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モビルス(4370)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】

モビルス(4370)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はマザーズで主幹事は大和証券が引受けます。
 

上場規模は約13.4億円で公開株数1,101,800株、オーバーアロットメント165,200株です。想定発行価格は1,060円になっています。
 

モビルス(4370)上場とIPO初値予想
 

業 種情報・通信業
上場市場マザーズ
上場日9月02日
BB期間8月18日~8月24日
企業ホームページhttps://mobilus.co.jp/
事業の内容コンタクトセンター向けSaaSプロダクト(モビシリーズ)などのCXソリューションの提供

 

【手取金の使途】

手取概算額368,600千円及び「1新規発行株式」の(注)5に記載の第三者割当増資の手取概算額上限174,112千円については、①当社SaaSプロダクトのバージョンアップ(新規機能追加等)のソフトウエア投資に394,712千円(2022年8月期312,000千円、2023年8月期82,712千円)、②借入金返済に148,000千円(2022年8月期48,000千円、2023年8月期100,000千円)に充当する予定であります。

※有価証券届出書(EDINET)抜粋

 

モビルス(4370)IPOの業績と事業内容

業績は2019年8月期が赤字となっていますが、今期と来期は黒字化するそうなのでそれほど心配いらないでしょう。
 

モビルスは、「The Support Tech Company」として主にコンタクトセンターに向けてSaaSと呼ばれるクラウド環境下で提供される独自ソリューションの提供を行っています。
 

また、顧客の投資収益率を実現する上で不可欠なコンサルテーションサービスやデータ構築サービス、カスタマイズ開発サービスなどを含むプロフェッショナルサービスを展開します。
 

モビルス(4370)IPOの業績
 

従来の電話を中心とした人の労力に依存したサポートにおける様々な課題を解決し、顧客サポートの現場に携わる人々の助けとなるソリューションを開発し提供しています。
 

様々な顧客インターフェースと、様々な支援機能をつなぐことで、カスタマーサービスのオペレーションをより効率化し、高度化することで、顧客サポートの現場の人々のストレスを軽減し、喜びを感じてもらえるようなコミュニケーションプラットフォームの展開を目指しているそうです。
 

モビルスIPOのサービス内容
 

同社はSaaSプロダクトをクラウド環境で提供しています。
 

クラウド環境でサービスを提供することにより、利用者が個別にシステム構築をするのではなく、同じシステムをインターネット経由で共同利用することにより、導入コストの低減が図られ、また常に最新のソフトウエアを利用することが可能となります。
 

利用者はソフトウエアを利用開始時に購入するのではなく、利用期間に応じて月額利用料(年額利用料)を支払います。
 

また、初期導入サポートやカスタマイズ開発、オペレータおよび管理者向けトレーニング、コンサルティング、KPI分析サポートなどの支援サービスも提供しています。
 

将来的な商品化や新たなビジネスに繋がる可能性のあるシステム開発については、新たなビジネスの機会を創出する目的のもと、コミュニケーション領域を中心とした受託開発を行うそうです。
 

モビルス(4370)IPO仮条件と公開価格の日程

想定価格1,060円
仮条件1,060円~1,280円
公開価格8月25日

 
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約11.7億円です。オーバーアロットメントを含めると約13.4億円になります。
 

IT系の企業のため上場規模に問題はなさそうです。株数も多いため当選が狙えそうです。VC出資や新株予約権のボリュームもありますが需給はよいと思います。
 

モビルス(4370)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数360,000株
売出株数741,800株
公開株式数1,101,800株
OA売出165,200株
引受幹事大和証券(主幹事)
野村證券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SMBC日興証券
SBI証券
楽天証券
静銀ティーエム証券
極東証券
委託見込SBIネオトレード証券

 
主幹事の大和証券狙いになると思いますがしばらく当選できていません。POは貰えるけどIPOはなかなか貰えませんね。
 

三菱UFJモルガン・スタンレー証券だと店頭で配分期待があります。今回は49,400株引受けるようです。厳しいですかね。
 

静銀ティーエムや極東証券の証券口座は開設していません。やはり主幹事狙いでしょう。SBI証券でIPOチャレンジポイントを利用してもハードルが高そうですね。
 

また、不動産投資型クラウドファンディングのCOZUCHI(コズチ)で口座開設キャンペーンが行われているためご紹介したいと思います。
 

会員登録でAmazonギフト券が2,000円分貰えるため急いだほうがよいかもしれません。キャンペーンが豊富なので私も口座開設してみました。下記記事でまとめています!
 


