増の絶好調の業績予想が出ています。マジかよ?って感じですが、その先はどうなんでしょうね。
上場タイミングとしては最適な時だと思われるため、狙った上場タイミングでしょう。PERは想定発行価格算出だと22.1倍になります。初値による爆益はないと思いますけど、期待としては10%~15%くらい欲しいですね。そしてその後3日くらいは横ばいでしょうか。地合いが良ければ決算に向けて上げるかもしれません。
同社は事業領域は、投資信託委託業務と投資顧問業務から構成されています。「投資信託委託業務の収益は」運用資産の残高に一定率を掛け合わせることで算定される投資信託委託者報酬に紐付いており、「投資顧問業務の収益は」運用資産の残高に一定率を掛け合わせることで算定される投資顧問報酬と運用成績に応じて発生する成功報酬に紐付いています。
ひふみ投信とレオス日本小型株ファンドは同社が委託とともに販売も行なう、直接販売型の投資信託です。委託者報酬における運用会社としての機能分と販売会社としての機能分を収益としています。
ひふみプラスとひふみ年金は販売会社(証券会社、銀行等)に提供し、販売する(間接販売)投資信託です。委託者報酬における委託会社の機能分を収益としています。取扱い商品はこの4つになります。
投資信託の運用資産残高は2018年9月末の残高で、公募投信「ひふみ投信」が1,488億円、公募投信「ひふみプラス」が6,626億円、DC専用投信「ひふみ年金」が203億円、私募投信「レオス日本小型株ファンド」が104億円となっています。
ひふみプラスは、長期投資を普及させたいという考えから運用報酬(信託報酬)をアクティブファンドとしては比較的低廉なものに設定(年1.0584%)しています。更に純資産の総額が500億円、1,000億円を超過すると、超えた分の信託報酬が0.1%ずつ下がる仕組みを導入しているそうです。
数々の受領歴がある企業ですが、最近の実績では2018年に株式会社格付投資情報センターが選定する「R&Iファンド大賞2018」のNISA//国内株式部門で優秀ファンド賞を受賞しています。2017年は日経リサーチの「投信会社満足度調査」金融機関が選ぶ投信運用会社ランキングで1位となっています。
今までは市場拡大が手伝い同社が組み入れた銘柄が大きく伸びていますが、これからどうなるのかはわかりません。ただ実績を残せているため上場でき、今回の資金吸収は同社にとってチャンスでしょう。上場による資金は、システムへの投資や顧客分別金信託に回すそうです。
レオス・キャピタルワークス(7330)IPO仮条件から公開価格の日程
想定価格 | 2,010円 |
仮条件 | 1,300円~1,400円 |
公開価格 | 12月13日 |
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約63.6億円です。オーバーアロットメントを含めると約73.1億円になります。上場規模が大きく少し不安になるサイズですが、証券業なので公開価格割れはないと思います。
公開価格よりも10%程度高くなるのが普通だと思います。なぜなら投資信託などに組み入れている銘柄への不安も出てくるからです。公開価格割れを起こすような企業へお金は預けられないと言った感じになるのでは?証券・商品先物業と考えるとそれほど大きな吸収ではないため意外に楽観視していますけどね。
レオス・キャピタルワークス(7330)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 632,500株 |
売出株数 | 2,529,800株 |
公開株式数 | 3,162,300株 |
OA売出 | 474,300株 |
引受幹事 | みずほ証券(主幹事) SBI証券 楽天証券 マネックス証券 SBIネオトレード証券 |
幹事構成が当選できそうなので申し込みをしたいと思います。公開価格割れはしないと思いますが、地合いに左右されそうな銘柄です。同日上場もあることから資金分散は起きるでしょう。
驚いたのはSBIネオトレード証券か幹事に入ったことです。今までは委託幹事としての取扱いは何度もありましたが、初めての幹事入りです。これからSBIネオトレード証券の幹事引受が多くなると嬉しいです。
前受け金不要で申し込めることが最大の特徴です。また公式サイトにもかかれていましたが、IPO抽選申し込み方法がかわるそうです。簡単になるようですが、IPO抽選申し込みページが新しくできそこで申し込みを行うようです。来年のIPO取扱いが増えそうな感じがします。楽天証券も幹事引受けが急増しているので来年は期待できそうです。
会社設立は2003年4月16日、本社住所は東京都千代田区丸の内一丁目11番1号、社長は藤野英人氏(52歳)です。従業員数は58人(臨時雇用者4人)、平均年齢39.4歳、平均勤続年数3.3年、平均年間給与約907万円です。流石証券業だけあり給与設定が高いですね。
レオス・キャピタルワークス(7330)IPOの初値予想
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
株式会社ISホールディングス | 6,434,500株 | 51.00% |
株式会社3A | 1,453,800株 | 11.52% |
遠藤 昭二 | 1,427,300株 | 11.31% |
藤野 英人 | 1,080,000株 | 8.56% |
湯浅 光裕 | 841,000株 | 6.67% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ当社役員である藤野英人、湯浅光裕、遠藤美樹および岩田次郎は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後90日目の平成31年3月24日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し等は除く。)等は行わない旨合意しております。
売出人かつ貸株人である株式会社ISホールディングスおよび遠藤昭二は、主幹事会社に対し、ロックアップ期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得することおよびその売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後に主幹事会社を通して行なう東京証券取引所での売却等は除く。)等は行なわない旨合意しております。
レオス・キャピタルワークスIPO幹事引受け株数決まる
幹事団 | 引受け株数 |
みずほ証券(主幹事) | 2,403,500株 |
SBI証券 | 189,700株 |
楽天証券 | 189,700株 |
マネックス証券 | 189,700株 |
SBIネオトレード証券 | 189,700株 |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
レオス・キャピタルワークスIPOの直感的初値予想
第一弾⇒ 2,200円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,800円
※仮条件発表後
レオス・キャピタルワークスIPOの初値予想
2,200円~2,800円
仮条件の引き下げに伴い、1,300円~1,500円
レオス・キャピタルワークス(7330)IPOを個人的に分析してみました
ストックオプション期間 | 株数残 |
平成29年10月1日~平成37年8月31日 | 584,200株 発行価格32円 |
平成31年7月1日~平成39年5月31日 | 15,800株 発行価格77円 |
ロックアップは90日間(平成31年3月24日)、ロックアップ解除倍率は一部の株主に1.5倍が適用されます。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。584,200株が市場に出てもおかしくないようです。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の12,649,100株から算出すると想定価格ベースで約254,2億円になります。
今回は気になったので早めに幹事引受数を掲載してみました。平幹事で6%の引き受け規模はなかなかないので、当選狙いで立ち向かってみたいと思います。なぜって、それは12月最後の上場銘柄の一つだからです。昨年も似たような感じで不人気オプティマス(9268)やABホテル(6565)などが頑張ってくれました。
公開価格割れ銘柄もあまりないと考えていますけど、最終的には仮条件を見てからの判断、そして有料情報を見てからの判断でしょう。結果自分で投資するのかどうかを決めますが、申し込む株数の調整がポイントだと考えています。大量当選だと心配しますからね。
IPOで前受金が必要ない企業⇒ SBIネオトレード証券
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