ビーウィズ(9216)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
ビーウィズ(9216)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場は東証1部で主幹事はみずほ証券が引受けます。
上場規模は約117.0億円で公開株数5,300,000株、オーバーアロットメント795,000株です。想定発行価格は1,920円になっています。
東証1部への上場を考えると吸収金額は低いと思います。またパソナグループ(2168)の子会社にあたります。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | 東証1部 |
上場日 | 3月02日 |
BB期間 | 2月14日~2月18日 |
企業ホームページ | https://www.bewith.net/ |
事業の内容 | 自社開発のクラウド型 PBX「Omnia LINK」等のデジタル技術を活用したコンタクトセンター・BPO サービスの提供、および各種AI・DXソリューションの開発・販売 |
目次まとめ
ビーウィズ(9216)IPOの業績と事業内容
同社グループは、自社開発のクラウドPBX(Private Branch eXchange:構内交換機)Omnia LINK(オムニアリンク)等のデジタル技術を活用したコンタクトセンター・BPOサービスの提供を行います。
またAI・DXソリューションの開発・販売を行います。
BPOとは、Business Process Outsourcingの略で、企業活動における業務プロセスの一部について、業務の企画・設計から実施までを一括して専門業者に外部委託することを指します。
同社グループはビーウィズと子会社1社で構成され、コンタクトセンター・BPO事業の単一事業としています。
コンタクトセンター・BPO事業において、顧客へのサービス提供の際、顧客ごとのニーズを捉え、オーダーメイドで見積もりを提示し、必要なリソースやシステム、環境を用意して顧客に役務の提供を行なっています。
ビーウィズ(9216)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,920円 |
仮条件 | 1,400円~1,700円 |
公開価格 | 2月21日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約101.8億円です。オーバーアロットメントを含めると約117.0億円になります。
親会社の流れを組む事業なので安心感はあります。上場後も親子関係が続くため初値後の株価も安泰でしょうか。
しばらくはTOPIXなどの指数買いなども期待できます。
ビーウィズ(9216)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 900,000株 |
売出株数 | 4,400,000株 |
公開株式数 | 5,300,000株 |
OA売出 | 795,000株 |
引受幹事 | みずほ証券(主幹事) 大和証券 野村證券 SMBC日興証券 SBI証券 楽天証券 |
委託見込 | DMM.com証券(PR) SBIネオトレード証券 |
微妙な感じのIPOですよね。業績は良いので前向きに考えたいと思います。今も地合いだと利益が出ても1割程度でしょう。リターンとリスクのバランスが問題ですね。
ビーウィズの会社設立は2000年5月12日、本社住所は東京都新宿区西新宿三丁目7番1号、社長は森本宏一氏(56歳)です。※2022年1月24日時点
従業員数は621人(臨時雇用者4,886人)、平均年齢38.7歳、平均勤続年数5.2年、平均年間給与約496万円です。
ビーウィズ(9216)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
株式会社パソナグループ | 12,800,000株 | 92.15% |
森本 宏一 | 200,000株 | 1.44% |
飯島 健二 | 160,000株 | 1.15% |
田部井 健一 | 25,400株 | 0.18% |
野田 いづみ | 25,400株 | 0.18% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
売出人かつ貸株人である株式会社パソナグループは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後360日目の2023年2月24日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨合意しています。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
みずほ証券(主幹事) | 4,505,000株 | 85.00% |
大和証券 | 265,000株 | 5.00% |
野村證券 | 212,000株 | 4.00% |
SMBC日興証券 | 212,000株 | 4.00% |
SBI証券 | 53,000株 | 1.00% |
楽天証券 | 53,000株 | 1.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,900円~2,100円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,550円~1,720円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
ビーウィズの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,500円~2,000円
修正値1,700円前後
ビーウィズは仮条件を下げてきましたが公開価格割れ濃厚だと思います。最近の東証1部上場銘柄はパフォーマンスが悪る過ぎます。昨年度に比べ株価設定は妥当値に近づいているものの弱気な市場では買われないでしょう。
時価総額は仮条件の上限で232.9億円になります。吸収金額は103.6億円になります!
ビーウィズ(9216)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2023年4月23日~2031年4月22日 | 850,000株 発行価格1,045円 |
権利確定後から2031年5月10日 | 240,000株 発行価格1,065円 |
ロックアップは360日間でロックアップ解除倍率設定なしになります。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。上場時に行使期限入りするストックオプションはありません。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の13,700,000株から算出すると想定価格ベースで約263.0億円になります。
パソナグループ(2168)の売出色が強く事業も似たようなことを行っています。コンタクトセンターサービスを主力としているためIPOではあまり人気が見込めないかもしれません。
AI・DXソリューションの開発・販売も行いますが売上率は低いみたいです。
ビーウィズ(9216)主幹事引受け企業⇒ SMBC日興証券
タグ:IPO初値予想