 
モビルスの会社設立は2011年9月16日、本社住所は東京都品川区西五反田三丁目11番6号サンウエスト山手ビル5階、社長は石井智宏氏(48歳)です。※2021年7月30日時点
 

従業員数は71人(臨時雇用者10人)、平均年齢37.8歳、平均勤続年数2.6年、平均年間給与約573万円です。
 

モビルス(4370)IPOの初値予想とロックアップ

氏名又は名称所有株式数割合
ラン・ホアン1,783,524株31.12%
阮 明徳600,000株10.47%
三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合533,556株9.31%
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社521,400株9.10%
トランス・コスモス株式会社366,228株6.39%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人である株式会社オウケイウェイヴ、ラン・ホアン、三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合、KSP4号投資事業有限責任組合、SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合、静岡キャピタル6号投資事業有限責任組合 ~中略~ 等は主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目(2021年11月30日)までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨を合意しております。※ロックアップ解除は売出価格の1.5倍以上

この他、阮明徳、グローバル・イノベーション・ファンドⅢ、石井智宏、下地淳、株式会社文化放送、アニコム損害保険株式会社には180日間(2022年2月28日)までのロックアップが行われます。

さらに新株予約権者の多くに180日目(2022年2月28日)までロックアップが適用されます。

※有価証券届出書(EDINET)抜粋

 

幹事引受け株数と割合を調べた結果

幹事団引受け株数割合
大和証券(主幹事)992,000株90.03%
野村證券49,400株4.48%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券22,000株2.00%
SMBC日興証券16,500株1.50%
SBI証券11,000株1.00%
楽天証券5,500株0.50%
静銀ティーエム証券2,700株0.25%
極東証券2,700株0.25%

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!

第一弾⇒ 1,600円~2,500円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 1,800円~2,400円
※仮条件発表後
 

初値予想と市場コンセサンス

モビルスの初値予想をリサーチして記載します。
 

大手初値予想1,600円~2,000円
 

業績規模が小さい銘柄ですが黒字化しているため利益が狙えそうです。2019年8月期は1億円超の赤字で2020年8月期が7,400万円の利益です。
 

同社はSaaS案件になり契約件数が伸びることで収益に大きく反映されます。PSRが希薄化後で4.3倍と新興株にしては問題なく素直に買い上がる予想が出ています。
 

しかし直近IPOが盛り上がりに欠けるためロックアップが外れる公開価格1.5倍あたりが焦点になるようです。そのため2,000円という切りのよい数値が現実味を帯びているようですね。
 

2022年8月期の業績予想は売上15.06億円で経常利益2.82億円となります。前期比だと売上23.65%増で経常利益125.6%増になります。勢いに乗っていますよね。
 

四半期利益は2.12億円となり前期比41.33%です。EPS38.16になるためPERは仮条件上限計算で33.54倍になります。ちなみにPBRはBPS355.80から3.60倍になります。
 

創業者とVCの売り次第で株価が大きく変動する予想が出ています!
 

モビルス(4370)IPOの評価と申し込みスタンス

ストックオプション期間株数残
2017年6月26日~2025年6月25日103,680株
発行価格5円
2017年6月26日~2025年6月25日25,920株
発行価格5円
2018年7月23日~2026年6月22日54,720株
発行価格146円
2019年10月13日~2027年10月12日92,640株
発行価格410円
2019年10月13日~2027年10月12日8,640株
発行価格410円
2020年5月31日~2028年5月30日51,588株
発行価格729円
2021年5月16日~2029年5月15日9,384株
発行価格1,067円
2022年8月16日~2029年8月15日172,800株
発行価格1,067円

 
ロックアップは90日間(2021年11月30日)、180日間(2022年2月28日)の2つにわかれ、主にVC保有分の90日間分が発行価格の1.5倍でロックアップ解除となります。
 

ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。346,572株が行使期限入りしているようですが、ロックアップ対象となる株主が多いようです。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の5,570,844株から算出すると想定価格ベースで約59.1億円になります。
 

IPOが集中しなければ初値2倍は超えてきそうな気がします。株価設定も手ごろなので個人投資家に人気でしょう。来期利益もしっかりした数字が期待できるようです。
 

IPOの直前初値予想などが見れる株式新聞をご存知でしょうか?モーニングスターが発行している媒体になります。
 

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