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グッドパッチ上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】

グッドパッチ(7351)IPOが新規上場承認されました。市場はマザーズで主幹事は大和証券が引受けます。
 

上場規模は約4.6億円で公開株式数659,800株、オーバーアロットメント98,900株です。想定発行価格610円なのでかなり手掛けやすいIPOだと思います。ただしロックアップが外れる公開価格1.5倍以上は要注意かもしれません!
 

グッドパッチ上場とIPO初値予想
 

業 種サービス業
上場市場マザーズ
上場予定6月30日
BB期間6月15日~6月19日
企業ホームページhttps://goodpatch.com/
事業の内容UI/UX デザイン支援事業

 

【手取金の使途】

手取概算額183,429千円及び「1 新規発行株式」の(注)5に記載の第三者割当増資の手取概算額上限58,329千円については、事業拡大・機能拡充のための人材確保に係る採用費及び人件費、当社及び当社連結子会社であるGoodpatch GmbHへの投融資資金を通じた当社グループにおける借入金の返済、新たなSaaS形式のオンラインコラボレーションソフトウェア「Strap」の開発等の新規事業への投資に充当する予定です。具体的には以下の使途に充当する予定です。

①事業拡大・機能拡充のための人材確保に係る採用費及び人件費として139,000千円
②当社及び当社連結子会社であるGoodpatch GmbHへの投融資資金を通じた当社グループにおける借入金の返済資金として57,000千円
③新たなSaaS形式のオンラインコラボレーションソフトウェア「Strap」の開発等の新規事業への投資として44,000千円

※有価証券届出書(EDINET)抜粋

 

グッドパッチ(7351)IPOの業績と事業内容

売上増加に伴い黒字化できているようです。前期売上16.8億円で利益が8,300万円になっています。スマートフォンの普及に伴い、デジタル領域ビジネスが拡大し続けているためこれからも業績の期待ができるのかもしれません。
 

順調に利益が伸び優秀な人材確保にも力を入れているそうです。今後、デザインパートナー事業とデザインプラットフォーム事業を主要サービスの相互シナジーなるようさらに力を入れていくそうです。
 

グッドパッチグループは同社と連結子会社2社(Goodpatch GmbH及びGoodpatch,Inc)の計3社により構成され、Webサイトやアプリケーション、ブランドのデザイン支援を行うデザインパートナー事業と、自社開発のSaaSプロダクトや自社を軸として構築した人材プールを活用したデザインプラットフォーム事業の2つの事業を行っています。
 

グッドパッチIPOの業績
 

デザインパートナー事業においては、主にWebサイトやスマートフォンアプリケーション等のデジタルプロダクトのデザイン開発を進めたいクライアントに対し、グッドパッチのUXデザイナー及びUIデザイナーがデザインプロジェクトをリードしながらデザインプロセスを遂行します。
 

そのことにより、顧客企業が真に必要とするUI/UXデザインの実現を支援しクライアントの成長にデザインで貢献しています。
 

同社グループのデザインプロジェクトでは、プロジェクト開始段階からUXデザイナーとUIデザイナーが少なくとも一人ずつ参加することを原則としています。
 

プロジェクト全体のデザインスコープによってはそれぞれが複数名ずつ参加する場合もあります。
 

グッドパッチ事業のシナジー効果とサービス
 

デザインパートナー事業では主として日本でのビジネス展開のためにグッドパッチをヨーロッパ全土でのビジネス展開のために連結子会社Goodpatch GmbHをそれぞれ事業拠点としています。
 

デザインを活用するエンドユーザーの文化的背景によっては表現方法が異なることがあるため、同社グループでは人材の多様性(出身国や言語等)ある組織運営を実施し、グローバルレベルでのターゲットユーザーについては、同社とGoodpatch GmbHが連携をして対応しています。
 

グッドパッチデザイン組織の人数
 

デザインプラットフォーム事業は、デザインパートナー事業によって行われるUI/UXデザイン支援を様々な側面からバックアップするものです。
 

デザインが有効に活用され、プロダクトとして世の中にリリースされるまでのプロセスをソフトウェア(デザインITツール-「Prott」「Athena」)、企業内デザイン人材(デザイナー採用支援サービス-「ReDesigner」)、
 

デザインビジネス環境(クラウドソーシング-「Goodpatch Anywhere」)の点からサポートし、デザインパートナー事業をサポートする基盤として機能しているそうです。
 

グッドパッチ(7351)IPO仮条件と公開価格の日程

想定価格610円
仮条件610円~690円
公開価格6月22日

 
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約4億円です。オーバーアロットメントを含めると約4.6億円になります。上場規模が小さいIPOが続いているためグッドパッチも利益が狙えそうです。
 

業績面の心配は少しあると思います。しかし新型コロナ感染症の影響は現在のところほとんどないそうです。VC売出株が公募よりも多く、ベンチャーキャピタル出資の中に上場企業はDGベンチャーズ(4819)が含まれています。
 

所有株数が792.840株と発行価格の10.57%にもなるため注意が必要だと思います。
 

グッドパッチ(7351)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数308,900株
売出株数350,900株
公開株式数659,800株
OA売出98,900株
引受幹事大和証券(主幹事)
SBI証券
委託見込DMM.com証券(PR)
SBIネオトレード証券

 

株単価が低くVC出資が多くあるため大きな利益は見込めない気がしています。業績も前期にやっと黒字化していることも上場ゴール感があると思います。
 

想定ベースで約4.6億円なので通常であれば初値2倍は軽い案件ですよね。しかし、あまり好感できない感じです。投資家も少し神経質になるパターンかもしれません。先に上場するIPOの初値が好調であれば初値1.5倍~2倍の間でしょう!
 

