【評価】ノバレーゼ(9160)IPOの上場と初値予想!需要があるのか?
ノバレーゼ(9160)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はスタンダード市場で主幹事は野村證券が引受けます。
上場規模は約71.3億円で公開株数10,881,500株、オーバーアロットメント1,632,200株です。想定発行価格は570円になっています。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | スタンダード市場 |
上場日 | 6月30日 |
BB期間 | 6月15日~6月20日 |
企業ホームページ | https://www.novarese.co.jp/ |
事業の内容 | 結婚式場の運営、レストラン運営 |
目次まとめ
ノバレーゼ(9160)IPOの業績と事業内容
同社グループは株式会社ノバレーゼおよび子会社9社、持分法適用関連会社2社により構成されています。
挙式・披露宴の企画立案・運営、婚礼衣裳のレンタル・販売ならびに婚礼飲食の提供を行うブライダル事業および宴会・一般飲食(ランチ・ディナー)の提供を行うレストラン特化型事業を主な事業としています。
再上場案件でブライダル事業は人気なさそうですね。しかも100%売出しなので不安要素が多いです。
ノバレーゼ(9160)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 570円 |
仮条件 | 550円~600円 |
売出価格 | 6月21日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約62.0億円です。オーバーアロットメントを含めると約71.3億円になります。
このIPOは割れそうな感じですね。今期業績は増収増益予想で18.60億円の純利益予想です。業績は良いけど需要は低いでしょう。
ノバレーゼ(9160)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 0株 |
売出株数 | 10,881,500株 |
公開株式数 | 10,881,500株 |
OA売出 | 1,632,200株 |
引受幹事 | 野村證券(主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 大和証券 みずほ証券 楽天証券 松井証券 SBI証券 |
委託見込 | LINE証券 大和コネクト証券 |
業績が良くても再上場案件です。まだコロナ禍から脱したイメージは低い業種ですよね。
投資家の反応も鈍いのでは?と感じます。イグジット銘柄でよさそうです。
ノバレーゼの会社設立は2016年8月01日、本社住所は東京都中央区銀座一丁目8番14号、社長は荻野洋基氏(43歳)です。※2023年6月02日時点
従業員数は798人(臨時雇用者261人)、平均年齢32.8歳、平均勤続年数5.8年、平均年間給与約420万円です。
連結従業員数1,080人で臨時雇用者337人となっています。ブライダル事業の人員が多いようです。
ノバレーゼ(9160)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
ポラリス第三号投資事業有限責任組合 | 18,798,200株 | 70.04% |
Tiara CG Private Equity Fund 2013,L.P. | 6,201,800株 | 23.11% |
荻野 洋基 | 666,600株 | 2.48% |
増山 晃年 | 400,000株 | 1.49% |
中原 准志 | 266,600株 | 0.99% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間(2023年9月27日)で解除倍率は設定されていません。売出株案件なので普通でしょう。新株予約権者にも90日間のロックアップが掛かります。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
野村證券(主幹事) | 9,793,400株 | 90.00% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 272,100株 | 2.50% |
SMBC日興証券 | 185,000株 | 1.70% |
大和証券 | 152,300株 | 1.40% |
みずほ証券 | 152,300株 | 1.40% |
楽天証券 | 108,800株 | 1.00% |
松井証券 | 108,800株 | 1.00% |
SBI証券 | 108,800株 | 1.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 500円~600円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 500円~600円維持
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
ノバレーゼの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想550円~600円
修正値600円前後
ハウスウェディング事業でリオープンになるがVCによるイグジット案件で約75.1億円の吸収はデカすぎる。
割安だが初値需要は少ないと読む。急いで買う必要もない。無配であり配当を出す気はまだないようだ。
親引けで複数の企業が買うのは良い材料だかこれから新規に株主になる投資家層が見えない。インカムゲインはないし、キャピタルゲインもロックアップ解除が気になり90日後に再検討したい。
海外配分もあまり期待できない事業だと思うため初値苦戦になる可能性がある。手掛けやすい株価だが見送るのが良いだろう。
ノバレーゼ(9160)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2017年7月07日~2027年7月06日 | 1,813,400株 発行価格254.05円 |
2019年7月16日~2029年7月15日 | 26,600株 発行価格250円 |
ロックアップは90日間でロックアップ解除倍率の設定なしです。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。1,840,000株が行使期限に入ります。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の25,000,000株から算出すると想定価格ベースで約142.5億円になります。
上場延期や中止などにならないのか不安です。
上場が混雑しているため規模を縮小して上場するかもしれません。野村證券が主幹事なのは安心材料でしょう。
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