2020年3月上場は24社中17社が公開価格割れ!4月IPOも絶望的か?
2020年の株式市場が大荒れとなり大変なことになっています。そして日本は世界的な反発の中でも後れを取っています。
そこでこの壊滅的な状況で3月のIPOがどうだったのか、公開価格と初値結果を銘柄名ごとに調べてみました!
銘柄名 | 公開価格 | 初値結果 |
カーブスHD(7085) | 750円 | 670円 (-10.67%) |
Kids Smile Holdings(7084) | 2,260円 | 2,732円 (+20.88%) |
ウィルテック(7087) | 1,200円 | 1,200円 (0.00%) |
きずなホールディングス(7086) | 2,320円 | 2,220円 (-4.31%) |
フォーラムエンジニアリング(7088) | 1,310円 | 1,030円 (-21.37%) |
ビザスク(4490) | 1,500円 | 1,310円 (-12.67%) |
コンピューターマネージメント(4491) | 2,750円 | 4,360円 (+58.55%) |
リグア(7090) | 1,950円 | 1,910円 (-2.05%) |
フォースタートアップス(7086) | 1,770円 | 1,628円 (-8.02%) |
木村工機(6231) | 2,400円 | 2,050円 (-14.58%) |
ミクリード(7687) | 890円 | 818円 (-8.09%) |
ミアヘルサ(7688) | 2,330円 | 1,748円 (-24.98%) |
リビングプラットフォーム(7091) | 3,900円 | 3,550円 (-8.97%) |
ドラフト(5070) | 1,580円 | 1,221円 (-22.72%) |
関通(9326) | 490円 | 1,032円 (+110.6%) |
日本インシュレーション(5368) | 940円 | 869円 (-7.55%) |
ゼネテック(4492) | 1,700円 | 1,620円 (-4.71%) |
リバーホールディングス(5690) | 960円 | 720円 (-25.0%) |
ヴィス(5071) | 820円 | 754円 (-8.05%) |
アディッシュ(7093) | 1,230円 | 2,101円 (+70.81%) |
サイバーセキュリティクラウド(4493) | 4,500円 | 9,210円 (+104.7%) |
NexTone(7094) | 1,700円 | 1,660円 (-2.35%) |
ニッソウ(1444) | 3,750円 | 2,800円 (-25.33%) |
Macbee Planet(7095) | 1,830円 | 2,348円 (+28.31%) |
カーブスHDはコロナウイルスの影響で大きく公開価格割れを起こしてしまいました。続くKids Smile Holdingsやウィルテックまでは何とか地合い悪化中でも持ちこたえてくれています。
しかしここから悪夢が始まります。カーブスHDと同じでフィットネスクラブを経営するFast Fitness Japanが上場中止を発表しIPOでも地合いが悪化する傾向が訪れます。
そして連続公開価格割れとなりIPOに資金が全く入らずわずか5億円の吸収も出来ない状況に陥ります。流石にブックビルディングに参加する投資家も減り、あり得ないような初値を付けるIPOが沢山出てきてしまいます。
最悪なのはニッソウです。岡三証券主幹事のセントレックス上場でしたがシンジケートカバーが入らなかったと某機関が公開しています。理由はわかりませんが初値で-25.33%の騰落率は凄すぎです。公開価格割れでも通常は-4%程度ですからね。
またリバーホールディングスも-25.0%、ミアヘルサ-24.98%、ドラフト-22.72%とあり得ないような公開価格割れが続きます。本来であれば利益が見込めたようなIPOも全滅となり今後が心配です。
ただ地合いが底をつけて戻り基調にあることから直近のIPOが総じて買われ始めていることは好材料です。SBI証券が主幹事を務めたアディッシュ、サイバーセキュリティクラウド、Macbee Planetは全て公開価格を超えています。
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4月上場の松屋アールアンドディも公開価格910円を割ってシンジケートカバーで838円の初値を付けた後は買われ続けて現在は1,340円まで買われています。しかも前日ストップ高です!少しづつ状況が変わっているように感じています。
しかし4月上場は15銘柄も登場し上場は2銘柄のみです。さくらさくプラスは規模を小さくして上場してくるようですが他の銘柄はすべて上場中止です。
コロナウイルス感染症の影響でここまで酷くなるとは思っていませんでした。海外では日本よりも酷い状況が続いています。
4月は5月上場の銘柄の承認が出てくる時期になります。しかし例年この時期はIPOが少なく出てきても1社程度になります。だからあまり不安はありませんけど、新型肺炎が治まらないと2020年のIPOは今後全滅の可能性があります。
エボラ薬でコロナ重傷者の7割が改善した話やアビガンを早期投与した患者の改善がわかり始めたので少しづつ新型肺炎も収まることを願いたいと思います。頼むからこれ以上市場が悪化することは避けて欲しいです。
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