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コーア商事ホールディングス(9273)IPO新規上場 | 初値予想と幹事情報

コーア商事ホールディングス(9273)IPOが新規上場承認されました。主幹事はメルカリと同じで三菱UFJモルガン・スタンレー証券となっています。上場市場は東証2部とIPOではあまり人気がありません。しかも今回はジェネリックなどの卸売業をしている企業です。同社の場合は海外から輸入をして日本国内に販売をしています。
 

公開株式数は369,600株、オーバーアロットメント55,400株となっているので株数は少ないでしょう。ただ上場時発行株式数は約330万株となっているため上場規模からすると多いのかもしれません。業績は右肩下がりとなっているため将来性を見込んで買い向かうには少し不安かもしれません。今後はジェネリック業界の動き次第でしょうか?厚生労働省的にはジェネリックを進めていますが、薬価改定法などがどうなるのかが一つのポイントでしょう。
 

コーア商事ホールディングスIPO新規上場と初値予想
 

業 種卸売業
上場市場東証2部
公開予定6月21日
BB期間6月05日~6月11日
企業ホームページhttps://www.koashoji-hd.com/
事業の内容ジェネリック医薬品原薬の仕入販売、製剤(医療用医薬品・一般用医薬品)の製造販売及び仕入販売、製剤に係る製造受託

 

【手取金の使途】

手取概算額412,235千円については、平成31年6月期までに医薬品製造販売事業を営む当社子会社の新規生産設備の購入設備資金として324,000千円、残額を当該設備資金借入の返済資金として充当する予定であります。なお、具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。

 

コーア商事ホールディングス(9273)IPOの業績と事業内容

業績は画像のように右肩下がりです。利益は第2期と第3期変動は少ないようですが、今期の第3四半期開示では半分にも満たない状況のようです。収益構造によりどうなるのかわかりませんが、後期型収益とは考えにくいでしょう。
 

医療用医薬品業界では、平成29年6月の閣議決定で2020年9月までに後発医薬品の使用割合を80%まで引き上げる動きがあります。ジェネリック医薬品業界にはかなりの追い風になるのかもしれません。
 

コーア商事ホールディングス(9273)IPOの業績推移画像
 

逆に、平成28年4月の診療報酬改定はジェネリック医薬品の使用促進をすすめる一方で、新規収載ジェネリック医薬品の薬価を先発薬価の50%とする厳しい改定が行われています。そうなるとコーア商事ホールディングスも厳しくなると思われます。
 

対策としては高品質で安価な輸入原薬を提供すること、また自社開発品や他の医薬品メーカーとの共同開発品の製造・販売並びに国内大手メーカー等からの製造受託を積極的に行うことなどが考えられます。
 

コーア商事ホールディングス上場と海外提携画像
 

主力事業の原薬販売事業の他には、医薬品製造販売事業があり国内大手メーカー等からの製造受託を積極的に行っているそうです。またジェネリック医薬品市場の拡大に対応するため、ジェネリック医薬品の開発・製造等にも着手しているそうです。
 

研究開発体制では抗がん剤や制吐剤、疼痛緩和剤、掻痒皮膚疾患用剤、精神神経用剤、代謝性疾患用剤、抗リュウマチ剤等が中心となっています。また、海外製薬会社との共同開発にも取り組んでいるそうです。
 

コーア商事ホールディングス(9273)IPO仮条件から公開価格の日程

想定価格2,590円
仮条件2,590円~2,670円
公開価格6月12日

 
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約9.6億円です。
オーバーアロットメントを含めると約11億円になります。上場規模としては通常サイズなので初値期待はできると思います。
 

業種的にそれほど初値期待はありませんが、初値1.3倍~1.5倍程度は見込める可能性があります。公開価格割れはないでしょう。
 

コーア商事ホールディングス(9273)IPOの幹事団詳細と会社データ

公募株数180,000株
売出株数189,600株
公開株式数369,600株
OA売出55,400株
引受幹事三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主)
auカブコム証券
みずほ証券
SBI証券
いちよし証券

 

当選狙いは間違いなく三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの申込みでしょう。そして同社から委託幹事と抜擢されているauカブコム証券です。auカブコム証券の抽選方法は普通のIPO抽選とは違い、2回の申込みが必要になるため少し面倒です。面倒だからこそ申し込み忘れが出てきます。
 

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は1回の申込みでよいですが、auカブコム証券はブックビルディング申込と購入申込みの2回が必要になります。忘れないように期日を確認しておきましょう。
 


 
会社設立は2015年01月30日、社長は首藤利幸氏、本社は神奈川県横浜市港北区日吉となっています。
従業員数は18人(臨時雇用者数は2人)、平均年齢44.7歳、平均勤続年数2.0年、平均年間給与約694万円となります。
 

コーア商事ホールディングス(9273)IPOの初値予想

氏名又は名称所有株式数割合
首藤 利幸2,219,880株71.11%
堀江 淳子197,850株6.34%
岡澤 紘一146,850株4.70%
石綿 聰明93,130株2.98%
小角 真理67,000株2.15%

※上位株主の状況
 

【ロックアップ情報】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人である堀江淳子、岡澤紘一及び石綿聰明並びに当社株主である首藤利幸、小角真理、大塚里津子、大澤仁生及び小松美代子は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成30年12月17日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)等は行わない旨合意しております。

 

コーア商事ホールディングスIPO幹事引受け株数決まる

幹事団引受け株数
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事)351,400株
みずほ証券7,300株
SBI証券7,300株
いちよし証券3,600株

※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
 

コーア商事ホールディングスIPOの直感的初値予想

第一弾⇒ 3,200円
※ファーストインプレッション

第二弾⇒ 3,300円
※仮条件発表後
 

コーア商事ホールディングスIPOの大手初値予想

2,800円~3,200円

その後、2,800円~3,200円

※配当金が70円出るため配当利回りは2.6%あたりになり、好材料ですね。
 

コーア商事ホールディングス(9273)IPOを個人的に分析してみました

ストックオプション期間株数残
ストックオプションなし

 
ロックアップは180日間(平成30年12月17日)までとなり、ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。
ストックオプションの採用もありません。
 

時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の3,301,665株から算出すると想定価格ベースで約85.5億円になります。
 

6月に入りIPOが少しづつ増えているためあえてコーア商事ホールディングスのIPOを狙う方は少ないかもしれません。ここは積極的に狙いに行きたいと判断したため私は全力で獲得しに行きます。メルカリの配分がない方はコーア商事ホールディングスIPOの配分期待があるかもしれません。勝手な思い込みですが、担当者経由ならあり得る話です。ということで当選狙いで頑張ってみます。
 

tileltuku メルカリ(4385)IPO委託幹事引受決定です⇒ auカブコム証券

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