【評価】日本ビジネスシステムズIPOの上場と初値予想
日本ビジネスシステムズ(5036)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はスタンダード市場で主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券とみずほ証券が共同で引受けます。
上場規模は約39.8億円で公開株数2,438,000株、オーバーアロットメント365,700株です。想定発行価格は1,420円になっています。
あまり人気になるIPOではない気がしています。しかし業績規模が大きいため若干期待しています!
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | スタンダード市場 |
上場日 | 8月02日 |
BB期間 | 7月15日~7月22日 |
企業ホームページ | https://www.jbs.co.jp/ |
事業の内容 | マイクロソフト製品を中心とした、DX計画策定からクラウドによる効果創出までの一貫したITサービスの提供 |
目次まとめ
日本ビジネスシステムズ(5036)IPOの業績と事業内容
同社は独立系クラウドインテグレーターとして、マイクロソフトクラウドサービスなどを活用し、顧客のパフォーマンスを最大化することが可能なコンサルティング及びITサービスを提供しています。
IT領域において、DX(デジタルトランスフォーメーション)計画策定からクラウドによる効果の創出まで一貫してサービスを提供するモデルです。
計画策定からクラウド基盤設計・構築を行う「クラウドインテグレーション事業」、クラウド利活用のための運用支援を行う「クラウドサービス事業」、クラウドの運用及び利活用に必要なライセンスや関連製品を取り扱う「ライセンス&プロダクツ事業」によって構成されています。
日本ビジネスシステムズ(5036)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,420円 |
仮条件 | 1,420円~1,520円 |
公開価格 | 7月25日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約34.6億円です。オーバーアロットメントを含めると約39.8億円になります。
三菱総合研究所と三菱総研DCSの資本が入っている企業みたいですね。売出株はないので安心感はあります。
ただし上場規模は大きめのようです。共同主幹事なので公開価格を意識した初値になるのかもしれません。
日本ビジネスシステムズ(5036)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 2,438,000株 |
売出株数 | 0株 |
公開株式数 | 2,438,000株 |
OA売出 | 365,700株 |
引受幹事 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) みずほ証券(主幹事) 野村證券 SMBC日興証券 東海東京証券 SBI証券 岡三証券 岩井コスモ証券 東洋証券 むさし証券 |
委託見込 | 岡三オンライン証券 SBIネオトレード証券 |
マイクロソフト製品を利用したDXやクラウド提供を行う企業です。人気見込みはあるかもしれませんけど個人投資家には人気がないかもしれません。
機関投資家期待のIPOで純利益が前期で15.6億円出ています。少し地味なIPOになる可能性がありそうです。
今期業績予想を確認すると売上854.4億円まで伸びるみたいです。実は人気になるのかも?と少し思う気持ちがあります。配当も30円出るみたいですね。
日本ビジネスシステムズの会社設立は1990年10月04日、本社住所は東京都港区虎ノ門一丁目23番1号虎ノ門ヒルズ森タワー、社長は牧田幸弘氏(65歳)です。※2022年6月29日時点
従業員数は2,328人、平均年齢34.4歳、平均勤続年数7.1年、平均年間給与約598万円です。
日本ビジネスシステムズ(5036)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
(株)ロマネ | 8,600,000株 | 40.23% |
(株)三菱総合研究所 | 3,141,000株 | 14.69% |
牧田幸弘 | 1,850,000株 | 8.65% |
長井一浩 | 1,750,000株 | 8.19% |
日本ビジネスシステムズ社員持株会 | 1,051,000株 | 4.92% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは180日間(2023年1月28日)まででロックアップ解除設定はありません。ベンチャーキャピタル出資もないようです。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | 1,268,200株 | 52.02% |
みずほ証券(主幹事) | 780,200株 | 32.00% |
野村證券 | 73,100株 | 3.00% |
SMBC日興証券 | 73,100株 | 3.00% |
東海東京証券 | 73,100株 | 3.00% |
SBI証券 | 73,100株 | 3.00% |
岡三証券 | 24,300株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 24,300株 | 1.00% |
東洋証券 | 24,300株 | 1.00% |
むさし証券 | 24,300株 | 1.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,550円~1,800円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,800円~2,100円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
日本ビジネスシステムズの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,500円~2,000円
修正値1,750円~2,000円
事前予想以上に過熱化している気がします。直近上場企業だと企業規模が大きく信頼性があるIPOだと思います。
配当も30円予定され仮条件上限の1,520円だと配当利回り1.97%になります。クラウドやDXで強みを持ち大企業をターゲットにしているため業績の安定感があります。
コムチュア(3844)が酷似しているとされたPER28倍~30倍あたりは期待ができるみたいです。スタンダード上場なので資金が向かわなければ盛り上がらないと思います。
しかし他の銘柄よりは良いため機関投資家の差さえの中で個人投資家が儲かるパターンみたいですね。
日本ビジネスシステムズ(5036)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2021年1月31日~2034年9月24日 | 1,750,000株 発行価格539.32円 |
ロックアップは180日間になり解除倍率設定なしになります。今期業績が急拡大するみたいなので意外に買われるかもしれません。
配当利回りを想定発行価格で計算すると2.11%なので利回りが高い状況ではなさそうです。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。1,750,000株全てが行使入りしていました。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の24,183,200株から算出すると想定価格ベースで約343.4億円になります。
初値1.2倍~1.5倍になれば成功ですよね。という期待で上場を待ちたいと思います!
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タグ:IPO初値予想