【評価】L is B(エルイズビー)IPOの上場と初値予想
L is B(エルイズビー)「145A」のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事は野村證券が引受けます。
上場規模は約15.4億円で公開株数1,454,500株、オーバーアロットメント218,100株です。想定発行価格は920円になっています。
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 3月26日 |
BB期間 | 3月08日~3月13日 |
企業ホームページ | https://l-is-b.com/ja/ |
事業内容 | フィードワーカー向けビジネスチャット「direct」を中心とした現場DXサービスの開発・提供 |
目次まとめ
L is B(エルイズビー)IPOの業績と事業内容
同社は「現場」を持つ企業の業務課題をDX(デジタルトランスフォーメーション)によって解決するデジタルサービスを、主にSaaS(Software as a Service)と呼ばれる形態で提供しています。
現場とは建設業、流通小売業、インフラ業、運輸・交通業等の業界における現場のことを指します。
業務は立って行い、普段パソコンは使わない人々をメインターゲットとしてサービスを提供しています。
L is B(エルイズビー)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 920円 |
仮条件 | 920円~990円 |
公開価格 | 1,188円 ※仮条件上限を20%上回る価格 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約13.4億円です。オーバーアロットメントを含めると約15.4億円になります。
SaaS形態なので人気がありそうです。少しニッチなビジネスかもしれません。
L is B(エルイズビー)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 800,000株 |
売出株数 | 654,500株 |
公開株式数 | 1,454,500株 |
OA売出 | 218,100株 |
引受幹事 | 野村證券(主幹事) SBI証券 岡三証券 岩井コスモ証券 マネックス証券 あかつき証券 水戸証券 東証証券 むさし証券 |
委託見込 | SBIネオトレード証券 岡三オンライン |
野村證券ですが公開株数が多めなので当選期待はあると思います。初値2倍期待も?
エルイズビーの会社設立は2010年9月29日、本社住所は東京都千代田区岩本町三丁目11番11号、社長は横井太輔氏(52歳)です。※2024年2月24日時点
従業員数は88人(臨時雇用者3人)、平均年齢35.7歳、平均勤続年数3.6年、平均年間給与約675万円です。
L is B(エルイズビー)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
株式会社Well Side | 1,524,000株 | 33.43% |
横井 太輔 | 642,000株 | 14.08% |
株式会社インターネットイニシアティブ | 312,500株 | 6.86% |
株式会社チェンジホールディングス | 300,000株 | 6.58% |
DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合 | 266,700株 | 5.85% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間(2024年6月23日)でロックアップ解除倍率設定はありません。ただしベンチャーキャピタル4社には発行価格の1.5倍以上でロックアップが解除されます。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
野村證券(主幹事) | 1,316,800株 | 90.53% |
SBI証券 | 72,700株 | 5.00% |
岡三証券 | 14,500株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 14,500株 | 1.00% |
マネックス証券 | 7,200株 | 0.50% |
あかつき証券 | 7,200株 | 0.50% |
水戸証券 | 7,200株 | 0.50% |
東証証券 | 7,200株 | 0.50% |
むさし証券 | 7,200株 | 0.50% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,400円~2,000円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,400円~1,600円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
エルイズビーの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,500円~2,000円
修正値1,485円前後
再修正1,500円~1,600円
初値はロックアップを意識した展開になるようです。
競合は赤字企業が多くPSR評価で試算されています。結局は儲かりそうなので公募組は申込で良さそうですね。
同日4社上場なので資金分散を考えると同社が一番買われない可能性が高いそうです。単価が安いため割れても怖くないので申込みます。
建設テックは残業規制の追い風があるため上場後は買われるかも?このまま黒字を維持できるのかはわからない。とりあえず儲かるIPOなら何でもいいスタンスです。
【追記】
公開価格が仮条件から20%上乗せになり初値予想が引上げられました。ただ警戒が必要ということです。ロココは20%上乗せで公開価格割れでしたからね。
L is B(エルイズビー)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2022年12月26日~2030年12月24日 | 290,100株 発行価格1,000円 |
2024年4月01日~2032年3月30日 | 113,100株 発行価格1,500円 |
ロックアップは90日間でVC4社にだけ発行価格1.5倍以上でロックアップ解除となります。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。290,100株が上場時に行使期限入りします。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の4,955,200株から算出すると想定価格ベースで約45.6億円になります。
積極的に当選を狙いたいと思います。
DXビジネスでSaaS形態なので行けるはずです!
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