大和証券からの当選狙いでSBI証券からはIPOチャレンジポイントを狙いたいと思います。今回のIPOラッシュで10万円くらい稼ぐ事ができれば良いですよね。
 


 
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グッドパッチの会社設立は2011年9月01日、本社住所は東京都渋谷区鶯谷町3番3号、社長は土屋尚史氏(36歳)です。※2020年5月28日時点
 

従業員数は174人で臨時雇用者はいません。平均年齢32.1歳、平均勤続年数1.8年、平均年間給与約563万円です。連結従業員数は202人です。
 

デザインパートナー事業121人がデザインプラットフォーム事業52人、全社(共通)29人になっています。
 

グッドパッチ(7351)IPOの初値予想とロックアップ

氏名又は名称所有株式数割合
土屋 尚史3,181,840株42.43%
DG Lab 1号投資事業有限責任組合792,920株10.57%
株式会社DGベンチャーズ792,840株10.57%
株式会社ブルーローズ618,160株8.24%
FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合594,320株7.93%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である土屋尚史、並びに当社株主である株式会社ブルーローズ、實方ボリス、佐田俊樹、須田仁之、松岡毅、柳沢和徹及び瀬川貴之は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨を合意しております。

また、売出人かつ当社株主である株式会社DGベンチャーズ、Salesforce Ventures LLC、MSIVC2016V投資事業有限責任組合、SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合、SBIベンチャー企業成長支援2号投資事業有限責任組合 ~中略~ は、主幹事会社に対し元引受契約締結日から上場日後90日目までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(売却価格が本募集等における発行価格又は売出価格の1.5倍以上)を行わない旨を合意しております。

加えて、当社の新株予約権を保有する實方ボリス及び石井克尚は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社新株予約権及び新株予約権の行使により取得した株式の売却等を行わない旨を合意しております。

※有価証券届出書(EDINET)抜粋

 

幹事引受け株数と割合を調べた結果

幹事団引受け株数割合
大和証券(主幹事)594,000株90.03%
SBI証券65,800株9.97%

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!

第一弾⇒ 850円~1,200円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 1,200円~1,800円
※仮条件発表後
 

グッドパッチ初値予想と市場コンセサンス

大手初値予想1,400円~2,000円

修正値1,400円~1,800円

仮条件が想定から90円引き上げられ上限が690円に決定しました。上場による吸収金額は約5.2億円なので余裕で吸収できると思います。大手初値予想は上限3倍までみているようですね。公募組の目標基準は初値2.3倍の1,600円辺りでしょう。

株主関連で高騰する理由もあるようなので期待材料もあります。またVC出資率も高いためロックアップが解除される1,035円以上は警戒する必要があります。これから業績が拡大に向かうようなので上場後の業績期待はあるようです。

2020年8月期の連結業績予想は売上22.4億円で経常利益2.1億円を見込んでいます。前期比較だと売上32.9%増、経常利益2.47倍になります。四半期利益も今期2.1億円になるそうなので前期比3.72倍とかなりの上昇率です。2021年8月期の予想がわかりませんけど現状では業績面の材料が凄いと思います。

EPSが30.70なのでPER22.48倍、BPS119.87なのでPBRが5.76倍になります。大手予想的には凄く人気化するような感じです。VC売却タイミングで初値上昇率が大きく変わるようです。公募組は参加決定ですね!
 

グッドパッチ(7351)IPOの評価と申し込みスタンス

ストックオプション期間株数残
2017年5月01日~2025年4月30日85,000株
発行価格19円
2019年7月29日~2027年7月28日127,600株
発行価格111円
2020年5月31日~2028年5月30日110,000株
発行価格155円
2020年11月29日~2028年11月28日212,800株
発行価格115円
2021年8月09日~2029年8月08日99,000株
発行価格243円

 
ロックアップは180日間(2020年12月26日)と90日間(2020年9月27日)の設定があり、ベンチャーキャピタルの90日間に対して発行価格1.5倍以上の売却から可能となっています。このことから初値は1.5倍を意識してくるでしょう。
 

初値が低くても一度は1.5倍まで上げてくる可能性が高いと思います。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。322,600株が行使期限を迎えます。2名がロックアップ対象です。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の7,173,260株から算出すると想定価格ベースで約43.8億円になります。上場規模の割に時価総額が大きいようです。
 

コロナの影響を受けていないと目論見にも書かれています。また参入壁も高い事業になるようなので注目される事業なのかもしれません。アメリカとドイツに連結子会社もありますが事業本体は日本を対象にしているそうです。
 

スマートフォンプラットフォームサービスの技術革新は拡大領域にあるそうなので大手と提携できれば黒字化が続くのかも?今期業績は黒字化見込みですけど、先のことはコロナで特にわかりませんよね。
 

今回は初値利益狙いで数万円獲得が狙えそうです!
 

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※マネックス証券でIPOに当選するためには?IPO抽選ルール

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